*********************************************************************************** 第一日目レポへ 第二日目レポへ 第三日目レポへ 第五日目レポへ 第六日目レポへ 第四日目 12/4 晴れ 行程:初狩駅前〜滝子山〜やまと天目山温泉 4日目、やまと天目山温泉からのバス時刻のこともあり、朝飯をキャンセルして早発ちとする、尾根に取り付く頃明るくなるよう、初狩駅前を出発する、4:50。700-800m歩いて日本橋から101.0kmの標記あり、出発点が約100km、ここまで歩いた旧街道が駅入口付近で101kmで偶然かな、ほとんど差異がないことになる。暗くて良く見えないのだが、中央本線を越えた所で右カーブし、旧道にちょっと入って、R20に出て、旧甲州街道に入る、5:34。線路の下を通り、左に曲り、平行して進むと笹子町原公民館に出る、5:56。 4日目出発点の初狩駅前交差点 700-800m歩いた所に日本橋から101.0kmの標記 笹子町白野で旧道へちょっと入る 年代ものかな、庚申塔あり 出て直ぐに右に入り、 原入口バス停 線路を越えて線路沿いに進むと笹子町原公民館へ 次ぎの角を右折して、次ぎの角をもう一度右折 ここで日本橋からの旧甲州街道歩きは終わった、ここまで歩いた距離は105.5km、感心することは、よくぞ谷間の狭い場所に、旧甲州街道、甲州街道、中央本線、中央自動車道をねじれ合せながらケンカしないように造ったものよ。旧道は削られながらも、その歴史を見つめてきた、そしてリニア新幹線が串刺しするように走り抜けようとしている。まさに、古き甲州街道があり、現在の中央自動車道があり、未来のリニアに繋がろうとしている。人々とともに素晴しい繁栄の歴史を刻んできた動脈である、民族の無限の探究心に拍手を送りたい。そして私は、これから山に向かう、万物を育んできた水、これは山にあり。これぞ日本橋と山を結びつけるからだ、そこに歩く価値があると考えた。右折して大菩薩連嶺最初の峰、滝子山に向かう。 突き当たって左折、角の滝子山の道標 道なりに進み、高速道路を渡ると 道標あり、 右手が桜公園の駐車場 6:05高速道路の上を通り、桜公園を右に、林道は間もなく右折して橋を渡り、左折して大鹿川沿いを進む。次のおそ沢の手前に、滝子山・笹子駅の道標がある、足元もライトなしで見えるようになった。ここに踏み跡があり、寂ショウ尾根(注)への取付きとみた。6:25、ここを入ると、直ぐに壊れた小屋があり、その先で踏み跡は明瞭となった。徐々に勾配を増し、6:40鉄塔の脇を通り、人工林を抜け、6:52林道を横切った、ここに寂ショウ尾根の道標あり。トラロープを使って踏み込み、雑木の尾根を進む。コナラからブナの混在、左右とも谷で尾根筋はハッキリしているので迷いこむことはまずない。 注) 道証地蔵から予定していましたが、府中の友に薦められて歩くことにしました。昭文社の地図ではコースは破線表示になっています。入口は前後にある(?)ようですが、合わさって、鉄塔脇通過しているようです。 橋を渡り左岸を進むと、右手に滝子山道標あり、踏み跡があったのでここから取り付く 直ぐに小屋跡あり 踏み跡が明瞭となり鉄塔へ出る 右手に峰の山か、人工林の中、多少勾配を増してくる 林道を横断する 寂ショウ尾根の道標あり 広葉樹の尾根に沿って進む、左右とも深い沢のようだ 右奥が山頂かな? 露岩にペイントマーク、連続する岩場はもっと先 ブナとコナラの混生林に変る 大きなブナが1株ありました 7:13露岩の白いペイントマークを見て、しばらく進むと岩場が連続してくる7:51、これから先はしばらくストックは不要でしょう。岩が乾いていたので歩きやすく、小木もしっかりしている。間もなく、8:35西側の浜立山への尾根を分け、小さなピークを越えて登り返せば滝子山である、8:53-9:09。 この辺から岩場が連続します 程度問題ですが危険な場所はありませんでした 左手、浜立山P1482でしょうか 乾いてましたし、小木も頼りになりました 雲間に富士山の頭が・・・・・ イワカガミが沢山生えてます 正面は山頂かな? 浜立山分岐点 右手奥が山頂のようです 富士山がちょっと見えてきました 雲が払われるといいのだが 生憎、雲が多く眺望は期待はずれ、小休止して山頂を後にして大谷ケ丸に向かう。