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会津駒ケ岳・中門岳
山行日
    2014年5月7日   晴れ   単独

コース   概略図はこちら
    会津駒ケ岳登山者駐車場→会津駒ケ岳登山道入口→会津駒ケ岳滝沢登山口→駒ノ小屋→会津駒ケ岳→
    中門岳→会津駒ケ岳→滝沢登山口→登山道入口→駐車場

                                      
 【駐車場〜会津駒ケ岳】   【会津駒ケ岳〜中門岳】    【中門岳〜会津駒ケ岳〜駐車場】

 4月下旬に予定していた山行だったが、1週間延びてしまった。雪解けも進み、面白さは若干失われてしまったかも知れない。しかし、芽吹きがはじまり、別な楽しみが増えよう、3:57駐車場出発、4:00会津駒ケ岳登山道入口。昨日まではGWで大変混んだと思うが、今日は2ヶ所合せて3台と少ない。林道をちょっと進むと公衆トイレがあり、駒一の橋を渡る。ここで例年だと通行止めとなっているが、今年はない。もしかして登山口まで除雪してあって、入れるのかな、と思い進んだら、雪が残っていてバックした、これは夕べの話。林道には2,3ヶ所で雪があり、雪の周辺が凍っていた、4:10近道入口。ショートカットの枝尾根コースには雪はなく、4:19出口、ヘッドランプと上着を詰め、4:29登山口着。
  
     桧枝岐村会津駒ケ岳登山者駐車場            会津駒ケ岳登山道入口

  
   近道                                  近道出口

 朽ちてきた木段を上ると山頂まで4.7kmの道標あり、4:35通過、ジグザグしながら進むと国有林の看板、ここで日が昇るのを待つ4:47-4:52。いつもここでアイゼンをつけるのだが、今回はもっと先まで行けそうだ。いつも、ここから尾根に出るまで雪面を急登するのだが、見通した所では雪は断続、夏道が見える。結局、最後の10mほどだろうか、斜めについたステップを急登してメインの尾根に出た。
  
   会津駒ケ岳滝沢登山口                       山頂まで4.7km道標

  
   東の空赤く                             「この付近は尾瀬岳国有林です・・・」看板


  ここで、日の出


  森の中は赤く染まる

  
   登山道に雪が現れる                      雪は直ぐに連続する

  
   急斜面を斜めに上がり                      尾根に出る

 この尾根は幅が広いので、トレースだらけ、目印も沢山ある、真っ直ぐではないが、まず、迷い込むことは無いだろう、上り、下りとも。ブナ帯が下方に、高度とともにオオシラビソ、ダケカンバが混生し、美しい森を形成している。残雪期、樹間、尾根筋から眺める日光連山、尾瀬の山、越後の山、会津の山は素晴しく、毎年来たくなる山だ、国道からダイレクトに上れるのも魅力かな。標高1700m付近から燧ケ岳が頭を出す、樹々、山並の変化と重なって素晴しい光景を覗かせてくれる、7:09駒ノ小屋着。
  
  間もなく山頂まで4.1kmの道標                   一帯はブナの森

  
  雪解けが進み、この辺であと40,50cm            ボーダーの跡、昨日かな?


   島状に雪解けが進む、現在の登山道は真っ直ぐ上に


   ブナからオオシラビソが主となる、といってもオオシラビソ、ダケカンバ、ブナの混生です

  
    オオシラビソの疎林から                   P2098が右手に


   左に燧ケ岳が頭を出す、この辺で動きやすいようにアイゼンをつけた

  
                     まだまだ、オオシラビソの中を縫って上って行く


  樹間から田代山〜燧ケ岳 画像クリック拡大


   小枝が赤くなったダケカンバと燧ケ岳

  
   オオシラビソ、ここで標高1800mほど              右手はP2098

 【燧ケ岳 7枚】標高1800〜1900
















   駒ケ岳山頂が現れる、左が山頂、右がP2098

  
   下山者一人                           小屋のグシが見えた


   2000m付近から駒ケ岳山頂を望む   画像クリック拡大

  
   ▲が駒ノ小屋                          右に駒ケ岳山頂


  小屋手前の小ピークから、燧ケ岳〜平ケ岳 画像クリック拡大


  小屋手前の小ピークから駒ケ岳 画像クリック拡大


  同、燧ケ岳   


   同、至仏山、景鶴山


   同、平ケ岳


  同、兎岳、中ノ岳、越後駒ケ岳


 下って鞍部から燧ケ岳〜会津駒ケ岳    画像クリック拡大


 同、会津駒ケ岳


   画像クリック拡大

 小屋の中で人声がする、まだ寝てるのか? オオシラビソの間から越後の山を眺めながら、半月形の山頂を目指して一気に上る。雪面は表面の氷に食い込む、チャリ、チャリの音、急斜面にしては歩き易い、7:25会津駒ケ岳山頂着、下から3時間半要した。
  
