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大菩薩嶺
  
山行日
    2012年11月16日   晴れ   単独

コース  概略図はこちら
    上日川峠(ロッヂ長兵衛)→唐松尾根分岐(福ちゃん荘)→雷岩(主稜線出合)→大菩薩嶺→雷岩(唐松尾根分岐)
    →上部岩→賽ノ河原(避難小屋)→親不知ノ頭→大菩薩峠(介山荘)→石丸峠→狼平→小金沢山→牛奥ノ雁ケ腹摺山
    →小金沢山→狼平→石丸峠→小屋平→上日川峠

    参考ページ:2010年12月10日2008年12月1日2006年11月13日

 ロッヂ長兵衛のHPによると「昨日、一昨日降雪あり、でも積もらないだろう」、と書いてあった。天気予報では午前中一時曇り、風7,8m/secだった。山行予定としては、1案を大菩薩連嶺縦走(大菩薩嶺〜滝子山)、2案を大菩薩嶺〜牛奥ノ雁ケ腹摺山とし、上日川峠を4:53出発する。気温は−3℃、晴天、2,3m/secの風、福ちゃん荘まで緩やかに進む、平行して林道もあるようだ、5:16。ここから唐松尾根方向に入ると勾配を増す、足元の灯りを頼りに樹林帯を進む。10分ほど歩くと塩山の灯だろうか、樹間から眺める。もくもくと高度を稼ぎ、小ピーク1811mに出る、5:41。
  
  上日川峠の道標、大菩薩方面の登山道に入る       福ちゃん荘脇の分岐点道標、唐松尾根方向に入る

  
  10分ほど歩くと街の灯が眼下に、塩山かな?          小ピークP1811

 東の空が幾分明るくなり、枝間から向かう雷岩付近が見えてきた。間もなく富士山がクッキリ南方向に姿を現す、5:49。明るさを増す、高度を稼ぐ、主稜線に近づいたようだ、南側の眺望は良好、南アルプスと甲府盆地の灯を眺めながら主稜線に出る、6:09、道標は雷岩となっている。日の出までには少々時間あり、大菩薩嶺を往復する、6:15大菩薩嶺、折り返して6:20雷岩。
  
                        足元は暗いが、富士山が現れる
    
  
   主稜線に近づく、富士山&大菩薩湖              南アルプス荒川岳付近&甲府盆地

  
  主稜線合流点から富士山                      雷岩(主稜線合流点)

  
                                 大菩薩嶺山頂

 7,8m/secの風があり、寒さを堪えて、明けゆく富士山&南アルプスを見つめる。刻々と変化していく、富士山に朝日がさし始める、じっと見入り、シャッターを重ねる。山頂部に陽が差し、日の出を撮ろうと急いで移動したが一瞬遅かった、陽が昇ってしまった。

【雷岩付近の眺望】
  
   戻って、雷岩                            雷岩から富士山、日の出近し


   陽がさし始めたようだ、6:20(甲府の日の出6:22)


  山頂部が薄っすら赤く、6:23

  
 枝間からご来光、急ぎ移動したが昇ってしまった        大菩薩嶺も赤く、南アルプスも


 富士山&南アルプス、朝日に浴びて   画像クリック拡大


 同、南アルプス、甲斐駒ケ岳&仙丈ケ岳


 同、南アルプス、北岳


 同、南アルプス、荒川岳


 同、南アルプス、聖岳


 同、富士山

 雷岩付近も朝日に染まり、雪を頂いた山々は白さを増してくる、6:37標高2000mの神部岩、下って、6:55避難小屋のある賽ノ河原着。夢中になって寒さを忘れていたが、指先がどうにもならない、ホッカイロを握って、登り返し、6:59親不知ノ頭、岩場を下って7:12大菩薩峠着。
  
   雷岩を南方向から                          神部岩(標高2000m)


  神部岩から富士山


  同、大菩薩嶺西斜面に八ヶ岳&秩父連峰西部

  
   避難小屋へ下る                          賽ノ河原の道標(避難小屋あり)

  
    少々登り返して親不知ノ頭                    南に大菩薩峠&熊沢山


   親不知ノ頭から富士山


    同、横浜方面


 同、筑波山遠望


   親不知ノ頭付近から富士山


 同、南アルプス   画像クリック拡大


 同、南アルプス荒川岳付近と甲府盆地 

 介山荘の休憩所に寄ろうか、しかし、寒そうだ。登り返して温まろう、北斜面を一気に登り、7:24熊沢山の道標のある山頂着。小さい起伏を繰り返し、風の当たらない岩場、東斜面に出る、小休止10分。
  
  下って大菩薩峠                          南に少々登り返して熊沢山


  熊沢山から富士山


  熊沢山から富士山


  熊沢山から富士山

  
  小さい起伏を3,4ヶ所越えて                   東京都水道局の防火帯に出る


  笹道を下りながら小金沢山と富士山

 熊沢山の東斜面を下り、もう霜解けがはじまっていた、7:49石丸峠着。雪が薄っすら残る道を登り返し、途中、牛ノ寝通りを分け、P1957へ。ここの岩場もなかなかのビューポイントだ。
  