9:16鎮西ケ池、9:20笹子駅下山口道標、緩いアップダウンを繰り返し、10:06尾根の道標、10:09大谷ケ丸山頂着。 滝子山山頂1590.3m着です 山頂から八ヶ岳、雲がありますね 同、富士山 向かう大谷ケ丸、ハマイバ丸、大蔵高丸、その向こうは黒岳でしょう 下って鎮西ケ池 笹子駅下山道標 尾根伝いにアップダウンを繰り返す 滝子山を振り返る 突き当たり 直ぐ左が大谷ケ丸 樹々の間から南アルプス北部を眺望する、もう真っ白だ、鳳凰三山、甲斐駒ケ岳まだ少ないかな、10:15ハマイバ丸へ向かう。10:16滝子山分岐点、緩やかな起伏、ブナの尾根を通り、10:27米背負峠、10:45天下石、ツルウメモドキの群落を抜けて、南アルプスを眺望、富士山も大分見えてきていい感じ、小ピークを2,3越えハマイバ丸山頂へ、11:22-11:32。 大谷ケ丸山頂から南アルプス、北岳付近 同、甲斐駒ケ岳付近 ブナの尾根を進む、いい感じ 米背負峠 天下石 軽くアップダウンを繰り返すと、ツルウメモドキの群生地に出る これはバラだと思いますが? 南アルプスを一望できました、左から聖岳、赤石岳、悪沢岳、蝙蝠岳、塩見岳、農鳥岳、間ノ岳、北岳 左から聖岳、赤石岳、悪沢岳 左から農鳥岳、間ノ岳、北岳 左から悪沢岳、蝙蝠岳、塩見岳、農鳥岳 左から農鳥岳、間ノ岳、北岳と右手に甲斐駒ケ岳 甲斐駒ケ岳付近をズームアップ 富士山、相変わらずの雲で 多少雲がとれてきたかな 南アルプス一望 画像クリック拡大 ハマイバ丸山頂 富士山を眺め小休止、ハマイバとは漢字で“破魔射場”、破魔矢(弓)と射場なんだ。この辺の山名に“丸”が付くの何故か? 古い朝鮮語で森を“マル”と云ったらしい、桂川周辺には多くの百済人が住んでいたとか。ここから笹道を抜け、草原のような場所を渡る、緩やかに風になびき、誰もいない尾根に風情を添えていた、大蔵高丸11:58-12:06。 ハマイバ丸山頂から富士山 笹道を下る 草原の中を行く 富士山を眺めながら 富士山の雲は相変わらず、西の南アルプスだけはまあまあ見えている。近い北側の大菩薩の峰に雲がかかってきた。予定のピークはここで終わり、湯ノ沢峠へと下る。 大蔵高丸山頂 大蔵高丸山頂から富士山、手前は三ツ峠山 カチカチに凍った道を下る 鹿避けのトビラあり 苔についた霜かな、霧氷のようなものかな、結晶が綺麗だ 湯ノ沢公園って書いてあったかな? 峠の向こうに白谷丸、黒岳かな 霜でコチコチの北に面した登山道を下り、12:32湯ノ沢峠着。人声の林道側に進むと、草払の男性が4人、休憩中だった。私の姿を見るや、「誰かいた? どこまで?」、「天目山温泉に下る・・・」、「登山口付近で熊出没・・・、鈴をつけ・・・」と言われるから、早速カウベルをつけて下山道に入る、12:42。 湯ノ沢峠 湯ノ沢登山口への下山路 水場付近、凍結してます 登山道 氷の芸術としておきましょうか 沢も凍結が始まってます こんな所を下って 林道(作業道?)終点です しばらく進むと焼山沢真木林道に出ます ここが湯ノ沢峠登山口です 熊のことは忘れて、沢筋の氷の芸術を観ながら下り、13:06林道(未舗装の作業道?)、13:15湯ノ沢峠登山口、ここから舗装された焼山沢真木林道を歩く。 土木作業の音を耳にしながら4kmほどの道を下り、県道218号線に14:14出る。その直ぐ先がやまと天目山温泉が本日のゴールである、14:16着。 林道を下ります、4kmほどあるのかな 廃屋も数戸ありました 県道218号線にでました 前半4日のゴール、やまと天目山温泉到着です 本日の総所要時間は、旧甲州街道が1時間06分、滝子山山行が8時間20分で、9時間26分だった。ちなみに旧甲州街道歩きの合計は、105.5km、所要時間は30時間21分だった。 当初の予定では、天目山温泉で一風呂浴びてと思っていたが、水曜日で定休だった。17時12のバスまでは、時間がありすぎる。タクシーを頼もうとしたら、auの携帯は圏外(docomoなら通じるらしい)、いっそのこと歩いてしまおう。歩き出すとタクシーが後から来る、でも先客が乗っていた。トンネルを抜け、少し進んで街(?)が見えた所でもう一度電話を試みる、通じた。タクシーは20分ほどで来たかな、あとはトントン拍子、19時には最寄り駅に到着した。 これで前半を終了、後半は天気を良く読んで出かけたい。寒さは厳しくなるだろうが、大菩薩、富士が見えなきゃ、只の山。青空を期待しよう。 第一日目レポへ 第二日目レポへ 第三日目レポへ 第五日目レポへ 第六日目レポへ |