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常念岳・蝶ケ岳
  
山行日
    2009年10月22日   晴れ   単独

コース
    三股駐車場→三股分岐→前常念岳→常念岳→蝶槍→蝶ケ岳→三股分岐→三股駐車場
     コース概略図はこちら    参考(同コース山行):  2007年9月20日     2005年10月12日  
 
【前編、三股駐車場〜常念岳】  【後編、常念岳〜蝶ケ岳〜三股駐車場】へ

 今年も僅か、あと北アルプス(常念岳&蝶ケ岳)、南アルプス(鳳凰三山)、八ヶ岳(編笠、権現)三つを歩きたい。晴天の続く中、三股からの常念岳&蝶ケ岳一周を目指す、今回で同じコースを歩くのは3度目。雪を頂いた槍・穂を眺めながらの尾根歩きを期待して、5:00三股駐車場を出発する。林道を10分ほど歩き三股へ、ここから登山道に入り、橋を渡った所で蝶ケ岳、常念岳の道を分ける、右折していきなり急坂を登る。少し緩やかになった所で、蝶ケ岳方面増水時の道を分ける。左右に沢の音を聞きながら再びジグザグに急登する。一枚脱ぎ、もう一枚脱ぎ、5:35消灯。樹間から赤く染まった東の空を見ながら、カーブを刻む。6:03日の出のようだ、南西の山並が薄っすら赤く染まる。コーナーを曲がる度に色濃く変化していく光景を見ながら進む。やがて登山道にも日が差し込む、次の瞬間、木々の間から眩しい太陽を直視する。赤く輝いた山並は徐々に薄くなって昼光色となっていく。蝶ケ岳の山容を樹間に見ると間もなく、P2207付近に出て急坂も一段落する、6:58。
  
   三股の道標                             蝶ケ岳の迂回路分岐

  
   樹間から朝日に染まる山並(蝶ケ岳付近)          登山道に一筋の光

  
   蝶ケ岳の山並が徐々に                    東斜面から眩しい太陽

  
  蝶ケ岳の山並が徐々に                    朝日が木々を赤く


      蝶ケ岳の山容を小木の枝間に

  
   樹間から蝶ケ岳                      残ったダケカンバの紅葉が青空に映える


   蝶ケ岳の山容、一番右が蝶槍

  
     倒れた堀金村の道標P2207付近              山頂まで4.1km(三股まで3.1km)

 ここから常念岳山頂まであと4.1km、半分弱歩いたことになるが、ここまでが忍耐、あとは天気も良いことだし、時々見える山並を潤滑油に持久戦だ。しばらく緩やかに泥濘んだ道を歩き、左に蝶ケ岳、右に前常念岳が見えてくると、再び急登となり、花崗岩の間を進み間もなく樹林帯を抜け、亜高山帯に入る、7:30。花崗岩のガレた岩場を目印に沿ってしばらく足を運ぶ。振り返れば辿ってきた深い樹林帯、たなびく雲の上に、四阿山、浅間山、八ヶ岳、富士山、南アルプスの山塊を遠望する。高度とともに蝶ケ岳も手前に、P2592,P2512が見え、その奥に穂高の山並が白い頭を出し、刻々とその姿を変えていく。どこかなと思ったピークは前穂高岳と奥穂高岳だった。期待通りの光景を目にして、足元に力が入る。花崗岩のよじ登りと跨ぎを繰り返し、緩やかになると目の前に避難小屋が現れた、8:40、前常念岳8:42。
  
    しばらくオオシラビソの中を緩やかに進む、所々で前常念岳、


    蝶ケ岳を望む


  再び花崗岩の点在する道を急登する、前常念岳、


   蝶ケ岳と常念岳の間の峰々

  
   樹林帯はここまで                   ハイマツ帯に入ると間もなくガレた花崗岩の間を急登する


  左から蝶ケ岳、P2592,P2512

  
  P2512の左右に穂高岳の白い頭が              樹林帯を振り返る


    P2592,P2512の奥に穂高岳


      左から前穂高岳、奥穂高岳、涸沢岳、北穂高岳


     富士山、南アルプス遠望


    蝶ケ岳と穂高岳、クリック拡大(プラウザでお戻り下さい)


