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燧ケ岳
  
山行日
    2011年9月24日 雨、曇りのち晴れ   単独

コース  概略図はこちら
    大清水休憩所→一ノ瀬休憩所→三平峠→尾瀬沼山荘→長英新道登山口→俎(マナイタ)ー→熊沢田代→広沢田代
    →御池⇒(シャトルバス)⇒沼山休憩所→沼山峠→長蔵小屋→尾瀬沼山荘→三平峠→一ノ瀬休憩所→大清水休憩所

 さて出発だ、見上げると小粒の雨、何だ、晴れの予想は。まあ、何れ晴れるだろうと歩き出す、3:35大清水休憩所。沢の音を左右に聞きながらヘッドランプの灯りについて行く、4:18一ノ瀬休憩所着。三平橋を渡って左手、山間に入る。まだ止む気配はない、雨具を着けるほどでもない、弱雨である。5:06三平峠着、上空に明るさを感じるが、ヘッドランプは消せない。木道の一部が乾いたままの所あり、スリップに注意しながら下る、三平下(尾瀬沼山荘)5:21-5:32。雨はあがったようだ、晴れていれば日の出を迎える時刻、雲行きを気にしつつ、尾瀬沼に沿った木道を歩く。クサモミジもまだ浅い、トリカブト、リンドウ、タムラソウ、サラシナショウマの花が点々と残る道、帰りに撮ろう、5;51長蔵小屋。宿泊客が競って出発している光景が、いかにも日本人的。東方向に木道を進み、5:56沼山方面を分ける。オオシラビソの樹林帯に入り、緩やかに進む。木々の間から浅湖湿原、こちらの方が紅葉が進んでいるようだ、6:08長英新道分岐点。ここから燧ケ岳へ通じるコースに入る。
  
  大清水林道ゲート                   一ノ瀬休憩所先で三平橋を渡って山中に入り最高点が三平峠

  
 下って尾瀬沼、三平下                        尾瀬沼山荘は煌煌と

  
明るくなるのを待って、尾瀬沼に沿って進む              多少色づいた長蔵小屋付近

  
  長蔵小屋付近で咲き残ったサラシナショウマ         燧ケ岳は厚い雲に覆われて

  
   尾瀬沼周回路分岐                        大江湿原のクサモミジ

  
  大江湿原のクサモミジ奥は尾瀬沼                三本カラマツとミネザクラの紅葉

  
    浅湖湿原                             長英新道分岐点

 点々と朝食中の小Gr、一声賭け前を失礼する。勾配が徐々に増し、荒れた登山道が通行する登山者の多さを物語るのか、大雨なのか、ミノブチ岳に近づくと木段、ハシゴが点々と工事中だった。瞬間的に尾瀬沼が姿を見せる、また濃い霧に包まれる。7:38、ミノブチ岳で右折し北方向に進む。7:43ナデックボコースと合流し、ハイマツの間を抜けて燧ケ岳俎ー到着、7:59。2名先客あり、霧で何もみえず。次々にやって来る、長英新道、見晴、御池から、そして寒いものだから短時間で去っていく。私も限界だ、柴安ーはパスして御池へ向かう、8:27。
  
                  緩やかにオオシラビソとダケカンバの森を進む

  
                         荒れた登山道を急登する

  
                         上の方は只今、工事中

  
                       一旦平坦な場所に出る、一瞬尾瀬沼が見えた

  
     ミノブチ岳を通りナデックボコ−スと合流して三角点のある燧ケ岳俎ー山頂へ

 こちらコース、山頂へ向かう人の多さ、狭い道はきりなく待たねばならない。登り優先をマナーとする日本の登山、息をきらして先に行ってくれ、という方も多い、熊沢田代9:21。一帯のクサモミジはそろそろ見頃、若干陽が差してきたが、まだ山頂は見えない。行き交う人、「もう少しで山頂か」、の問い、「ここまで下りで1時間弱かかっている」、というと「あと2時間かかるのかよ」、っと自分で答を発して進んでった。
  
                 待てど霧はれず下山する、山頂部からダケカンバの森へ


   下方に紅葉した田代が浮かぶ


   早いのか遅いのか沢山のアザミ


   ジョウシュウオニアザミかな


     オオバタケシマランの実


    オヤマリンドウかな?


