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一ノ倉岳・谷川岳
山行日
    2013年10月13日   晴れ、のち曇り時々晴れ   2名

コース 概略図はこちら中芝新道は一般登山道ではありません
    車道終点(湯檜曽川に沿った未舗装道路)→旧国道分岐(JR見張小屋)→旧国道(新道分岐)→(旧国道)→
    芝倉沢出合→(中芝新道、堅炭尾根)→一ノ倉岳→谷川岳→(西黒尾根)→ラクダノコル→(巌剛新道)→
    巌剛新道登山口→車道終点

 【前編:湯檜曽川未舗装道路終点〜中芝新道経由一ノ倉岳】 
                               【後編:一ノ倉岳〜谷川岳、西倉尾根経由駐車点】へ

  相互リンクしている奥利根山歩きのtomoさんから中芝新道の紅葉観賞の誘いあり。例年ならば芝倉の谷が紅葉で埋め尽くされるほどであるという。しかし、今年は???、紅葉がはずれでも周辺の景色だけでも価値あり。2011年6月、やはりtomoさんの案内で同コースを歩いているので2度目である。予報が大幅に変り、谷川は荒れ模様になるとか、強風は心配していたが、雨は? 早速か、フロントガラスをポツポツとあたり始めた、しかし、大したことなく、湯檜曽川に沿った未舗装道路を終点まで走り、黒い雲の動きを気にしつつ、5:14出発する。5:20マチガ沢、5:21鉄製の階段を上って、直ぐに下り湯檜曽川の河原に出た。泥濘んだ真っ暗な道、tomoさんの鈴の音もリズミカルに、5:39一ノ倉沢、5:49幽ノ沢を渡る。足元も明るさを増し、6:03JR見張小屋手前の旧国道への分岐着。ここから少々急坂を上り、6:15旧国道に出る。
  
  湯檜曽川に沿った未舗装道路終点の駐車場          マチガ沢を渡り

  
  階段を上って                             湯檜曽川の河原に降りる

  
  林中を進み一ノ倉沢を渡り                    幽ノ沢を渡渉

  
      JR見張小屋(奥)                      この分岐から旧国道への急坂を上る

 旧国道を歩く、この道は数回、イヤ、7、8回通っているかな。清水峠越えが盛んな頃、荷馬車が通ったとか、そんな関係でしょうか勾配は緩いが、橋をほとんど架けなかったので遠回りをする。冬の雪崩にズタズタにされ修復、破壊を繰り返してきたという。横道にそれましたが、晴れてきて、目指す谷の西側の山並をチラッと眺め、出合の手前でロープを伝って降り、6:48芝倉沢に出る。
  
   旧国道合流点                         旧国道を進む、道は整備され歩き易い

  
           晴れてきたが、どこまでもつのか、        目指す谷の西側の山並を映す

  
   建設当初からの石垣だそうだ                    芝倉沢出合手前から出合付近

       
        整備された道は出合の手前で終わり、ロープを伝って降り、出合に進む

 見上げる山並は、一ノ倉沢出合ほどでもないが、素晴しい、連続する小さい滝、清き流れは人を誘う。中芝新道はここから始まる、“中芝新道登山口”という立派な道標があったが、今は跡だけ、「安易に入るな」ということかな。一ノ倉岳には道標があり、下山に利用する方が危険と思うが? 現在のルートは、右岸から入って左岸に渡渉、沢が左に曲る付近で再度渡渉、堅炭尾根に取り付いてそのまま上っていけば一ノ倉岳に着く。こう言ってしまえば簡単であるが、それが、なかなか困難を強いられるから、道標撤去に繋がったのかなあ? その代わり、新鮮味のあるスケールの大きい光景を、残雪期(雪崩の危険性が去って)から秋にかけて、満喫できる。尾根に取り付いて、要注意箇所数ヶ所を過ぎると、堅炭尾根の核心部へ近づく。天空にそそり立つ岩は、春は花々で岩全体が彩られる、そして秋は真っ赤に化粧変えし、しめくくりは白衣に着替え春まで深い眠りにつく、とか。7:19渡渉、左岸から右岸へ、7:23堅炭尾根に取り付く。
  
