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会津駒ケ岳
山行日
    2016年4月12日    晴れ   単独  

コース
    会津駒ケ岳登山者駐車場→会津駒ケ岳登山道入口→会津駒ケ岳滝沢登山口→駒ノ小屋→会津駒ケ岳
    →
駒ノ小屋→滝沢登山口→登山道入口→駐車場


 私の歩く残雪期の山の一つに会津駒ケ岳がある。昔は花〜紅葉の季節で、あとは考えたことがなかったが、ネットで皆さんの情報が入るようになると、「一丁、やってみるか」、となって今回で6回目となり、偶然昨年と同じ日になった。2週間ほど前から天気図を見て狙っていたら、本日は好天が予想され、心浮き浮き会津駒ケ岳に向かった。

 昨日は尾瀬、桧枝岐、三国峠降雪、予報では静穏というが、山頂の最低気温は-10℃、風10m/sec、真冬並みだ。2:30家を出る、R121山王トンネルを抜けると路肩に雪、中山トンネル手前で路肩に10cm、館岩に入ると橋の上が凍っていた。更に西進すると道路は凍結状態だった、エンカルをまいていたが、少量で・・・・。6:19会津駒ケ岳登山者駐車場出発、外気温-5℃、風なし、6:23滝沢登山口入口、一応踏み跡を辿って、6:52会津駒ケ岳滝沢登山口、一枚脱いで、アイゼンをつけて7:01山間に入る。
  
  会津駒ケ岳登山者駐車場出発                 左に出ると国道

  
  凍結したR352を少々歩き               会津駒ケ岳登山道入口、この奥にも駐車スペース&WCあり

  
 靴跡あり、しかし、すでに凍っている、いつ歩いたのかな、片道だし、道なりに進む、左冬道はブッシュと化していた

  
   登山口へショートカットコースに入る                踏み跡はクッキリ

  
   カラマツ、ミズナラ、他雑木林                  林道に出て少々進むと

  
   会津駒ケ岳滝沢登山口に出る、   一枚脱ぎ、キャップを手ぬぐい、アイゼンを装着して山間へ、新雪は15cmほど

 7:24下山してくる男性に会う、3時に出て、山頂手前で折り返してきたそうだ。雪質はパウダーで歩きやすかったと。靴は普通の山靴で、重装備はなし、朝飯前の運動にみえた。多分標高点1990m付近だろう。ここまでルートは確実だ、安心材料を得て、ザックが軽くなったようだ。積雪は登山口で15cm、尾根の合流点で20-30cm、7:29国有林の看板、7:48山頂まで4.1km道標。
  
 登山口から20分ほど歩いたところで下ってくる男性  3:00に発って、山頂へ1時間弱の所で戻ってきたそうだ

  
    トレースに安心、ここは通過                 夏道のジグザグした道を進み

  
   標高1350m付近で、南からの尾根に合流する、新雪20-30cm       直ぐ先に、山頂4.1kmの道標

 道標を過ぎると徐々に勾配を増し、8:45ブナからダケカンバとオオシラビソの混生林に入る、標高1650m付近。左に大きくカーブして上って行くと、枝間から燧ケ岳が顔をだす、「おはようさん、ご機嫌よろしいようで」、間もなく右手に会津駒ケ岳の東側小ピーク、P2098が視界に入る。気温の上昇で雪が解けだしたのか雪の重みを感じる、急斜面を上ると、再び燧ケ岳が見える。アイゼンに雪がはりつき、時々ダンゴ状に、払いながら進むも、これでは????
  
   ブナの森、徐々に斜度を増す                        後続の男性、前へ


   ブナの森は、パウダースノーで歩きやすい

  
                   ブナの森からオオシラビソ、ダケカンバの混生林へ


    いい感じのオオシラビソの森


   枝間に燧ケ岳が顔を出す

     
      気温が上昇し、雪に重さを感じる

  
                           また一人、抜いていった

     
          オオシラビソとダケカンバの混生林

  
                    会津駒ケ岳の東側、P2098を沢を介して眺める

  
                                 急斜面を上ると、


   再び燧ケ岳を、


   日光白根山も顔を出す

  
   雪が解けてきた、アイゼンがダンゴ状に、靴に盛り上がった雪が重い、1ヶ月前の三国山と同じだ

 9:41燧ケ岳を眺めながら休憩、アイゼンを外し、手袋を薄ものに、1枚脱いで立ち上がる、急坂も大分ラクになった。10:30標高1990m付近通過、10:40標高2060mの小ピーク、10:44鞍部、10:52駒ノ小屋着、見渡す感動を胸に、最後の上りにかかる。

  森の開けた場所でザックを降ろし休憩、燧ケ岳を眺め・・・、6枚


     








