★気ままな男の山歩きHOME 山行記録(日付順 ) 山行記録(山域別) 走れ!“忠治”★ sub3-713 日本橋から大菩薩連嶺縦走(後半、五日目&六日目) |
山行日 2013年12月11-12日 コース 概略図はこちら <五日目コース> やまと天目山温泉→湯ノ沢峠→白岩丸→黒岳→川胡桃沢ノ頭→牛奥ノ雁ケ腹摺山→ 小金沢山→石丸峠→熊沢山→大菩薩峠→賽ノ河原→雷岩→大菩薩嶺→丸川峠(丸川荘) <六日目コース> 丸川峠(丸川荘)→六本木峠→鶏冠山→六本木峠→柳沢峠→大菩薩峠登山口(バス停) *********************************************************************************** 第一日目レポへ 第二日目レポへ 第三日目レポへ 第四日目レポへ 第六日目レポへ 第五日目 12/11 晴れ やまと天目温泉〜大菩薩嶺〜丸川峠 後半初日、湯ノ沢峠登山口で明るくなるように、4:17やまと天目温泉を出発する。長い舗装道路に履き慣れたウオーキングシューズで歩く、林道の標高差は400m弱。近くの道の駅で仮眠していると強い風が吹いていたが、今は静かだ。廃屋、ヘアピンカーブを過ぎるとゲートがある、横から通り抜ける、5:12。真っ暗な道、突然、動く1ケの光が前方に、何だろう? 2,3歩進むと消えた、ヘッドランプがカーブミラーに写っていたのだ。勾配が徐々にきつくなる、沢の音を聞きながら奥へと足を進める、湯ノ沢峠登山口に到着、5:51-6:12。靴を履き替え、スパッツ、簡易スパイク装着して作業道へ。6:22、行止まりここから沢に沿った山道となる、消灯。 やまと天目山温泉、さあ、出発だ 焼山沢真木林道を進み廃屋を過ぎるとゲート、横からIN 湯ノ沢峠登山口、山靴に履き替えて・・・ しばらく作業道を歩き、ここから沢筋の山道に もう、すっかり明るくなって沢の氷も綺麗だが、沢を右に左に、所々で道が凍っていて脇目もほどほど。沢は分れ、水かさを減らしていく、右側から回り込み、6:51水場を通り、6:54避難小屋、林道終点を回って、6:57湯ノ沢峠に出る、前半はここで主稜線を外し、やまと天目温泉へと下った。今日は、左折して、続きの主稜線を進む。 橋あり、スリップ注意 アチコチ凍結あり、落葉でわからないんですよ 沢の氷、綺麗ですね 水場、避難小屋より3分 避難小屋 裏は林道終点、駐車場とトイレ 湯ノ沢峠、前半は右から来てやまと天目温泉へ下った 2mほどの笹の中を歩く、笹は刈り込まれ、南面の崩落ヶ所は左に大きく巻くような道に変えられ歩きやすくなった。勾配を上げ、露岩の道に出ると、霊峰富士も機嫌よく迎えてくれた。南アルプスを左手に、富士山を時々振り返りながら進む、小ピークを越え、白谷丸へ近づくにつれ、ダイナミックな眺望が気持ちを高揚させる、7:35白谷丸着。 笹道を登り、 南面の崩落ヶ所を左に大きく巻いている 尾根に出ると露岩の道を進み 小ピークへ 今日は富士山が機嫌良さそう、小ピークへと進む 小ピーク付近から富士山 小ピークを北側から白谷丸 山頂付近に目立つ三角岩 白谷丸南側からの展望 画像クリック拡大 同、八ヶ岳、奥秩父の山 同、ズームアップして金峰山、北奥千丈岳 同、ズームアップして八ヶ岳 同、南アルプス遠望 同、ズームアップして甲斐駒ケ岳付近 同、ズームアップして北岳付近 同、ズームアップして悪沢岳付近 幾重に重なる尾根の向こうに霊峰富士 白谷丸山頂1920m 前半で歩いた滝子山からの峰々、御坂山塊の奥に一際高い均整の取れた富士山の姿、誰しも魅せられてしまう、日本の象徴である。富士山を眺める絶景ポイントは多々あるが、ここからながめる富士山も私の好きな一つだ。