  石丸峠、上日川峠への道を分ける(2案の帰路予定コース)    熊沢山を振り返る

  
   P1957北斜面、昨日の雪が薄っすら残る           牛ノ寝通り、を分ける

  
 P1957北西斜面から熊沢山と奥に大菩薩嶺             同、向かう小金沢山&牛奥ノ雁ケ腹摺山

  
       P1957付近から 、東京方面は霞んでいるが東京スカイツリーが薄っすら見えた

  
   同、筑波山                              同、丹沢山


  同、熊沢山を振り返る


   同、熊沢山西方向に乗鞍岳、八ヶ岳


 同、南アルプスと大菩薩湖   画像クリック拡大


  同、向かう小金沢山&牛奥ノ雁ケ腹摺山

 下って、笹の原、狼平に出る、8:14。薄っすら残る雪の上に昨日歩いた靴跡が残る。ここから再び樹林帯に入り、根っ子と岩の道のアップダウンを繰り返す。テープ等目印は多いが、積雪期は要注意である、最後はブッシュのような場所を抜け、小金沢山山頂着、8:52-9:14。

   下って狼平から熊沢山

  
                     狼平から4つ,5つ樹林帯の中の小ピークを乗り越える

  
                             小金沢山山頂着   


   小金沢山山頂から富士山


   小金沢山山頂から富士山


   同、南アルプス聖岳、赤石岳、荒川岳(左から)


   同、八ヶ岳、中央が赤岳


 同、奥多摩の山塊  画像クリック拡大


  雲取山付近


   鷹ノ巣山付近


   川苔山付近


   大岳山付近


   丹沢山付近

 山頂での眺望を満喫して予定表を見ると、8:30着休憩20分となっている、20分強の遅れ。緩やかに下り、立ち枯れ帯を通過し、南アルプスを一望する。富士山も大菩薩連嶺の山並とともに素晴しい光景を見せてくれる。どれが良いって、全て新鮮、優劣つけがたしという感じ。軽く登り返して牛奥ノ雁ケ腹摺山着、9:48。時間的には更に遅れを増している。このままでは、多分滝子山の下りで日が落ち、交通機関の乗り継ぎもうまくいかないだろう。従って、戻って石丸峠経由で上日川峠へ戻ることにする。
  
   立ち枯れ帯を抜けると                       南アルプスが一望できる


 南アルプス一望  画像クリック拡大


  小金沢山・牛奥ノ雁ケ腹摺山間から富士山


  小金沢山・牛奥ノ雁ケ腹摺山間から富士山


  同、乗鞍岳遠望


  小金沢山・牛奥ノ雁ケ腹摺山間から富士山











  
                               牛奥ノ雁ケ腹摺山


  牛奥ノ雁ケ腹摺山から富士山〜南アルプス 画像クリック拡大


 同、富士山、手前は黒岳


 同、富士山、手前は黒岳


 同、富士山、手前は三ツ峠山


   同、丹沢、伊豆大島遠望


   同、伊豆大島遠望

 前からも、後からも誰もやって来ない、青空の下、ゆっくり眺望を楽しみ、10:04牛奥ノ雁ケ腹摺山を後にする。笹道の緩やかなアップダウン、 針葉樹から雑木の森へ変り、樹々の間から、紅葉の残る下界を望む。途中で南行する男性に会い、富士山を一望すると間もなく小金沢山まで戻る、10:35。
  
                         笹道の緩やかなアップダウン

  
      針葉樹の森を抜け                      雑木の森へ


  再び視界が開けると牛奥ノ雁ケ腹摺山と富士山が現れる

  
  倒木帯を抜け                            小金沢山へ

 木の根、露岩、倒木に悩まされながら、4,5ヶ所小ピークを越えれば、南アルプス方面がが大きく開け、小休止。樹間に熊沢山を眺めれば、下って間もなく狼平、11:05、二人に会いこれで4人目。笹道を緩やかに上れば、展望抜群のP1957、西方向の山並を茶菓に一休さん。下って上日川峠への分岐点、11:23石丸峠に出る。
  
                              木の根、露岩、倒木を越えて

  
    小ピークを越えれば                       大きく視界が開け


  南アルプスを一望する 画像クリック拡大

  
                       少し下れば狼平、帰路で4人目のハイカーに会う


 軽く登り返して岩場より西方向の山並を一望  画像クリック拡大

  
  戻ってきた牛奥ノ雁ケ腹摺山を振り向き                 石丸峠へと下る

  
      石丸峠                            熊沢山の南をトラバース


    大菩薩での富士山もそろそろ別れ


     またの機会に大菩薩連嶺縦走はおあずけ

  
                       ブナの森からカラマツの人工林へ、高度を下げていく

  
                        道は緩やかになり林道を渡る

  
    カラマツ林を下れば                     小屋平で県道を横切る、ここにバス停あり

  
   カラマツ林の道は続く                     沢を2,3ヶ所渡り

  
 落ち葉を踏んで登り返せば                     上日川峠着

 石丸峠からの道は初めて歩く、熊沢山の南面をトラバースぎみに降下しながら進む、霜解けの道でグシャグシャ。富士山の最後の写真を撮って樹林帯に入る、落葉広葉樹からカラマツの人工林へ、林道を僅かに踏んで再びカラマツ林へ、高度を一段と下げて、11:46小屋平という場所で県道に出る、ここには同名のバス停があり、石丸峠入口とある。県道を横切り、大菩薩湖を左下に見ながら進む、沢を2,3ヶ所渡り、落ち葉を踏んで少し登り返せば出発点の上日川峠へ着く、12:22。総所要時間は、7時間29分、第2案の短縮コースで終わった。機会をつくって、連嶺を日帰りしたいものだ。本日は晴天下の富士山を十二分に堪能できた、これだけで充分満足できる山行だった。


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