   駒ノ小屋                                右が駒ケ岳山頂


   駒ノ小屋と駒ケ岳山頂


   小屋付近からの眺望、田代山〜平ケ岳 画像クリック拡大


  同、中央が駒ケ岳山頂、左が中門岳方面、右はP2098


  同、中ノ岳、越後駒ケ岳

 まず、気づいたのは雪の少ないことだ、1mほど少ないかな、この時期になれば急速に進むことだ。360度の絶景、何度回ったかな、回る度、何か気づくから不思議だ。一昨日かな、3-5cm、雪が降ったようです。北側に回ると、オオシラビソについてました。中門岳の方を見た時、随分雪面が白いな、と思ったら表面は新雪なんですね。中門岳の方へトレースもありました、雪庇もありますが、クラックは見えません。今日はチャンスだ、中門岳を往復しよう。
  
                     急斜面を一気に、会津駒ケ岳山頂到着


  会津駒ケ岳山頂の眺望、田代山〜景鶴山 画像クリック拡大


  同、燧ケ岳〜三岩岳    画像クリック拡大


 同、日光連山


 同、燧ケ岳&至仏山


 同、平ケ岳


  同、中ノ岳&越後駒ケ岳


  同、真ん中奥に未丈ガ岳


  同、中門岳


  同、中門岳


   同、浅草岳


  同、三岩岳


   一昨日かな? 降雪があったようだ



 会津駒ケ岳〜中門岳   【駐車場〜会津駒ケ岳】   【中門岳〜会津駒ケ岳〜駐車場】

 会津駒ケ岳の山頂を後に、中門岳目指し、雪庇に沿って少々下る。冷たい5-6m/secの風にさらされる、寒い、寒い、耐寒気温は−5℃以下だろう。着込んで、目出し帽をかぶり、タオルをマフラー代わりに、手も冷たいが冬物を持ってこなかった。駒ノ小屋から後についてきた男性は、中門岳へ行くかと思ったが、人影はない。真っ白な尾根筋、トレースはあるが、まだ冬山だ。見渡す会津&越後の山もまだ白いなあ、二つ目のピーク7:55。

  中門岳を北方向に見下ろし、会津駒ケ岳山頂を後にする

  
                       少々下って、中門岳方向、大きな雪庇が残る

  
                         同、会津駒ケ岳山頂を振り返る


  一つ目のピーク付近から中門岳方向


    一つ目と二つ目の鞍部から会津駒ケ岳方向


 二つ目のピークからの眺望、燧ケ岳〜三岩岳  画像クリック拡大


  二つ目のピークからの眺望、中ノ岳〜中門岳  画像クリック拡大


  二つ目のピークからの丸山岳


  同、浅草岳


  同、毛猛山


  同、未丈ガ岳


  同、日向倉山


  同、越後駒ケ岳


   同、中ノ岳、越後駒ケ岳

 二つ目のピークを下り、湿原を一望できる場所、今は真っ白、あの大きな中門岳の標柱はどこにあるのだろう、まさか、寝かせてはないだろう。軽く登り返して、中門岳着。ここも湿原でなく、今は雪原、20-30mほど北側に下って、本日の最北端とする、8:09。地形図では、この先に三角点(1988.0m)があるようだ。北東方向に三岩岳、下に駒ケ岳から流れている御神楽沢が流れている。中門岳山頂に戻って、展望する。

   下って、大きな中門岳標柱のある湿原付近を一望する、


  昨年秋の風景


  同、湿原から西側を撮る、西に派生する尾根のピーク(2038m)と中ノ岳、越後駒ケ岳


  同、ピーク(2038m)をズームアップ


 中門岳から北側に少々下って北方向を一望する、平ケ岳〜三岩岳  画像クリック拡大


  同、三岩岳


  右下方に亀裂


  中門岳最高点からの眺望、会津駒ケ岳〜丸山岳 画像クリック拡大


  中門岳から会津駒ケ岳を撮って、帰路につく

 いつの間にか風が止み、心地よい山頂の気分、誰も来る様子はない。見渡すこの雪は、あと数週間たっても地表は現れないだろう。可愛い湿原の植物が花開くのは6月下旬かな? 山頂を後にし、8:16帰路につく。


      【駐車場〜会津駒ケ岳】  【会津駒ケ岳〜中門岳】  【中門岳〜会津駒ケ岳〜駐車場】



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