燧ケ岳帰り道                                       燧ケ岳TOPページに戻る。

 入れ替わる登山者、この山の景色をみやげに、何処へか去る、どこにでも見られる光景だ。tomoさんが柴安ーから戻って、いよいよ帰路につく。南に急斜面を下り、ミノブチ岳をパスして往路をショートカット、窪地に平行に下った。振り返って眺める白い燧ケ岳、何度見上げただろう。往生した山頂部は、あっという間に樹林帯へ、雪質もべたつかず、アイゼンがダンゴになることなく、長英新道入口に下る、14:02。
  
  俎ーを後に急降下、柴安ーを右手に              ミノブチ岳、尾瀬沼を正面に快適に下る


   朽ちたダケカンバも俎ーの賑わい


  帰路はミノブチ岳をショートカットしてダケカンバと窪地を進む


   時々、山頂部を振り返えっては立ち止まる


 会津駒ケ岳を正面にダケカンバの森を下る


  夏道はどこだっけ、美しい森を瞼に焼き付けて  画像クリック拡大


     会津駒ケ岳を見納め

  
   長い樹林帯を抜け                          長英新道入口へ

 浅湖湿原から燧ケ岳を眺め、この山行をしみじみ噛み締める。三本カラマツ付近から見渡すと、大江湿原にたった一人の人影、静かな尾瀬、ここにあり。今朝見たミズバショウも心なしか開いた感じ、花々と人が舞う日も近いだろう、14:35長蔵小屋。湖上の氷も若干緩んで、気味の悪いこと、落ちたのか、大きな穴が一つ、もうそろそろ限界の湖上横断、尾瀬沼山荘15:00-15:14。

  浅湖湿原から燧ケ岳


  浅湖湿原から燧ケ岳


  尾瀬沼湖畔を進んで、三本カラマツへ

  
   大江川の流れ、上流側                          下流(尾瀬沼)側


  朝見たミズバショウ、「大分開いたぞ」


  ミズバショウ、もうすぐいっぱい咲くぞ


  ほとりに繋がれた舟、妙に、燧ケ岳と調和している


   燧ケ岳   左から赤ナグレ岳、柴安ー、俎ーの3峰、柴安ー手前に御池岳、柴安ーと俎ーの間にミノブチ岳

  
 湖上を再び、   景鶴山                                長蔵小屋


   tomoさんは、ここから眺める逆さ燧ケ岳がお気に入りとか

 尾瀬沼山荘から三平峠までしばしの登り、枝間から燧ケ岳を仰ぎ、またの山行に気ははせる、三平峠15:28。オオシラビソの樹林帯を抜け、ジグザグ下れば、山道も終わり三平橋に、16:11。長い林道歩きも、この山行の締めくくり、顔を出しかけたフキノトウ、無事の帰りを見据えてる、すっかり陽が傾いて大清水着、17:06。
  
  尾瀬沼山荘からしばしの登り                    枝間から燧ケ岳を仰ぎ三平峠へ

  
                         オオシラビソ、雑木の林を抜ければ

  
       四郎岳が視界に                      ジグザグ下って

  
   木段下れば岩清水                       踏み抜かないように足元注意、橋を渡ればほどなく

  
   三平橋、長い林道歩きは燧ケ岳山行の締めくくり             すっかり陽が傾いた大清水着

 総所要時間は、11時間31分、疲労感はいつもと変らないのだが、どことなく体調不良の一日であった。私が山で疲れを感じる症状は、写真を撮るのが面倒になる時、見たいものを見なくなり足元だけに目がいく時、すぐに腰を降ろしたくなる時で、軽→重である。抜けきらない風邪のせいもあるが、前日の庭木に登っての剪定作業で筋肉痛が残っていた、ことが要因だろう。俎ーの最後の岩場は内腿が痙攣寸前だった。柴安ーはパスしたが、これは帰路を考えたら仕方なかった、と思う。燧ケ岳、残雪の春景色を堪能し、無事戻れたことに感謝、tomoさん有難う。

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   参考:2012/9/14 燧ケ岳  2011/9/24燧ケ岳  2010/9/5燧ケ岳  2005/6/6燧ケ岳