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谷川連峰馬蹄形縦走
山行日
    2013年8月18日   晴れ   単独

コース   概略図(2012/8/26で使用)はこちら
    土合橋駐車場→白毛門→笠ケ岳→朝日岳→清水峠→七ツ小屋山→蓬峠→武能岳→茂倉岳→一ノ倉岳→
    谷川岳(オキの耳)→谷川岳(トマの耳)→ラクダのコル→西黒尾根登山口→土合橋駐車場


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 花の盛りに歩いてみようと思っていたが、順延続きでここまできてしまった。先日の北アルプス朝日岳の後半、バテバテ、次の計画が決行出来ないでいる。こんな時、相互リンクしている奥利根山歩きのtomoさんの剱岳日帰りの話が火をつけた、土合橋駐車場2:49出発、2:55山間に入る。ヘッドランプに照らされた急坂をモクモクと足を上げる、たちまち額から汗が流れ出し、拭いながら前進、3:44桧のウロを過ぎたところで早い給水。白毛門の急登もここまで上ってくれば大分楽になる、時々見える山並に今日の眺望を期待しつつ次の1歩を出す、すっかり明るくなって4:34クサリ場通過、松ノ木沢の頭4:40-4:52。取巻く山並には薄い雲があり残念、でも見上げる白毛門の山頂部はご機嫌だった。
  
   谷川連峰馬蹄形縦走概念図                   山間に入る

  
                            桧の大木が力強さを見せ付ける

  
  標高1200m(?)のプレート                     クサリ場

  
  武尊山                                   谷川岳

  
   松ノ木沢の頭                               白毛門山頂部を見上げる


  松ノ木沢の頭から間もなく日の出を迎える、至仏山(左)、武尊山(右)


    同、谷川岳、一ノ倉岳、茂倉岳


   同、武能岳

 道沿いに咲くリョウブの花、アカモノの実が足を止める。岩場を乗り越え、回り込み高度を上げて行く、振り返れば松ノ木沢の頭は下の方に。至仏山付近からスッキリしない日の出、でも見えただけ良いかな。谷川岳周辺にも日がさす、笠ケ岳も現れ、5:32最初のピーク白毛門着、小休止。緑に包まれた谷川連峰もなかなかの景観、後半周りこむ稜線を確かめ、清水峠で半分かな、いや蓬峠だろう、“百里を行く者は九十里を半ばとす”の例えもある。
  
   白毛門山頂部                           松ノ木沢の頭を振り返る


  至仏山付近から日の出


  谷川岳に日がさす


   笠ケ岳〜朝日岳が現れる


  谷川岳〜武能岳   画像クリック拡大

  
   白毛門山頂                             同、谷川岳背景に


  白毛門山頂から至仏山、武尊山   画像クリック拡大


 同、谷川岳方面


  同、笠ケ岳方面

 山頂部から周りこむような格好で2つ目のピーク笠ケ岳に向かう、方向としては北である。笹に降りた露を払いながらの前進、でも払いきれるものではない、たちまちビッショリになり、薄手のズボンから膝が透いて見える、靴の中が濡れなければ良いが、カッパをはくのも億劫だ。ノリウツギ、ヨツバヒヨドリ、ミヤマアキノキリンソウが花を残している、緑色したアジサイの花に似た実は何だろう、後で調べよう。小さなピークを2つ越え、笠ケ岳山頂に迫る。笹の緑が朝日を受け美しい、良く見ると濃淡があり薄い方は草が生えているようだ、6:27笠ケ岳山頂着。ここから眺める谷川岳方面の眺めが好きだ、しかし今日はモヤっぽいし、遠望がきかない。本日の予定コースの範囲がやっとだ、巻機山までは全然及ばない。
  
                   露払いをしながら進む、でも膝から下がビッショリ


  2つ目の小ピークから白毛門


  同、笠ケ岳


  同、谷川岳方面   画像クリック拡大

  
   南の鞍部から笠ケ岳                        笠ケ岳直下

  
   笠ケ岳山頂                              東直下の避難小屋


  笠ケ岳山頂から谷川岳方面   画像クリック拡大


  同、七ツ小屋山、大源太山

 足元に咲くエゾリンドウを撮って、軽く下って鞍部へ、ニッコウキスゲの果実が素晴しい、花の時期はきれいだったろう。ここから朝日岳までの間、越えたり巻いたりする小ピークが多い、大きくは小烏帽子と烏帽子岳のようだ。6/23朝日岳まで土合橋からピストンしているが、2ケ月経つと稜線の様子が大分違う、ホソバヒナウスユキソウも来年の準備が整い、今はイワショウブ、ハクサンシャジン、ミヤマコゴメグサ、ウメバチソウ、シモツケソウが稜線を飾る、大きな岩場の下を通り、7:47朝日岳着。
  
  鞍部のニッコウキスゲの果実                     同、笠ケ岳を振り返る


  烏帽子岳付近から笠ケ岳、谷川岳方面   画像クリック拡大


   同、朝日岳(稜線一番奥)

  
                               朝日岳山頂

 越後の山は霞む、朝日ケ原の湿原は真夏の輝き、天空はどんよりした雲あり、降ることはないだろう。平坦な山頂部にはハクサンシャジンが咲き乱れている、チングルマの綿毛も凸凹した岩上を飾る。タカネトウウチソウもハクサンシャジンに混ざって点々と。北方向に木道を進み、宝川方面に歩く、イワショウブ、タムラソウ、キンコウカ、タテヤマリンドウが湿原を彩る、大輪のニッコウキスゲが一輪、後の蕾はなかった。チョロチョロ流れる水で、ペットボトルを満たして戻る、美味しい水だった。木段を上り、朝日ケ原を下方に見渡し、高層湿原の雰囲気を味わい、ハイマツの間を抜けジャンクションピークに出る、8:25。薄っすら見える巻機山まで、続く稜線のピークを数えてみた。

 朝日岳山頂から朝日ケ原    画像クリック拡大


  同、笠ケ岳、谷川岳方面   画像クリック拡大

  
   宝川方面分岐                            朝日ケ原の水場、チョロチョロ流れている


  朝日ケ原   画像クリック拡大

  
   ジャンクションピーク                         草払いされた道


  ジャンクションピーク付近から巻機山へ続く峰々


   向かう七ツ小屋山と隣の大源太山

 登山道は稜線に沿って大きく回り込み北西方向に進む。その時、下方から人声、誰か向かっているようだ、巻機山から? それとも沢登り? 谷川岳に雲が、笠ケ岳上空にも黒い雲が出てきた、眺望は湧きあがる雲にますます遮られる。笹払いされた道を緩やかに下り、小さなピークを2,3越え干上がる寸前の池ノ窪へ、軽く登り返すと鉄塔に出る、清水峠を直下に眺め、延々と続く今日のコ−スを見渡し、避難小屋へ、9:32着。人気のない清水峠と思ったら、作業をしながら旧国道を上ってきた人たちが三角屋根の下にいた、9:42旧国道分岐。
  
                                  小さい起伏が続く

  
   谷川岳に雲が                           笠ケ岳上空にも黒い雲

  
                     小さいガレ場、横断注意

  
   清水⇔朝日岳、4名                         池ノ窪、干上がる寸前

  
                                まわりのコケ

  
  緩やかに登り返して                         鉄塔に出る


   鉄塔付近から清水峠&七ツ小屋山、登山道は真っ直ぐ上へ


   向かう武能岳〜清水峠  画像クリック拡大

  
   避難小屋                              旧国道分岐


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