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編笠山・権現岳(八ヶ岳)
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山行日
    2017年9月3日   晴れ   単独 

コース 概略図はこちら
     観音平→雲海→押手川→編笠山→青年小屋→ギボシ→権現岳→三ツ頭→八ヶ岳横断歩道分岐→(八ヶ岳横断歩道)→観音平


   1.観音平→編笠山   2.編笠山→権現岳   3.権現岳→観音平   この山行で出逢った花

 先日8/24の同時刻、ザックを背負ってここに立った、夜中は星が出ていたが何と雨が降り出した。2時間ほど様子をみたが止む気配なく、帰宅した。今日は再訪である、4:20観音平の駐車場を発つ。本日は日曜日、晴の予報で4:00でほぼ満車だった。ヘッドランプを頼りに、しばらく進む、大きな岩の間を抜けると白々してきた、5:00雲海、明けゆく富士山をおかずに朝食をとる。薄い雲が漂い、シャープさに欠ける。

     観音平の駐車場 4:00でほぼ満車                    編笠山に向けて出発、駐車場の標高は1560m
  

     人工林の遊歩道からゴロゴロした急坂へ                    大きな岩の間を抜けて
  

                   平坦な雲海へ                   ここの標高は1880m、南東の展望良し
  

   雲海から富士山を望む


 スピードを競うわけではないが、雲海で1名、押手川の手前で2人目に追い越された、歳は半分ないだろう、仕方ないなあ、5:38押手川。この辺の森林は山梨の100選だとか、コメツガ、シラビソにダケカンバが少々混生している。石ころと根っこの間を急登する、目印をよく見てないと方向を見失ってしまいそうだ。間もなく陽がさし森林が輝く、美しさに立ち止まってしまう。

         岩の間を急登して                          押手川、ここの標高は2100m
  

   うっそうとした森、


                           テープ&ロープ、ペイントマークあり、
  

                                   森の中に陽がさす
  

 6時を回ったころ、樹間から南アルプスを一望、続いて富士山、こうなると足が自然と早くなる、気分ですね。高度を増すにしたがって、樹高が小さくなり、鉄梯子を越えると、見渡す景色が一段と開けてくる。道の左手には山頂まで続く岩石が見えてくる、もうすぐ山頂だ、6:37-6:54編笠山。

   ちょっと南が開いて南アルプスが視界に入る、左に鳳凰三山、真ん中に北岳、右に甲斐駒ヶ岳&仙丈ケ岳(右)


  続いて富士山を枝間に


    鉄梯子を上って                             ハクサンシャクナゲのトンネルを抜けると亜高山帯
  

   南アルプス


    富士山


   画像クリック拡大   茅ケ岳〜富士山〜南アルプス


    その右遠方に中央アルプス


    その右に御嶽山、間もなく編笠山山頂到着



                        編笠山2524m山頂、風が少々あり寒いが展望良好
  

 ここの眺望は何度見ても素晴らしい、今日はちょっと雲が多いが、それでも、八ヶ岳、北アルプス、乗鞍岳、御岳山、中央アルプス、南アルプス、富士山&御坂山塊、ちょっと東に寄れば秩父の山並も見える。山頂の気温は5〜6℃(駐車場が9℃だった)、少々風があり、ヤッケを着込む。山頂には7,8人、寒いのですぐに引き上げてしまう。

   北に権現岳&ギボシ、赤岳、横岳、阿弥陀岳


     権現岳とギボシ(左)


    阿弥陀岳の左に天狗岳


    天狗岳の左に蓼科山


   画像クリック拡大  山頂の展望 白馬岳〜南アルプス


   白馬岳方面


    立山方面


      槍ヶ岳、穂高岳方面


   乗鞍岳方面


   御嶽山方面


    中央アルプス方面


    南アルプス方面


  富士山


   画像クリック拡大 編笠山から眺める八ヶ岳


   画像クリック拡大 編笠山の東〜南方向の展望




      2.編笠山→権現岳   3.権現岳→観音平   1.観音平→編笠山

 雲の様子からして先を急ごう、ここから北東方向の権現岳を目指して下る。樹林帯を少々通り、抜けると眼下に青年小屋、背景に切り立った権現岳の山体、近づいたなあ、隙間だらけの岩の上を渡り歩き、7:16-7:24青年小屋。

         眺望を楽しんで青年小屋方面に下る                        少々樹林帯の中を、スリップ注意
  

                                     足場悪し、急坂を下る 
  

        間もなく正面に権現岳、真下に青年小屋


   画像クリック拡大 もう少し進んだ所から八ヶ岳展望


    編笠山を振り返る                               すぐ下に青年小屋、    岩の上、下りは慎重に
  

    青年小屋到着                                   奥のテント場、20-30張
  

 テント場を見ると、スゴイ数、そうか、さっき小さい子を連れた家族に会ったっけ、これで納得。少々登り返して、7:47のろし場。ここも本日のコースの中で絶景ポイントだ。遠望する日本アルプス、若干クッキリしてきたようだ。見上げるギボシの急峻な岩壁と権現岳に吸い込まれそう。

