***********************************************************************************
      第一日目レポへ  第二日目レポへ  第三日目レポへ  第四日目レポへ  第五日目レポへ
       
 第六日目
 12/12  晴れ  丸川峠〜六本木峠→鶏冠山→六本木峠〜柳沢峠→大菩薩峠登山口(バス停)   

 後半2日目、日本橋から6日目最終日、夕べは風の音が凄かった。5時起床、コタツとアンカで暖を取ってもらったが、寒かった。ペットボトルの水は半分ほど凍っている、用意してもらったポットでコップ2杯飲む、これが一番暖まる、5:51丸川荘を出発。ほとんど平坦な道かと思ったら、なんで、なんで、大きな岩だらけの道、暗くて良くわからないが、崖の下を崩して造ったような道が続く。岩にかかった橋も時々渡る、徐々に明るくなって、6:23寺尾峠着。ここからは道も大分良くなった、枝間から今日の富士山を見る、ここは風が抜けるのかなあ、梢が鳴いている。
  
   丸川峠出発                             露岩の道、橋が点々と、凍結箇所あり要注意

  
  左から七ツ石山、高丸山、日蔭名栗山、鷹ノ巣山かな?   ここにも石垣を組んだ道

  
  寺尾峠                                 樹間に富士山、お早う御座います

 多少岩場の通過もあったが、順調に歩け、6:37天庭峠、すっかり陽が上って、7:05六本木峠着。道標に従って、稜線直下の道を進むと、7:15林道に出る、小休止。横断して進むと分岐が2ヶ所、7:56鶏冠山(黒川山)着。見晴台で富士山、秩父連山を展望、鶏冠神社を往復し、8:45山頂を後にする。往路を戻り9:25六本木峠に戻る。
  
  笹尾根                                   天庭峠

  
                             小さなアップダウンが連続する

  
  左から大洞山(飛竜山)、前飛竜、雲取山かな             大菩薩嶺のシルエット

  
     石畳                                 鶏冠山の方かな? 違いそうだ

  
   ブナが混生する森に                          枝に艶あり、元気な証拠

  
    六本木峠到着、右奥が鶏冠山への道              一帯は東京都の水道局の管理か?

  
   道は稜線直下を緩やかに造られている              橋もあり

  
   人工林も抜ける                     林道を横断する、どうもこの道も水道局の監視道路のようだ

  
    左に曲って少し進み                           次は右へ

  
   徐々に急坂となり                             枝間に大菩薩嶺

  
    富士山の姿も                           鶏冠山(黒川山)山頂の道標

  
   左上の小高い所に三角点                       三角点から大菩薩嶺

  
   見晴台方向に進むと                          見晴台、岩場に出る


   見晴台からの展望、大菩薩嶺と富士山


    




  秩父連峰展望、金峰山〜雲取山  画像クリック拡大


    木賊山、破風山付近


  北奥千丈岳、国師ケ岳付近

  
  引き返し                                 六本木峠

 小休止して柳沢峠方面に進むと、15分ほどで梅ノ木尾根と書かれた道標に出る。地図もあったがイマイチわかり難い、どちらをとっても柳沢峠に出られそうだ、ナラ坂方面に進む。10:00ナラ坂着、あと400mで柳沢峠のようだ、どうも信じられない、でも誰もいない柳沢峠に着いた、10:06-10:18。
  
   大きな石が下った跡かな?                   3人連れ様お通り

  
   梅ノ木尾根の道標                         地図があり最短で柳沢峠方向に入る

  
   ブナ、ミズナラの混生する森                    緩やかに下って

  
   ナラ坂の道標へ                          間もなく柳沢峠着


   柳沢峠から富士山

 峠の写真を撮って、靴を替え、バスの時刻表を見る、予定した一つ前の11:57までに1時間40分ちょっとある。バス停まで約9km、時速6kmで歩けば楽に間に合う計算だ、さあ、急ごう。バス停までは下り坂、早足で下る、通過車両が少ないので助かる。でも工事場が多いので気も使う。ショートカットできそうな所を探しながら進む、この道路、坂道なので高い法面だらけで降りられそうな場所は無い、急げば廻れか。でも、富士山を撮りながら、懸命に足を運ぶ、10:47高芝トンネル入口通過、残りの距離はわからない。最初の建物が見えた、続いて裂石温泉、もう近いぞ、あっ、見えた、標識“大菩薩峠”、左折して大菩薩峠登山口バス停着、11:49。念のため時刻表を確認、OK、発車まであと8分もある。
  
                    R411、青梅街道を下る、工事箇所多数あり


   半分ほど下った所から富士山

  
   大菩薩峠の標識あり左折                    そこがゴールの大菩薩峠登山口(バス停)でした

 本日の総所要時間は、5時間58分、これで6日間の日本橋から大菩薩連嶺縦走の旅は終わった。合計タイムは、53時間44分、早いか遅いかは問題でない、達成できたことに満足している。出来から言えば、80点というところかな、でも楽しかったねえ。

 旧甲州街道から大菩薩連嶺に入る時、“万物を育む水は山にあり、・・・”と書いた。大菩薩連嶺の何分の一になるかな、石丸峠〜柳沢峠の稜線は多摩川の源流なのである。大菩薩に降った雨は、小さな沢から小菅川、丹波川を下って、多摩川に注いでいる。仙川、野川、浅川も渡ってきたが、皆多摩川の支流だ。東京都の多摩川水系の依存度は20%だそうだ、実に大きい。であるから、水系の維持管理に莫大な費用を投じているのが理解できる、歩いた山道もその一部かも知れない。何も東京に限ったことはないけれど、水の大切さを改めて感じとった6日間でした。・・・・・おわり・・・・・


      第一日目レポへ  第二日目レポへ  第三日目レポへ  第四日目レポへ  第五日目レポへ