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日白山、平標山
山行日
    2014年4月20日   薄曇   2名

コース   概略図はこちら
    湯沢町三国二居集落→二居峠→東谷山(ヒガシタニヤマ)→日白山(ニッパクサン)→一ノ肩→平標山→
    一ノ肩→松手山→二居集落

  【前編:二居集落〜日白山】   【中編:日白山〜一ノ肩〜平標山】へ 【後編:平標山〜松手山〜二居集落】へ

 相互リンクしているtomoさんの誘いで日白山へ、天気ももちそうだと言う。うまくいったら、日白山から一ノ肩までの尾根を歩いて、松手山から下山する話、半分期待し家を出る。途中は雨、三国トンネルを抜けると霧雨に、二居では止んでいた。薄暗かったので登山道を確認、5:09二居集落の駐車スペースを出発する。雪解けの進んだ集落を進むと、旧三国街道宿場とあって、それらしい雰囲気が伝わってくる、良い感じ。しかし、今日は山行だ、5:19最奥の二居峠登口へ、ここから雪道とある。ジグザグした旧街道を所々でショートカットして通過、雑木林を抜けると休憩所のある二居峠だった、5:57着。
  
  湯沢町三国二居集落入口の駐車スペース         隣が宿場の湯、全体は曇りだが一部青空に月が・・、

  
 旧三国街道沿いの宿場、石仏はその時代のものか          旧二居本陣富沢家、建物は明治に再建

  
 北方向に進むと二居峠への道標あり                 二居峠登口、ここから雪道

  
   杉林から雑木に                           ショートカット、へアピンカーブ連続

  
                              林間を抜けると

  
    二居峠                                休憩所あり

 二居集落を見下ろす二人、国道17号線だけが今の世に目立つ。ここから尾根に取り付く、いきなり笹と朽ちた倒木の藪に入る。5分ほどで抜け、連続する雪庇上に出る。天空は曇り、周辺の山並には霧がかかる。アイゼンに体重をまかせ、快調に前進する。山並も徐々に雲間から頭を出しつつあった、先方には鉄塔が見え、朽ちた雪庇に注意を払う。咲きかけたマンサクが雪庇街道を飾ってくれた、6:25鉄塔。
  
   峠から二居集落を見下ろす、国道17号線         ここから尾根に取り付き、尾根伝いに進む

  
  南方向に平標山の一ノ肩、松手山                まず、鉄塔が目に入る

  
                      時期が時期だけに、雪庇は所々で崩落している

  
  あっちの方まで本当に行くのかなあ        恐る恐るマンサクの花を覗き込む(2枚、tomoさん提供)

  
     送電線保守用の道に入り                       鉄塔へと進む

  
 国道右遠方に頭を出した山はどこかな                仙ノ倉山が頭を出す

                
     東谷山はどこかな、まだ見えない                   雲の上の山、?

 ダケカンバの幼木帯に入ると、霧氷が現れてくる。あまり条件が良くなかったのか、ツキがイマイチだ。おまけに日差しが弱い、空は真っ白、進む方向から逆光、数を撮って何とかなるかな。霧が出てきたり、薄日が差したり、繰り返しながら回復兆にあった。見えない東谷山、霧氷と、森が楽しませてくれた、ダケカンバ、ブナともに人が踏みこめないだけに自然のままで残っている、7:48東谷山山頂部着。
  
  高度が上って、霧氷が現れてきた               力強く、「・・ショ」

  
                        ダケカンバの幼木の間を進む

  
   崩落した雪庇は上を巻いて                    開花、起き上がったマンサク

  
                  狭い雪庇、先方はガスっていて、山頂は?