    登り返して、振り返る編笠山


    南東方向に富士山


   高度が上がると編笠山の左に再び南アルプスが現れる




   岩場を通り                                    のろし場に出る、標高2530(≒編笠山)
  

    のろし場から南アルプス


   ギボシ、権現岳(右)


                       のろし場からギボシに向かう、クサリ場前でストックをザックに
  

 この上はクサリ場が連続する、行き交う人もいること、足元に注意を要す。若干待ち時間が発生し、8:28ボボシの付け根、折角の機会、ギボシの天辺で景色を堪能しながら一休み。ここは狭くて崖の真上、定員?名、高度恐怖症の方は止めた方が良い。15分ほど居たかな、下で待っているようなので権現岳山頂に向かう。

    最初のクサリ場を越えると                              ギボシが現れる
  

   画像クリック拡大   クサリ場付近からの展望


   同、左から阿弥陀岳、中岳、横岳、ギボシ


                                 クサリ場が続く
  

      抜いてきたGrを眼下に                           ギボシ最後のクサリ
  

    稜線から権現岳&権現小屋


                               展望の良いギボシ天辺へ、狭い天辺歩行注意
  

   画像クリック拡大   ギボシから見る八ヶ岳


   画像クリック拡大 同、八ヶ岳(蓼科山〜権現岳)


   画像クリック拡大 富士山〜北アルプス〜赤岳


 ギボシを下って、縦走路の分岐点まで、絶景が続く、何といっても赤岳の眺めだ。見た目では大したことなさそうだが、一般コースとしては難所だ。画像では一本道で赤岳山頂まで続いているように見えるが、どうして、どうして、8:47権現小屋、8:52縦走路分岐点、8:57-9:14権現岳。

          下って、稜線から赤岳
          

   権現小屋の横を通って                            キレット方面の道を分け
  

       権現岳山頂へ                                 山頂の岩
  

   山頂の岩上から八ヶ岳(蓼科山〜赤岳)


            同、東南方向に富士山遠望、手前の尖ったものは鉄剣
          

      岩の下に道標                               東に回ると祠
  

   画像クリック拡大   権現岳山頂の展望、鳳凰三山〜乗鞍岳




        3.権現岳→観音平    1.観音平→編笠山   2.編笠山→権現岳 

 山頂の岩場で遊んでいるうちに、大分雲が出てきた感じ、遠望する山々も被ってきた。そろそろ山頂を後に、三ツ頭に向かう、ここからは若干の登り返しはあるが、ほとんど下り、クサリ場を過ぎた所でストックを使う。時々赤岳にもガスがかかる、振り返りながら南方向に進む。もう秋の気配なのか、ウラシマツツジ、イワベンケイが色づき、ゴゼンタチバナ、キイチゴが真っ赤に熟れている、9:56-10:08三ツ頭山頂。

  急坂が終わって緩やかな尾根道を行く                        権現岳山頂部を振り返る
  

    左が権現岳、右に中岳&赤岳


   赤岳、八ヶ岳最高峰の貫禄


                                 権現岳、編笠山を振り返る
  

    鞍部から赤岳


    同、権現岳


    ウラシマツツジの紅葉が始まっている




  イワベンケイの紅葉


   ゴゼンタチバナの果実


   キイチゴの果実


    山頂部にガスがかかってしまった                         三ツ頭山頂到着
  

 ここでバッタリ、相互リンクしているまきまきさんの一行に会う。天女山からピストンでこれから向かうところのようだ。話は尽きぬ、デザートまで頂いて、ご馳走様&さようなら。

   相互リンクしているまきまきさん一行にバッタリ、1月の谷川岳以来、おいしい手作りパンを頂き早い昼食をとる、ご馳走様でした


                                 直ぐ先で木戸口公園方面分岐、南方向に下る
  

 三ツ頭の直ぐ先、前三ツ頭分岐を右折、長い下り道、10:51木戸口公園、11:00ヘリポート、11:46延命水分岐、11:49八ヶ岳横断歩道に出る。少々のアップダウンをして沢筋の分岐点に12:07、軽く登り返して、12:18出発点の駐車場に戻る。

                                 間もなく樹林帯に入る
  

     ちょっと緩やかになった所で振り返ると                     山頂部がクッキリ見えていた
  

   緩やかな起伏の道を進むと                             木戸口公園
  

    その先でパッと開けてヘリポート                      富士山には雲が
  

      針葉樹から                                 カラマツ林に、笹がキレイ
  

       緩やかになって                                 雲海、ここは眺望なし
  

     延命水への小道を分けて                         すぐ先で、八ヶ岳横断歩道に出る
  

             小さい起伏の横断歩道、                     岩石の道もあり
  

    木段もあって                                 ここで、小さい沢を渡って
  

     若干登り返すと                          出発点の観音平駐車場へ戻る
  
 総所要時間は、7時間58分、毎度のタイムだった。天気に予想した青さはなかったが、終わってみればまあまあな山行だった。

             この山行で出逢った花

       1.観音平→編笠山   2.編笠山→権現岳   3.権現岳→観音平 

                参考:My山行録から、同コース、2013/9/17  2010/11/19  2009/11/8


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