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 沢山のトレースのある雪庇、日白山から二居集落の距離が短く利用者が多いとか、鞍部に赤い目印があり、トレースもここで減った。登り返して、三角点のあるピーク(二居俣ノ頭)に立つ。ここで2回目の確認だ、地図上にある両端崖のヤセオネ、どう見ても見当たらない。雪庇で被われているのかな、とりあえず、無いので安心する。上部の崩落は思ったより小さいようだ、これも安心材料。もし、引き返す場合はこの辺から派生する枝尾根が3本ほどある、気温はあまり上昇してないので、エスケープに利用できよう。tomoさんは慎重だ、お陰で安心してついて来られる。全部で数ヶ所巻いたが、私が考えるより、気遣ってか、大きく巻き、丁寧な歩き方をしていた。10:11最初の鞍部、10:27-10:47三角点のあるピーク(二居俣ノ頭)でルート見極め、12:15危険地帯脱出(標高1700m付近)、12:54一ノ肩で登山道に無事合流。tomoさんは、ほっと胸を撫で下ろしたことでしょう。

   日白山の下り、兎に角急で、飛び込むような格好でした

  
  日白山から南に下る                   この辺は大勢歩いた跡があり、分岐の目印か、ブナに赤い紐が

  
  3人ほどの新しいトレースを踏んでP1584.1に登り返す     日白山を振り返る


 P1584.1から尾根の雪庇の状態を眺める、この直ぐ先


  ずっと見通すと上部に崩落した跡あり


  拡大すると、要注意かな、樹林帯の中を巻けそうでもある


  最初の崩落ヶ所、トレースも樹林帯の中を巻いていた


 ここの亀裂を渡って藪を漕いだんですよ(tomoさん提供)


 うーん、この先はどうなっているのだろう


 ここも安全をみて樹林帯の中を巻く


   雪庇の上に出て、巻いたヶ所を振り返る


  ここで、上部をtomoさんが望遠レンズで観察、「通過できそうな感じ」、と言う


 尾根筋から注意深く観てきたが、影になっている崩落ヶ所あり


   トレースはここも大きく巻いていた


  笹、シャクナゲを漕いで無事通過


    上部の崩落ヶ所に大分近づいてきた

  
  tomoさん、「こんな所でテントを張ったのか          ここでトレースは途切れていた、西側へ下ったようだ


   ここで前方を展望する  画像クリック拡大  


  いよいよ怪しい場所に近づいた


   雪庇を急登し、


   クロベの森を漕ぐ


  抜け出た場所から辿ってきた尾根筋を振り返る  画像クリック拡大


  1550m付近、前方にもう一ヶ所、怪しい場所が・・・   画像クリック拡大

  
    一息入れて、最後の難所へ?                 その先は一ノ肩だろう?


 樹林帯をかすめて、 ダケカンバと苗場山にみとれて一枚


  また、雪庇の上へ、辿ってきた雪庇の尾根  画像クリック拡大


   ここを歩いていた時は、もう、ルンルンでした(tomoさん提供)


  最後は呆気なく抜けてしまったようだ  画像クリック拡大


  崩落ヶ所を振り返る


  抜けてきたクロベの向こうに苗場山


 振り向いても、どこをどう通ってきたか?


  もう一ノ肩は直ぐ先、雪庇は終わり雪原に近い、ここでtomoさんの安全宣言  画像クリック拡大


  近いピークにtomoさんのステップも軽く

  
          トレースだらけの緩やかな斜面、ハイマツ、笹、シャクナゲがあちらこちらで葉を出していた

  
  一ノ肩で登山道に合流                           間もなく大山祇碑

 一ノ肩からはお互い通い慣れた道、合流点から露出した道をアイゼンをつけたまま歩く、tomoさんは途中で外してましたが。13:16平標山の西のピーク、13:25-13:54平標山山頂。山頂に近づくや、天空は青空に被われ、新潟県側の眺望に見入ってしまった。特に、朝から辿ってきた雪庇の道を何度も目で追った。

  平標山は歓迎ムード、天空は青空に、手前のぴーくから巻機山〜平標山を一望  画像クリック拡大


  同、手前のピークから茂倉岳〜平標山  画像クリック拡大


  同、仙ノ倉山、平標山


   空は青空、気持ちはウキウキ、予定外の平標山山頂だ(tomoさん提供)


  平標山西斜面から帰路通る一ノ肩、松手山、その奥に苗場山、

  
   平標山山頂                         平標山山頂から大源太山の頭がちょっと、群馬県側は曇り


  同、仙ノ倉山


  同、仙ノ倉山


  同、巻機山方面


   同、日白山方面


 同、苗場山〜巻機山   画像クリック拡大


  同、巻機山〜仙ノ倉山  画像クリック拡大

 ここで、こんなことを書くのは可笑しいが、一ノ肩までは聞いていたが、その先、平標山往復は聞いてなかった。私の足と回復してきた天気のお陰か、付け足してくれたのだろう。山頂の景色は見るたびに違うものだ、まだ深い雪に覆われた越後の山、まだまだ雪遊びできそうだ。


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