平成二十一年七月二十日     Before  写真集目次へ  Next

 朝の散歩から帰ると、「忠治、赤城山へ行って来るか」って、お父さんが言いました。うれしくって、「キャッキャ、キャッキャ」、ぼくのリュックにオヤツとお水を持って「出発!」 今日は赤城山で一つ残っている小黒檜山だそうです。この山は最高峰の黒檜山の北側にあって、あまり訪れる人のない山で道もないんですって。大沼から沼田へ向かって走り、五輪峠を越えて下ると黒檜橋に出ます。ここから歩き始めました。


お父さんが準備していて、「しまった、自分の水と食料を忘れちゃった」、と橋からのぞいていました。「いいや、あまり時間はかからないだろう」、とそのまま出発です。道路からカラマツ林へ草を分けて入りました。



笹のない斜面を選びながら、しばらく歩き小休止です。



どちらを見ても笹が生い茂っています。



こんな感じの斜面を急登します。



まだ首が出るところは良いのですが、ぼくは笹に沈んで先が良く見えないんです。深い所はピョンピョン跳ねながら、岩のゴロゴロした所も通りました。時々「コッチだぞ!」言われて向きを変えました。



「ヨイショ、ヨイショ」このくらいの笹ならいいのですが。



もう少しで、尾根に出るそうです。



やっと尾根に出ました。



木の間に黒檜山が見えてます。            まだずっと笹が続いているようです。
    


ここからも深い笹と枯れ枝に足を取られながら、進みました、もうヘトヘトになりそうでしたが、「忠治、もう少しだ、ガンバレ」、と山頂を前に休みました。そこから見た黒檜山です。小黒檜山はここまで来ても見えません。



「もう少しだって、ぼく頑張るぞ」



ここの笹は低いですが、ほとんどぼくは沈みっぱなしです。



やっと、電波の反射板のある小黒檜山山頂に着きました。



こちらの方向が沼田方面だそうです。山は雲に覆われてます。



お水をいっぱい飲んで、ダニを払ってもらって、ひと休みしてます。丁度反射板の陰で気持良いですよ。



下りはラクチン、お父さんにぴったりついて急斜面を下りました。ここが道路に出たところです。



反対側に、標高1373mの大きな看板があり、背景に今登ってきた小黒檜山1644mが見えています。




そして、車を止めた黒檜橋です。水はありませんでした。スピードを出して走っていく車に注意しながら撮ってもらいました。



「距離は短かったようですが、結構きつかったですよ、何しろ道がないんですから」



オヤツを頂きました。いろいろミックス、おいしかったでーす。



お水飲んで、今日も楽しかったでーす。これで赤城山の1/25000地形図に出ているピークは完歩だそうです、バンザーイ。



帰り、街中の信号で停車した時、「忠治、顔がダニだらけだ」、と言われ撮られました。



「ぼくには見えないのですが、やだなあ、ワン」



家に帰り、さっそくダニをとってもらいました。ぼくも3匹、足、尻尾についていたダニをやっつけました。全部で12匹、「まだ、たくさんいるぞ」、ってお父さんが言ってました。


2009年7月21日
ぼく、昨日は疲れちゃったみたい。夕べも良く眠ったし、今日は朝からこんな格好で失礼してます、すみませんねぇ、ZZZ。




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