北面を少し下り、7:38やまなしの森林100選 黒岳の広葉樹林を抜け、軽く登り返して黒岳1987.5m着、7:50。 白谷丸山頂から富士山 白谷丸北面を下り やまなしの森林100選 黒岳の広葉樹林 鞍部付近から美しい森 樹林帯の中を上る 山頂部はコメツガが多い 黒岳山頂1987.5m 黒岳山頂は、コメツガを主とした針葉樹林帯の中にあり、眺望はない。2,3分下ると、大峠、雁ケ腹摺山への道を東側に分ける、牛奥の雁ケ腹摺山への道は道なり、北方向へ進む。樹林帯の中を小さくアップダウン、笹道を進むと川胡桃沢ノ頭に出る、8:20。ここの富士山も素晴しい、山名はクルミサワノカシラと呼んで、“川”は読まないようだ。 北側へちょっと進むと 大峠、雁ケ腹摺山への分岐、東方向へ 牛奥の雁ケ腹摺山への道は北方向へ アチコチに倒木あり P1965付近 妙な格好のダケカンバ? 笹道を進むと川胡桃沢ノ頭 川胡桃沢ノ頭から富士山 富士山を眺めながらの下り 立ち止まっては富士山を眺め、気分爽快、ここまでは足もまあまあ絶好調、しかし、今の季節って、誰もいないんですね、時間が早いのかなあ。川胡桃沢ノ頭から100mほど下り150mほど登り返すと牛奥ノ雁ケ腹摺山、東の雁ケ腹摺山から見た富士山は古い\500札に印刷されていたようだ、9:01-9:16小休止。 牛奥ノ雁ケ腹摺山へは、100mほど下り150mほど登り返す 鞍部付近から牛奥ノ雁ケ腹摺山 同、黒岳を振り返る 同、南アルプス〜八ヶ岳を一望する 画像クリック拡大 同、八ヶ岳 同、八ヶ岳の左側に霞沢岳、乗鞍岳岳 鞍部付近から登り返しながら富士山 辿ってきた山並を背景に、高き神々の座、いい感じですね。この山頂は富士山を眺める以外、眺望はイマイチです。山頂部だけ不毛と化していますが、雪が薄っすら残り、化粧し直したようで眺める景色も尚更良いかな。 牛奥ノ雁ケ腹摺山山頂 牛奥ノ雁ケ腹摺山山頂から富士山、手前奥が黒岳 ここから小さくアップダウンを繰り返し、樹林帯に出たり入ったり、凍った登山道に2回すってんころり、カメラを心配したが撮れているので安心した。笹の斜面と枯死した木々が見えてくると小金沢山は近い。 樹林帯に出たり入ったり 昨日の霙だろうか、道は各所で凍りついている、左は滑らないが、右がクセモノ 途中のピーク この辺は雪だったのかな 鞍部付近から南アルプス左から農鳥岳、間ノ岳、北岳 同、富士山、手前は牛奥ノ雁ケ腹摺山 小金沢山の山頂近し 黒岳方面を振り返る 登り返しながら富士山 牛奥ノ雁ケ腹摺山から30分ほど、9:54小金沢山2014.3m山頂着。ここの山頂は北〜北西にかけて眺望はないが、富士山の展望はここも素晴しい、大菩薩連嶺の中ではベスト3に入ろう。雲取山〜富士山にかけてのパノラマ、残念ながら丹沢山塊は見えなかったが、素晴しい眺望だ。 小金沢山2014.3m山頂 小金沢山山頂から雲取山付近 同、鷹ノ巣山付近 同、雲取山〜富士山 画像クリック拡大 同、富士山 10:03、大菩薩峠目指して北面を下る。しばらくの間、主稜線では珍しい岩尾根が続く、登山道が部分的に凍り、アップダウンに要注意、神経を使った、こうした場所では決して転ばない、転ぶ時はどこか弛んでいるんでしょうね。笹尾根が見えてくると安心、大菩薩峠も近い、10:41狼平、10:57牛ノ寝通り分岐点、11:02石丸峠着。 小金沢山の北面を下る 岩尾根のアップダウンする道 凍結部もあり慎重を要した 笹の山を見てほっとする、左奥が熊沢山 南アルプスと大菩薩湖 笹の原を下り 狼平へ 登り返して 南アルプスと大菩薩湖 画像クリック拡大 小金沢山を振り返る 左が熊沢山、右奥が大菩薩嶺 少し下って 牛ノ寝通りを分ける もうちょい下って石丸峠 峠から熊沢山 峠から熊沢山の南東斜面へ、上り出すと霜解けでグシャグシャ、良く滑る、危険はなく短時間だったけれど悪路だった、下りは嫌だなあ。