  
   アイゼンを外し、手袋を薄ものに、1枚脱いで立ち上がる、    急坂も大分ラクになった


   変化していく燧ケ岳、立ち止まっては一枚、また一枚






    会津駒ケ岳の山頂が見えてきた


    駒ノ小屋の三角屋根も見えてきた


   駒ノ小屋の三角屋根と会津駒ケ岳の山頂部  画像クリック拡大


  同所から燧ケ岳


   同、日光白根山


  少し進んで燧ケ岳


    燧ケ岳の隣に至仏山


    燧ケ岳の隣に至仏山


 少し進んで、P1990付近から駒ノ小屋と会津駒ケ岳の山頂部 、平ケ岳も見えた 画像クリック拡大


  同所から燧ケ岳&至仏山


  同所から燧ケ岳&至仏山


 ちょっと上がって、展望  画像クリック拡大   燧ケ岳〜平ケ岳


    中央が平ケ岳、左奥が苗場山


  同所から燧ケ岳&至仏山


 標高2060m付近からの展望  画像クリック拡大  平ケ岳〜越後駒ケ岳


 ちょっと下って標高2020m付近、鞍部から駒ノ小屋と会津駒ケ岳の山頂部 画像クリック拡大    


   同所から会津駒ケ岳山頂部


  同所から燧ケ岳&至仏山


  同所の展望 画像クリック拡大  日光白根山〜景鶴山


   同所付近から燧ケ岳&至仏山

    
   上がって、駒ノ小屋の東側ピーク、              振り向けば先ほどの小ピークに一人


 駒ノ小屋と会津駒ケ岳山頂部  画像クリック拡大


   駒ノ小屋と会津駒ケ岳山頂部  画像クリック拡大


  同所から中ノ岳〜越後駒ケ岳


      同所から小屋付近の吹きだまり、と会津駒ケ岳山頂部

 気温の上昇で下の古い雪が島状に現れてきた、急斜面は新雪と下の雪との間に層ができ、滑りがち、少々ジグザグしながら、急斜面を通り、11:13シラビソに囲まれた会津駒ケ岳山頂着。東西南北、ぐるっと見渡し、カメラに、富士山が見えないな、飯豊連峰もやっと、谷川方面もイマイチ、苗場山は特徴からかはっきりしてる。全体的には上々だ。居合わせた5,6人どなたも複数回登頂している、初めてという人はいなかった、病みつきになるのがこの山だろう。
  
   山頂へ進む                            振り向けば先ほどの人がもう小屋に

  
  早いと思ったら、エンジンの調子が?                山頂に到着したようだ


   私も遅れて山頂を踏む、後ろに燧ケ岳&至仏山


   山頂付近のオオシラビソの着雪









    風紋


  会津駒ケ岳、山頂の展望 画像クリック拡大  未丈ケ岳〜丸山岳


   会津駒ケ岳、山頂の展望  画像クリック拡大  未丈ケ岳〜丸山岳


   未丈ケ岳〜丸山岳


   未丈ケ岳、毛猛山付近


      未丈ケ岳


    毛猛山


    守門岳、浅草岳


  丸山岳付近、左に薄く伸びる白い線は、


    拡大すると、飯豊連峰でした


   会津駒ケ岳、山頂の展望  画像クリック拡大  高原山〜越後駒ケ岳


   会津駒ケ岳、山頂の展望  画像クリック拡大  高原山〜至仏山


  越後駒ケ岳


   中ノ岳


   平ケ岳


   谷川岳方面?


   至仏山


    日光白根山


   男体山


   女峰山

  
     また、二人到着                        山頂に着いたようだ、私はそろそろ下ろう

 山頂の周りは新雪の大きな吹き溜まりとなっていて、歩きまわるのが危険、もう空洞になっているようです、一度肩まで落ちました。また二人上がってきました、11:37そろそろ下山にかかります。
  
         駒ノ小屋、燧ケ岳&至仏山を正面に診ながら、


    緩んだ新雪を踏んで山頂を後にする

 下りはラクチンだ、あっという間、11:50駒ノ小屋、小ピークを越え、新雪の緩んだ樹林帯を一気に下る、12:50国道まで3.0kmの道標、登山道の雪は完全にシャーペット状、地面も現れる。13:04国道まで2.6kmの道標通過、左の枝尾根に入る、急斜面をジグザグ下り、13:15国有林の看板、13:30滝沢登山口に戻る。
  
    あっという間に駒ノ小屋                     山頂を振り返る、丸く穏やかな容姿


  駒ノ小屋から南方向展望    画像クリック拡大  高原山〜景鶴山


 下って鞍部から山頂方面を     画像クリック拡大   山頂で会った二人、もう下ってきている

  
                      そろそろ樹林帯へ、これから向かうハイカー


     燧ケ岳展望、見納めとなるか

  
                           オオシラビソ&ブナの樹林帯を下る、下る


   マンサク、咲き始め

  
   国道まで3.0kmの道標                         地面が露出、グシャグシャな道

  
   国道まで2.6km、                   枝尾根に入り急斜面をジグザグ下る

  
   国有林の看板、往路は真っ白だったが              泥濘んだ道を下る

  
                 滝沢登山口着、すっかり雪が消えてしまった

 すっかり雪の消えた林道にはキケマンが点々と咲いていた、今朝にかけて寒かったろう。林道をショートカットして沢沿いを歩き、13:54国道へ、13:59駐車場に戻る。
  
                           マンサク、キケマンが道端に

  
     ショートカットして林道へ                   雪解け水を集めて一気に下る沢

  
                               ほどなく国道へ

 総所要時間は、7時間40分、いろいろ思案して決行したが、終わってみれば天気に恵まれ、山々を眺めながらの上々のスノーハイクだった。ただし、往路樹林帯の中でのパワー不足、アイゼンはスノープレートのついた最新式のものに買い替えよう。
   
 参考: 過去の会津駒ケ岳の記録 2015/4/12  2014/5/7  2013/4/23  2012/4/28  2011/5/4 



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