    シラタマノキ


     クロマメノキ


    ナナカマドが色づき始めた、2000m付近


   熊沢田代を見下ろす


   熊沢田代を見下ろす


    熊沢田代を見下ろす


     熊沢田代から燧ケ岳方面を振り向く


   熊沢田代東側


   熊沢田代休憩所付近


   熊沢田代北側から田代

  
  ハイマツ帯を抜け                         眼下に広沢田代、御池を見る

  
          ダケカンバ、オオシラビソの中の急坂に入る

 熊沢田代を出てハイマツ帯を抜けると、眼下に広沢田代、御池が見えてくる。そしてダケカンバ、オオシラビソの中を急降下、1830m付近の露岩の道で思わぬアクシデントに遭う、“犬も歩けば棒に当たる”、人が行動する上で事故はつきものと言えるが、恥を覚悟で申し上げる。よろけた瞬間ストックと鋭利な岩の間に右手の小指を挟まれ、痛さを感じ、見ると、第一関節からポロリ、血がポトリ、ポトリと岩を染める。首に巻いていたタオルをきつく巻き、左手で抑えること10分ほど、ザックから救急用品を取り出し、ティシュで巻き替えて、上からテーピング用テープをぐるぐる巻き、そして何事もなかったように歩き出す。この間10人以上横を通過してったが誰も気づかなかったようだ、そして広沢田代へ10:06。残りの急坂を慎重に下り、やっと平坦な木道に出て安心、御池10:37-11:00。

  広沢田代、奥は会津駒ケ岳周辺の山


    広沢田代、奥は会津駒ケ岳周辺の山


  広沢田代、奥は会津駒ケ岳周辺の山

  広   広沢田代

  
  やっと平坦な木道に出て安心                Pで待ち受けたアンケート隊に15分ほどお付合い

  
                  シャトルバスで沼山休憩所へ、尾瀬沼目指して木道へ

 11:28、尾瀬沼目指して沼山休憩所出発。沼山峠まで緩やかな登り、時間的にか、下る人がほとんど、11:42沼山峠着。ベンチに高齢の女性一人と中年の男性、親子だろうな、親孝行なことで、付き添ってきたのだろう、温かさを感じたひとこまでした。下って大江湿原のクサモミジ、秋の日差しに輝きを増していた、12:11周回コースと合流、12:13長蔵小屋、12:31三平下着。広場でくつろぐ大勢のハイカー、それぞれの尾瀬を満喫した顔だった。ここから木段を少々上って、12:44三平峠、下って13:19一ノ瀬休憩所、林道を歩いて、13:58大清水休憩所着、ほぼ予定のコースを歩いて、総所要時間は、9時間40分、但し、アクシデントの処置20分、バス待ち時間23分をのぞく時間です。
  
     沼山峠付近                            大江湿原へ

  
   木道でお弁当広げて、美味しそう            レンゲツツジの紅葉も始まった


    大江湿原のクサモミジ、ちょっと早いかなあ


     大江湿原のクサモミジ


    大江湿原のクサモミジ、中央に三本カラマツ


    大江湿原のクサモミジ、燧ケ岳が青空に


    大江湿原のクサモミジ、燧ケ岳が青空に


    大江湿原のクサモミジ、三本カラマツ、カラマツは紅葉はしてない


      大江湿原のクサモミジ、周回コース分岐点付近


    長蔵小屋と尾瀬沼山荘の間、クサモミジと燧ケ岳


        長蔵小屋と尾瀬沼山荘の間、クサモミジと景鶴山


    長蔵小屋と尾瀬沼山荘の間、クサモミジと燧ケ岳


    長蔵小屋と尾瀬沼山荘の間、クサモミジと燧ケ岳


    長蔵小屋と尾瀬沼山荘の間、サクラの浅い紅葉と燧ケ岳


  トリカブト、ちょっと色あせた感じはするが


  トリカブト


    尾瀬沼山荘前の広場

  
    三平峠                               三平峠付近の樹林帯


     南斜面でナナカマドの実

  
 滝を右手に広いスペースに飛び出れば              三平橋

  
  一ノ瀬休憩所から林道をどこまでも                 見えた! 大清水休憩所

 アクシデントの続
戸倉付近で妻に電話し、救急治療の手配を頼む。通常なら赤城北面を走るが、R120から沼田で高速道へ、そして病院へ。レントゲンで状態を観て治療、骨を削り、二度目の処置で小骨を抜き処置完了。2,3cmつまった感じ、医師は全治1ヶ月と言っていた。思わぬところに危険が潜んでいるものですね、というわけでしてご心配なく。


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