    左から前穂高岳、奥穂高岳、涸沢岳、北穂高岳


    左から前穂高岳、奥穂高岳、涸沢岳、北穂高岳

  
    蝶槍の右奥に乗鞍岳               こんな花崗岩帯をよじ登る

 腰を下ろし絶景に見入る、白馬岳、鹿島槍ケ岳、爺ケ岳、餓鬼岳、立山&剱岳、針ノ木岳&蓮華岳、御嶽山&乗鞍、・・・・・・、山頂を踏んだ山々を一望。上越、日光方面は雲に覆われているようだ。足場の悪い花崗岩の飛び石、最近降った雪の残る北側斜面と低木の紅葉の残る南斜面を行ったり来たりしながら小ピークへ、ここで下山する男性に会う、絶景を満足そうに話す。「日帰りなんて、・・・・・・」、結構いるようだ。常念小屋分岐(通行止め)9:03、常念岳の北側に回り込んで、主稜線に出る、9:35。槍ヶ岳を一望する、残念、背景に雲がありさえない。でも絶景は絶景、見渡す素晴らしい山並に常念岳山頂を目の前にして、足は進まず。この時、この場所、その瞬間しかない光景、ゆっくり見て行こう、9:47常念岳山頂着。
  
   前常念岳避難小屋、右側に入口              前常念岳一等三角点


  前常念岳から御嶽山&乗鞍岳遠望


  前常念岳から鹿島槍ケ岳&白馬岳遠望


     前常念岳から剱岳&針ノ木岳方向の眺望


      東〜南の眺望、四阿山、浅間山


    東〜南の眺望、美ケ原&八ヶ岳遠望


     東〜南の眺望、富士山&南アルプス遠望

  
                         北側に面した登山道に残る雪


     蝶ケ岳、常念岳、奥に穂高岳


        主稜線北側の山並と遠望

  
    山荘分岐(通行止め)                     ハイマツ越しに常念岳

  
    御嶽山&乗鞍岳                       前常念岳と八ヶ岳遠望


    常念岳の谷側の急斜面

  
   御嶽山&乗鞍岳                           立山&剱岳

  
    槍ヶ岳が視界に                       主稜線から三股方面分岐点


   分岐点付近から槍ケ岳〜鹿島槍ヶ岳の眺望


   常念岳北斜面、山頂は左上、若干凍結したジグザグな道

 居合わせた上越市から来た若い男性曰く、「見るもの全て新鮮、こんな景色二度と見られるのだろうか」、と。「時の運でいいんじゃないですか、・・・・」、と。見渡す山並をカメラに、話しながらのカメラワーク、どうも抜けたりダブったり、結局沢山撮っちゃって、後の整理は何とかなるさ、冷たい風に一枚着込み360度の絶景を堪能する。薄っすらかぶった雪化粧、言葉にならない槍・穂の峰、まだ解けるだろうか、寝雪となるだろうか、天のみぞ知る自然の姿。一人、三股から上ってきた男性着、どの顔も山頂が似合うようだ、10:20山頂を後にする。
  
                               常念岳山頂


【常念岳山頂の眺望】

   右回り   @四阿山、浅間山遠望


      A八ヶ岳遠望


      B富士山、南アルプス遠望


     C中央アルプス遠望


       D御嶽山、乗鞍岳


       D〜I、御嶽山〜鹿島槍ケ岳      クリック拡大(プラウザでお戻り下さい)


     E〜G、前穂高岳〜槍ケ岳      クリック拡大(プラウザでお戻り下さい)


     E穂高岳


     F大キレットから白山遠望


       G槍ケ岳


    H鷲羽岳、水晶岳


      I立山、剱岳遠望


  左から鷲羽岳、水晶岳、真砂岳、野口五郎岳、手前は大天井岳


     左から鷲羽岳、ワリモ岳、水晶岳、赤牛岳


    竜王岳、立山、剱岳


   後方が針ノ木岳と蓮華岳(右)、手前は燕岳


   旭岳、白馬岳、鹿島槍ケ岳遠望



    常念岳から蝶ケ岳へ辿る道、蝶槍との間に2つのピーク、奥P2592,手前P2512

  【後編、常念岳〜蝶ケ岳〜三股駐車場】へ

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