気ままな男の山歩きHOME  山行記録(日付順 )  山行記録(山域別)  走れ!“忠治”
sub3-679
燧ケ岳
山行日
    2013年5月5日   晴れ   2名                        後半:燧ケ岳帰り道はこちらへ 

コース
    大清水→一ノ瀬休憩所→三平橋→三平峠→三平下(尾瀬沼山荘)→長蔵小屋→長英新道入口→ミノブチ岳→
    燧ケ岳俎(マナイタ)ー→長英新道入口→長蔵小屋→三平下(尾瀬沼山荘)→三平峠→一ノ瀬休憩所→大清水

 相互リンクしているtomoさんから電話、「武尊山、燧ケ岳、巻機山はどう・・・・」、「実は風邪をひいちゃってね、でも、もう・・・・」、ということで5/5大清水集合となった。5,6年ぶりになろうか、どこやらで強力なウイルスを頂いてきた、咳、喉アレ、鼻水、関節の痛みとバラエティに富んでいるが、幸い熱は出ない。連休前半だったので売薬を2日間服用、症状は変らず、医師に診てもらい、抗生物質等処方してもらう。まさか、と思ったが副作用のめまい、服用を中止して自然回復を待っていた、そしてこの山行となった。

 変な前置きとなりましたが、真冬並みの支度をして、5:35ゲートを通過。入口付近に雪がなかったので、三平橋まで無いのかなと思ったら、ちょっと歩くと雪が現れ、すぐに連続していた。踏みつけられた雪がバリバリ、落葉も霜で真っ白だった、6:29一ノ瀬休憩所でアイゼン装着。今日は危険箇所なしとみて、軽アイゼンと念の為ピッケルを持参した。三平橋を渡り、6:39尾瀬沼への山道に入ると、下ってきた5人ほどのGr、昨日も好天のようだった、お疲れ様。
  
    大清水ゲート                          林道歩き、間もなく雪が出てくる

  
 見上げれば熊棚だらけ、朝一真っ暗な中を歩いて良く遭わなかったなあ    雪が連続する

  
                         一ノ瀬休憩所でアイゼン装着

  
          三平橋を渡ると                    下山Grに会う

 夏道はほとんど雪の下、でもところどころで木段が一部現れている。これがクセモノだ、雪が軟弱になっているので踏み込む危険性がある、慎重に見極めながらの雪道だ、7:12岩清水着、今の時期は水量が多く勢いがある。林道工事の跡を抜け、急斜面をジグザグ5,6回繰り返すと、一気に上がり、緩やかな雑木林に入る。夏道は谷側についているが、少し尾瀬沼寄りについている。落葉樹の枝間から早くも真っ白い燧ケ岳が顔を出す、間もなくオオシラビソの樹林帯に入り、眺望はまったくなくなる、間もなく三平峠着、7:45。案内板が50cmほど雪の上に出ていたが、残雪の多さにビックリ。
  
   木道がちょっと出ているが、穴に注意             沢のキワを通過、落ちないでね

  
   樹林帯の中を                             滝も雪解け水で水量が多い

  
   冬路沢の小橋を渡り、危なっかしい雪道を上って行く       岩清水

  
   荷鞍山                                 四郎岳を南に

  
  ヨイショ                               緩やかになって落葉樹からオオシラビソの樹林帯に


   若干夏道より沼側を進む、枝間に真っ白な燧ケ岳


 オオシラビソと真っ白な燧ケ岳

  
   オオシラビソの樹林帯を北方向に進めば               三平峠に出る

 この辺は鬱蒼とした登山道を連想するところだが、落葉樹も島状にあり、尾瀬沼を眼下に、枝間に燧ケ岳を眺められる。窪地に沿って下り、尾瀬沼山荘の西側で尾瀬沼に飛び出る、8:01。一見全面凍結している尾瀬沼、しかし、もう春です。沢筋から流入しているところは、融雪が進み、氷上歩きも慎重さがいる。沼と平行に敷かれた木道はまだ利用してないのか、氷上に長蔵小屋からまっすぐ踏み跡がついている。湖上の燧ケ岳を眺めながら、氷上を進む、天気上々、輝く残雪の山と湖、八方囲まれた広い空間に、草木、小動物、鳥達の喜びの歌がもうすぐこだまするだろう、8:38-8:49休憩。

     整然と大清水に向かう20人ほどの一行

  
   尾瀬沼を眼下に                          燧ケ岳を枝間に


    眺めながら下る

  
      尾瀬沼山荘西側から                     尾瀬沼に


    尾瀬沼は全面凍結状態に見えるが、・・・・。


    点々と穴があいている。

  
  注意しながら氷上歩き                       尾瀬沼山荘付近通過


    氷上からの燧ケ岳、なかなかの絶景

  
   南側の檜高山                             景鶴山

  
         氷上を渡る人、三平下へ向かう               長蔵小屋方向

  
    半島?付近を横断                        長蔵小屋が見えた


    半島?先端と燧ケ岳


    景鶴山


   長蔵小屋を林間に


     長蔵小屋西側から燧ケ岳 

  
    長蔵小屋のベンチで休憩                    水場があいていた

 長蔵小屋の北側に回れば、ミズバショウとリュウキンカが咲き出していた。今年は寒さの異常、ミズバショウの先端が少し茶色くなっていた、ほんの序奏、力強く台地が見守ってくれるでしょう。大江川を渡って、樹林帯を沼に沿って進む、夏道の木道より歩き易い、浅湖湿原の手前で長英新道が分岐する、9:09長英新道入口。