   薄日がさしてきた、霧氷が少し輝いて見える

  
     「tomoさん、キレイだね」                   「もう一枚撮って・・・」   (2枚、tomoさん提供)


   うまくいけばあの尾根を歩いて・・・

               
                            怪しい雪庇、谷寄りは注意

  
   鉄塔は下の方に                           あれは、苗場山だ


   勾配を増す、踏み抜き注意


   辿ってきた雪庇の尾根を振り返る


    また、何を撮ってるのかな? (tomoさん提供)

 【ダケカンバ、ブナの森の霧氷】  8枚









   背景は苗場山、ついに雲の上に



       





  
  ブナの森から抜けて急斜面に                    仙ノ倉山〜平標山〜の山並一望


  ガスってきたぞ 画像クリック拡大

  
                           薄日、希望の光となるか


   大分前屈みだなあ、仕方ないんだよね、急坂なんだもん


  また、雲がとれた、一ノ肩までの尾根が徐々に大きく、クッキリしてくる


   先方はボヤッと、東谷山の山頂か


  平標山周辺 画像クリック拡大


  東俣ノ頭とシッケイノ頭間に滝雲、「群馬県側は天気が良くないのだろう」、とtomoさんは言う


  日白山が現れ、ぐるっと尾根を一望する 画像クリック拡大


   日白山と進む尾根もかすかに

  
                 山頂はどこかな?   雪の下でわからない


 多分山頂はこの辺だろう  画像クリック拡大

  
                       日白山方向に張り出した雪庇に進む


   日白山の左に谷川岳、右に万太郎山


   日白山まで、ここまで来ればあと一息だ


   振り向けば苗場山、と一筋の雲、「一番低い三国峠から流れてきている」、とか


 東谷山山頂の眺望@  画像クリック拡大


  東谷山山頂の眺望A  画像クリック拡大


  東谷山山頂の眺望B  画像クリック拡大

 大量の残雪で広々とした雪原と化した山頂部、曇り空の下ではあるが、見渡す眺望もまずまず、8:22日白山目指して出発する。鞍部まで下って8:32、一時ではあったが、無数に走るクラックに些か緊張、P1519へ登り返して眺望に安堵する。また下ると左手にタカマタギが頭を出す、雪解けが進んでいるようで、周辺のあちらこちらに崩落の跡が見えた、日白山着、9:10。
  
                   東谷山の山頂を後に日白山目指して出発する


      日白山との間には小ピークが二つ、 気持ち良さそうな雪庇歩きだが、

  
                        クラックが所々にあり、東谷山の東側の鞍部く


  同、鞍部から東谷山を振り返る、左手奥に苗場山


   東谷山を背景に撮られてました(tomoさん提供)


 同、たなびく雲   画像クリック拡大


  同、日白山


  同、日白山

  
                       進行方向左手奥にタカマタギが頭を出す


 日白山から一ノ肩へ伸びる尾根 画像クリック拡大


 P1519東側鞍部から東谷山を振り返る


 P1519東側鞍部から東谷山を振り返る


  日白山の西側小ピークへの登り返し


   タカマタギ方向を眺める


 小ピークから日白山〜一ノ肩への尾根一望 画像クリック拡大

  
                       小ピークを下って日白山へ最後の上り


 日白山到着、東〜南の展望 画像クリック拡大


   平標山付近


   仙ノ倉山付近


   エビス大黒ノ頭付近


   万太郎山付近


   オジカ沢ノ頭付近


     谷川岳付近


     朝日岳付近


   大源太山付近


   タカマタギ付近

  
                            山頂部にも大きな亀裂が


  次に目指す一ノ肩までの尾根を眺めながら早い食事


  「腹ごしらえも出来たし、れっちごーといくかね」

 絶景をオカズに早い昼食、tomoさんが温めたコーヒー&肉饅頭をご馳走になる。今日は暑かったり、寒さを感じたり、脱いだり着たりの繰り返し、上空が不安定なのだろう。この先、色々検討した結果、一ノ肩までの間に、見た目ヤバイと感じる場所は、2/3ほど先に1ケ所、大きな崩落の跡あり、右手の樹林帯が巻けるか否か。それと、地図上にある両サイド崖のヤセオネ、三角点のあるピークの先、これがここからは見えない。危なかったら、引き返して、枝尾根を伝ってエスケープを考える。天気OK、お互いの体調OK、ということで準備完了9:52、いざ行かん。

   いざ、一ノ肩へ行かん

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