登山道は平行していた東京都の水道局が管理している防火帯に上部で接近し、熊沢山の直下を進み、山頂の道標に出る、11:18。ここまで歩いてきて本日初めてハイカーに会う。 熊沢山南東斜面から富士山、左は小金沢山 登山道横に防火帯、東京都水道局の標柱 南東斜面を緩やかに進むと 熊沢山の道標 富士山を眺めるハイカー、本日最初に会った人 道はここから北向きに変り、凍りついた樹林帯を下る、嫌な所だ。少し下るとまた一人、次は大勢の自転車隊、停まって通過するまで待っていてくれた。この樹林帯の中、漕げないと思いますが、担いでいた方もいました、大菩薩峠着11:33-11:41小休止。本日の宿泊、丸川荘は素泊まりなので、介山荘で温かいうどんでも、と思っていたら休みのようだ。登り返して、11:51親不知ノ頭、下って11:58避難小屋のある賽ノ河原、上って標高2000mの標柱通過、12:26雷岩、大菩薩峠から行き交う人も点々と、大菩薩嶺への樹林帯に入る。 富士山周辺に大分雲が出てきました 大菩薩峠への凍った下り道 自転車隊、25名 下って大菩薩峠 自転車がもう一人、介山荘は平日は休み? 大菩薩峠から大菩薩嶺(右奥)、左は親不知ノ頭 大菩薩峠から富士山 登り返して大菩薩峠、熊沢山を振り返る 親不知ノ頭 親不知ノ頭から富士山 親不知ノ頭からの眺望、富士山〜金峰山 画像クリック拡大 ちょっと下って避難小屋 一帯は賽ノ河原 点々とハイカーを見かける 標高2000m標柱付近から富士山 雷岩 雷岩の道標 道標から雷岩 雷岩の道標から奥へと進む 樹林帯を緩やかに進むと7,8分で大菩薩連嶺の最高峰、大菩薩嶺着、12:34-12:51休憩。山頂は樹林帯の中にあり眺望なし。一面雪があり、冷蔵庫の中だった。ここからの下山を考え、折角運んできたアイゼンを装着した、この間2名やってきたが、写真を撮って帰ってしまった。深田久弥の日本百名山の一座、故に写真撮りにかな。 大菩薩嶺2056.9m山頂、眺望なし ここから北側に少し下り、北西方向に向きを変え、稜線直下を巻くように丸川峠へと下る、眺望はなし。コメツガの森は、黒岳の広葉樹林と同様、美しい。相当昔の造りだろう、石垣の残る道がある、丁寧に造られているのには、スクラップ&ビルトの時代に生きている人達には考えられない技だ。この道を通る人、いないかなと思ったら踏み跡から2,3人は歩いているようだ、そしてまた一人シートをザックに縛り付けた男性とすれ違った。大菩薩連例の裾から富士山が見えてくると、丸川峠は近い、13:52丸川山荘着。 北側から北西方向に下る コメツガの森が美しい、稜線下を進む 石垣の残る道 富士山が見えると丸川峠は近い ちょっと急坂を下って 丸川峠(丸川荘) 丸川峠から富士山 本日の行程はここまで、総所要時間は、9時間05分、まあまあお天気に恵まれた富士山観賞の山歩きだった。宿泊した丸川山荘は12月は土日以外は休み、自炊が条件のようだ。昨日電話で予約を入れたら、「仕事があるので山へ上る、開けて待っている」、と言われて後半の日程が決まった。13、14で予定していたが急遽変更して良かった、感謝、感謝である。 北側、明日はここから柳沢方面へ 燃料の薪 丸川荘付近から夕暮れ 落日の富士山 今宵の宿、丸川荘、ランプの灯と薪ストーブが懐かしい 明日は、いよいよ最終日、きっと、うまいこといくだろう。そんなことを願いつつ、6時就寝。 第一日目レポへ 第二日目レポへ 第三日目レポへ 第四日目レポへ 第六日目レポへ |
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