  長蔵小屋の北側に回れば、ミズバショウ、リュウキンカが咲き出していた


   あと数日もすれば・・・・・。


   ミズバショウ、リュウキンカ

  
                 リュウキンカ                     ミズバショウ


   大江川を渡って、左に三本カラマツ

  
   樹林帯を沼に沿って進む                      長英新道入口

 ここから俎ーまで4.5kmとある。そのうち樹林帯の低勾配が2kmほど続く、夏道は傷んだ木道あり、グシャグシャ・ドロンコの道、U字の溝ありで難儀するが、ほどほどに締まった雪道は歩き易い、もくもくと進む。気づくと森の中に大きな空間が出来ていた、間もなく勾配がきつくなり、会津駒ケ岳を右手に、左手に尾瀬沼が目に入る。抜けきれない風邪に、鼻をすすり咳き込みながらの急坂、歩き易い雪に救われる、真っ白い山頂が窪地の間に現れた時、先が見えたような気がした。今時の燧ケ岳、素晴しい、ミノブチ岳まで辿り着けばあとは惰性でなんとかなるだろう、と考える。tomoさんのショートカットの声もあり、11:02ミノブチ岳着。
  
                         コメツガ、オオシラビソの森をしばらく進む

  
   勾配がきつくなると会津駒ケ岳を右手に             左手に尾瀬沼が目に入る

  
  勾配は増し、快調のtomoさんに一歩一歩・・・・。          下方を振り向き立ち止まっては鼻をかむ

  
     見渡す眺望に押されつつも、調子の出ない時もある、“へこたれたっていいじゃないか、人間だもの”


   会津駒ケ岳、12日前に歩いた時は快調だった


 燧ケ岳、なかなか見応えあるなあ、tomoさんは左の小ピークを越えて、「右にトラバース・・・・」とルートを教えてくれる


   今時の燧ケ岳、キレイだなあ、ミノブチ岳まで辿り着けばあとは惰性で・・・・


   一段上って、変る光景、雪面のダケカンバと影がキレイ

  
  足元ばかり見ていたが上をむいたら会津駒ケ岳、       ミノブチ岳へ着いたぞ

 やれやれ、あと標高差150mほど、この雄大な眺めを感じながら一歩一歩前進すれば、燧ケ岳は目と鼻の先、最後の踏ん張りだ。長英新道に入って、下山者にはあったが、抜きも抜かれもしないのは何故か、誰も上ってこないのかな? ダケカンバの老木帯を過ぎ、御池岳の北側から柴安ーが顔を出す、続いて尾瀬ヶ原と至仏山、武尊山、そして俎ー最後の急登、岩場を巻きながら、やっと燧ケ岳山頂に辿り着く、11:39-12:42。

  ミノブチ岳山頂の眺望、会津駒ケ岳


   目指す燧ケ岳俎ー


    赤ナグレ岳


   赤ナグレ岳


   左に武尊山遠望


    尾瀬沼と日光連山遠望

   
   俎ー目指し、tomoさんに続け!


   夏は花々が咲き競うゆったりした道、もうここまで来れば・・・・・・。


   山頂に4,5人見える、あと100m+かな


 柴安ーが顔を出す、急斜面を一人下っている


    左に至仏山、尾瀬ヶ原も現れる

  
                         山頂に岩場を右に左に

  
              燧ケ岳俎ー山頂到着、左奥が柴安ー(10mこちらより高い)

 先に着いていたtomoさんは柴安ーへ行って来ると、でかけた。山頂直下の急斜面は相当厳しいはず、でもtomoさんなら心配はない。山頂を目の前にした時、数人見えたが、山頂に着くといる、いるざっと50人、御池から上ってきた人が多い。柴安ーへ向かう人は一部、ここでは見えない尾瀬ケ原、今回はパスしよう。上空は真っ青であるが、霞かな、遠望がイマイチ、狭い山頂を周りながら、眺望を楽しむ。吹き抜ける風は冷たく、真冬の世界、一枚着込んで昼食をとる。 時々柴安ーを眺め、tomoさんの戻りを待つ。
  
 tomoさんはちょっこら柴安ーへ向かう @                    A

  
                B                             C


  燧ケ岳俎ーの眺望@、尾瀬沼方面、日光連山遠望  画像クリック拡大


   燧ケ岳俎ーの眺望A 至仏山〜会津駒ケ岳   画像クリック拡大


    燧ケ岳俎ーの眺望B 至仏山〜会津駒ケ岳   画像クリック拡大


 右回りで山頂の眺望    ミノブチ岳、尾瀬沼、日光白根山


   赤ナグレ岳方向


   武尊岳、至仏山方向


 至仏山、燧ケ岳柴安ー


  小沢岳方面


   平ケ岳方面 


   中ノ岳、越後駒ケ岳方面


  未丈ケ岳方面?


   丸山岳方面


  中門岳、会津駒ケ岳方面


  燧ケ岳俎(マナイタ)ー、背景は会津駒ケ岳


 賑わう山頂、燧ケ岳俎(マナイタ)ー、背景は会津駒ケ岳


  
  tomoさん、柴安ーから帰る@                          A

  
               B                               C

   後半:燧ケ岳帰り道はこちらへ



気ままな男の山歩きHOME  山行記録(日付順 )  山行記録(山域別)  走れ!“忠治”