【後編:一ノ倉岳〜谷川岳、西倉尾根経由駐車点】
                          前編:湯檜曽川未舗装道路終点〜中芝新道経由一ノ倉岳】へ

 避難小屋の内と外、感覚で温度差5℃以上、建て付けもいいし、床張りしてあり助かった。2,3度ノックされた方がいたが、「どうぞ」と言っているのに、行ってしまった、遠慮したのかなあ。今日、一ノ倉岳を通過される方は、茂倉岳&蓬峠から下山、馬蹄形といろいろ考えられるが、大半はオキノ耳で引き返しているだろう。谷川岳を正面に、西へ伸びる谷川連邦主稜線、左に朝日連峰を眺めながら急坂を下る。上る方とすれ違うので気をつかう。天気は曇り、時々晴れってところかな。視界はガスってはいるが、谷川系の山並は辛うじて見える。西には黒い雲が横たわっており、この動きによっては雨になる心配あり。
  
 一ノ倉岳避難小屋を後に                       谷川岳を目指して下る


 南〜西方向の展望、谷川岳〜苗場山  画像クリック拡大


   谷川岳


  オジカ沢ノ頭、万太郎山


  一段下って一ノ倉岳を振り返る


  同所より谷川岳方面

 11:15ノゾキ付近、久々に一ノ倉沢を覗き込む。左右に切り立った岸壁、湯檜曽川に注ぐ一ノ倉沢の流れ、まだ上部に雪渓が残っている、群馬で根雪が見られるのはここだけだろう。紅葉は残念ながらイマイチ、草紅葉はきれいだった。つるつるな岩尾根をアップダウンしながら進む、クサリ場もあり、12:12奥の院通過、緩やかに上って、オキノ耳西側へ進む。

  一ノ倉沢を上から


   雪渓の残る一ノ倉沢上部


 落ちたらそれまでよ、撮ってたら撮られてた、tomoさん提供


 谷川岳方面


 谷川連峰主稜線  画像クリック拡大

      
         笠ケ岳と一直線に落ちる赤倉沢


   谷川岳に大分近づいた、茂倉岳、一ノ倉岳を振り返る


   オジカ沢ノ頭、俎ー、万太郎山


    万太郎山、仙ノ倉山


  奥の院、一ノ倉岳、茂倉岳を振り返る

 ビックリした、トマノ耳の天辺に人の集団、尾を引くようにこちら、オキノ耳まで伸びているではないか。“混む”とは聞いていたが、この混み方は異常? シーズンは毎度のことのようです。ロープウェイ待ち2時間以上、リフト1時間待ち、なんだそうですよ。おまけに登山道が渋滞でしょう、何か起こらないのが不思議なくらい。谷川岳の魅力って、今更ながら大したものですね。確かに、2000mに満たない山でで、春夏秋冬(厳冬期を覗く)、雪景色、眺望、花、紅葉と満喫できるのだから、素晴しい山だ。リピーターの多いのもわかるなあ。私もその一人かな、記録を見ると、谷川山系の山行回数が、極端に増えているなあ、12:23-12:38オキノ耳、13:03-13:08トマノ耳。少々下って、13:14-13:21肩ノ小屋。

  オキノ耳西側からトマノ耳、大勢の人にビックリ


   オキノ耳(左)とトマノ耳(右)

   
     オキノ耳からトマノ耳


  オキノ耳山頂


オキノ耳から谷川連峰主稜線の展望   画像クリック拡大


 只今山頂が混み合ってます


  オキニ耳からトマノ耳に向かう人


 オキノ耳山頂を後に


    少し下ってオキノ耳を振り返る


   両耳を行き交う人


   風を避けてくつろぐハイカー


   風を避けてくつろぐハイカー、こちらにも

  
                           賑わうトマノ耳山頂

  
    山頂を後に肩ノ小屋へ                       まだ行く人帰る人、半々かな

  
  肩ノ小屋、満員御礼、外も一回り・・・   オジカ沢の頭寄りにtomoさんの姿、主稜線にも数名いたとか

 谷川岳山頂部を後に、西黒尾根を下る。西の空には相変わらず黒い雲があるが、南方向に流れているようだ。今日の西黒尾根はいつもと違う、利用者が多い、前後に小Grがいて、早さもいろいろ、走っている人はいないようだ。交わす時のタイミング、良識の範囲で「お先どうぞ」、「スミマセン・・・」が必要だ、14:19巌剛新道分岐。
  
  西黒尾根、天神尾根分岐点                      西黒尾根方向へ

  
   天神尾根はこっちだよ                       西黒尾根はこっちだよ


  西黒尾根から谷川岳山頂部を振り返る


   天神尾根、山頂へ向かう人が沢山いるなあ


    西黒尾根を下っている人、登って来る人もいるぞ

  
    ザンゲしなくて済んだようで、下る、下る・・・           振り向けばザンゲ岩にガスが・・・


 ここ、毎度のことながら下りは怖いんだよね、tomoさん提供

  
                          下る人数人、そこの小ピークを過ぎれば

  
                       ラクダのコル、巌剛新道の分岐点

 ここから巌剛新道を下る人は、車の関係で少ないだろう。振り返っては西黒尾根を眺めながら、急激に高度を下げていく。難度と時間は、そのまま西黒尾根を下るのも変わりないだろう、好き嫌いの差だけだ。私が初めて谷川岳を歩いた時、往復この道を使ったが、今はあまり利用してない。途中に鉄ハシゴがあって、「こんなの、あったっけ?」と言って笑われてしまった。ちょっとグシャグシャした所が多いかな、その代わり上の方に水場があるから便利だ。これから紅葉を向かえるマチガ沢周辺を眺めながら旧国道(?)に出る、15:53。休憩ポイントで小休止、15:55-16:01。

     西黒尾根を振り返る、人が数人


   白毛門、笠ケ岳は陽がさしている


   マチガ沢の紅葉、これからいい紅葉が見られるかな


   マチガ沢の紅葉、この辺はイマイチだな

  
  お疲れのご様子・・・                          tomoさんは早い早い


  ここは岩が乾いてましたのでスイスイ下りました、tomoさん提供


  tomoさん、ここで一息、狙い目は???


   一本、きれいな紅葉がありました


  ブナの実と葉っぱ、落葉にくるまって、雪の下でヌクヌク春を迎えるのかな

  
   クロモジの黄葉                            コシアブラの黄葉

       
        マチガ沢一望、丁度下り終わった人が這い上がって来ました


    白毛門と笠ケ岳の斜面に、高速で飛んでいく雲を映す

  
  巌剛新道登山口着                          湯檜曽川への下り道

  
   ここで一回り                            あれっ、朝のテントだ!、張りっぱなしで・・・

 16:05湯檜曽川への小道に入り、少々急坂を下る、16:13往路通ったマチガ沢に架かる橋への分岐点、右の折れて駐車場へ16:16到着。総所要時間は、11時間2分の中芝新道経由の谷川岳山行だった。天気と紅葉は自然のもの、出来不出来、あたりはずれ、人間のコントロールし難いところ、また来年があるではないか。山歩きを楽しめれば、それでヨシ、健康さえ維持できれば“山は動かじ”、HPの内容がうすくなるだけ、ハッ、ハッ、ハッ、ハッ、ハ。


    前編:湯檜曽川未舗装道路終点〜中芝新道経由一ノ倉岳】へ     tomoさんのページリンク