  芝倉沢の流れ、源頭は茂倉岳?                 右岸にある中芝新道登山口道標跡

  
  右岸(大きな岩に赤ペイントマーク)                直ぐに渡渉して左岸へ


  紅葉の進んできた芝倉沢沿いの山肌


  紅葉の進んできた芝倉沢沿いの山肌

  
  左岸を進むと間もなく                       崩落跡、ここは上を巻くのだが要注意

  
  沢がカーブしている付近まで進み、                   沢に降りる


  へばりつきながら沢に降りる、私の後ろは単独行の先客、tomoさん提供

  
  右岸へ渡渉                               堅炭尾根取り付き場所


  西側の山並を一望する 画像クリック拡大


    左側


   右側

  
 まだダイモンジソウが咲き残っていた               見た目は簡単そうだが、しっかり手足つかって

  
                  ロープ、クサリはあるが、全体重預けるのは不安


  尾根に取り付くと堅炭岩が見えてくる


  堅炭岩はこの付近の総称のようだ?


   西側山並、後方に武能岳が見えてくる


  武能岳と散り残ったモミジ


 東側には湯檜曽川を介して、朝日岳(雲がかかっている)、烏帽子岳、笠ケ岳(烏帽子岳に重なっている)、白毛門

  
                      堅炭尾根核心部へ1歩1歩、笹は払われていた

  
                           露岩を巻いたり、越えたり高度を稼ぐ


   堅炭岩、後は朝日岳方面

       
          堅炭岩と草紅葉


   堅炭岩と強風になびく草紅葉、下は湯檜曽川


   堅炭岩、後は朝日岳方面、朝日岳の雲がとれたようだ

 tomoさんは繰り返す、「ここから見渡す岩、谷、山が錦の世界に変るんだ」と。付け加える、「今年は、はずれだ、いや、紅葉がなかった」と。今回は想像の世界で観たことにして、雰囲気は充分味わえたので、次回にとっておこう。谷川連峰の山頂付近を覆っていた雲も大分きれてきたので、ここから上は眺望を楽しもう。

   武能岳、大源太山、七ツ小屋山(右端)、陽がさしたり陰ったり


    大源太山、七ツ小屋山、清水峠、後は巻機山(雲がかかっている)

  
                 一ノ倉岳                 谷川岳(雲がかかっている)が見えてきた


   大源太山、七ツ小屋山、清水峠、後の雲がかかっている巻機山(

  
   薄日が差した、今だ・・・、後方は朝日岳、tomoさん提供


    大分一ノ倉岳に近づいた、わずかに残る紅葉がキレイだ


   紅葉の斜面をズームアップ


   草紅葉の斜面をズームアップ


  堅炭尾根上部


  一ノ倉岳へ着く頃は、谷川岳の雲も払われそうだ


    谷川岳東側遠方に赤城山


   堅炭尾根上部一望  画像クリック拡大


 茂倉岳、武能岳、七ツ小屋山稜線  画像クリック拡大


    一ノ倉岳はもう近い


    画像クリック拡大


 朝日岳〜白毛門、後に燧ケ岳、至仏山


   その右に日光白根山、武尊山、皇海山、袈裟丸山遠望


  堅炭尾根を振り返る


  堅炭尾根を振り返る

  
   長い笹道を抜けて                         一ノ倉岳山頂到着

 長い笹尾根を抜け、時々吹く強風の中、一ノ倉岳山頂到着、道標には“中芝新道 難路 熟達者”と書いてある。下にカードケースが落ちている、「中芝新道は、8月中旬まで下部に雪渓が残り、崩落や滑落の危険あり、登山道の崩壊や雪渓によりルートが不明瞭で道迷い遭難も発生しています。 状況によってはロープによるルート工作やアイゼンなどがないと下山出来なくなる場合があるバリエーションルートです。遭難防止に協力下さい」と書いてある、10:06-10:30、避難小屋で休憩。


   【後編:一ノ倉岳〜谷川岳、西倉尾根経由駐車点】へ        tomoさんのページリンク




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