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会津駒ケ岳
  
山行日
    2012年4月28日   晴れ   単独

コース  概略図はこちら
    会津駒ケ岳登山者駐車場→会津駒ケ岳滝沢登山口→駒ノ小屋→会津駒ケ岳→滝沢登山口→駐車場

                                                        続きはこちらです

 高気圧に被われる連休初日の天気、残雪の山を眺めに会津駒ケ岳に向かった。地図上では100kmほどの距離しかないが、高速道を使って車で走ると約200kmになる、片道3時間はかかる、4:21会津駒ケ岳登山者駐車場を出発。R352を少し進み、会津駒ケ岳滝沢登山口から入る、4:25。林道に沿って5,6台の駐車、多分この人たちも会津駒ケ岳へ行かれるのだろう。橋の脇を通り沢に沿って進む、雪代で増水し、ゴーゴーと流れる恐怖の音、上の沢、下の沢の合流点を過ぎ次の橋を渡ると除雪された道は終わった。雪上を歩き最初のヘアピンを抜けると、左手、登山道に入る(ここは昨年と同じ)、ここで2名の先行者の踏み跡を発見、山間を抜け林道へ再び出る、4:57。行く手にニホンカモシカを発見、静かに近寄って撮る。自然界の生き物は、人間の失ってしまった機能を備えている、私が気づくずっと前に気づき、一定の距離をおいて様子を見ているのである。彼の安全範囲を切れば緊急避難体勢にに入る。ニホンカモシカの場合、人間に襲われることはなく、このことを学習して怖がらないのかな? 5:07登山口に出る、夏山シーズンにはここ林道周辺に駐車し、上っているようだ。
  
  会津駒ケ岳登山者駐車場に停めて国道を少し進む       会津駒ケ岳滝沢登山口から林道を進む

  
  林道は公衆トイレの先で通行止め、脇を通って進むと       二つ目の橋を渡ると除雪してない

  
  ヘアピンカーブを抜けると山道に入る             雑木の道、目印の赤い紐が点々と

  
   林道へ出て少し進むと                   先方にカモシカ   ニホンカモシカをもっと見る

  
  駐車場として開放される場所を過ぎると             登山口、駒ケ岳へ5.3kmとある

 山並で遅れた日の出に雑木林が赤く染まる、しばらくジグザグを繰り返しながら進むと、残雪が登山道に連続する。丁度 “この付近は尾瀬岳国有林です”の看板、5:30。これから先は残雪の斜面、アイゼンを付ける、ここも昨年と同じ。ここを出るとブナの森を急登する、先行者はアイゼンをつけてない、キックステップでこの坂を登りきれるのかな。急坂を抜けやれやれ、咲き始めたマンサクの花に一時の休息を与えられた、5:44アンテナ通過。
  
   丁度東の山から日の出                      山間は赤く染まる

  
   雪が連続してくると                       “この付近は尾瀬岳国有林です”の看板

  
                               ブナの森を急登する

  
    最近の風で倒れたようだ                    急斜面はここを抜けると緩やかに

  
    上って来た急斜面                         雪から抜けた枝にマンサクの花

  
   アンテナを過ぎると                         また勾配を増す

 残雪期の山は真っ直ぐ、近道を通りたくなる、自爆症状である、逆に巻いてこの季節しか見られない光景を楽しむ、私は混在だ。前にも後にも人の姿、声も聞こえない。鳥達のさえずりがチョコチョコ、芽吹きが始まっているのかな。上へ上へと残雪を踏む、早く周りの景色が見えないかな。ブナの森からオオシラビソに変る、厳密には混生林である。雪面を踏む音もバリ、バリからザク、ザクに、そしてチャ、チャに変る、気温の上々で軟化しているからだ。突然ブナの梢の間に燧ケ岳が現れる、待ってましたの光景、まだ白いなあ、駒ノ小屋に出るまで、ずっと追いかけながら高度を稼ぐ。

   ブナと東方向の山並

  
  急坂が続く                               東方向には雲海が

  
                松葉が雪の上に敷き詰めたように落ちていた、強風が吹いたようだ

  
   南方向の枝尾根が左手に接近                    残雪1.0m以上

  
     オオシラビソの森に変る                  といってもダケカンバやブナと混生


     燧ケ岳が現れる


   あっちもいいなあ

  
   トレースは何種も                           会津駒ケ岳の東のピーク、標高点2098mと思う


  大きなクラックが入っている、標高点2098m


  会津駒ケ岳の東の尾根、山頂は左奥      画像クリック拡大


     枝振りからダケカンバと思ったら、ブナだった(中央)


   燧ケ岳、少し上れば山容が変化する


    日光白根山(中央)

 山頂方向も開けてくる、山頂から東へ張り出たゆったりした尾根、大きくひび割れた雪面、写すダケカンバの影、いつまでも見つめてしまう。また少し上ると、日光連山が、頭を出す、それが燧ケ岳の美しさを強調しているようだ。

 会津駒ケ岳の東尾根       画像クリック拡大


   P9028付近、ダケカンバと影が面白い


   日光連山遠望     画像クリック拡大


    ダケカンバ、オオシラビソと燧ケ岳


     日光白根山遠望


      左から、女峰山、小真名子山、大真名子山、太郎山、男体山遠望





   燧ケ岳7枚とオオシラビソ
















 燧ケ岳に目を奪われていると、右手には会津駒ケ岳の山頂部が現れていた、その姿あまりにも白く、ゆるい弧を描き、南に何か言いたそうだ、燧ケ岳を男性的と見れば、会津駒ケ岳は女性的に写る、隣同士である。
  
                          会津駒ケ岳の山頂が見えた


      P1990を目の前にする


   燧ケ岳、至仏山、手前は富士見林道の尾根筋


   燧ケ岳、至仏山、手前は富士見林道の尾根筋


    会津駒ケ岳の山頂部(中央)

  
                            駒ノ小屋手前の小ピーク


  日光連山、燧ケ岳、至仏山      画像クリック拡大


   燧ケ岳、至仏山、平ケ岳     画像クリック拡大

  
                   駒ノ小屋手前の小ピーク、ポールは30m間隔で立っていた

  
   小屋の避雷針が見えたぞ                     山頂直下に3人歩いている

  
   駒ノ小屋                               まだまだ雪が深いぞ


 駒ノ小屋から西側展望       画像クリック拡大


    未丈ケ岳付近


    日向倉山付近


    越後駒ケ岳付近


    中ノ岳付近


    平ケ岳付近


    至仏山付近


     燧ケ岳

 夏道は稜線下を巻いているが、小ピークを2つほど越え、やっと駒ノ小屋の避雷針が見えた。南〜北方向の絶景が待ち受ける駒ノ小屋周辺、素晴しい、7:56駒ノ小屋着。燧ケ岳を真ん中に考えると、左奥に日光連山、右には平ケ岳、越後駒ケ岳、未丈ケ岳と会津駒ケ岳、この展望をゆっくりながめてくれ、と言わんばかりの小屋主の雪の上に備えたイス2つ、でも「昼からは黄砂の影響でガスって、飯豊連峰が見えなくなるよ、早めに・・・・」、これも親切だろう。そう言われてみれば、日光連山、燧ケ岳はガスってきている、山頂へ急ごう。

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