★気ままな男の山歩きHOME 山行記録(日付順 ) 山行記録(山域別) 走れ!“忠治”★ sub3-733 平標山 |
山行日 2014年3月28日 晴れ 単独 コース 概略図はこちら 元橋駐車場(R17火打峠付近)→(岩魚沢林道)→シャダンキ→(ヤカイ沢の右手の尾根)→平標山→ 松手山→G点に下山→元橋駐車場 【前編:元橋駐車場からヤカイ沢東尾根経由平標山】 【後編】へ進む 昨年、この時期に相互リンクしている奥利根山歩きのtomoさんと歩いたコースを歩こうと、5:21元橋駐車場を出発する。隣に車を停めた方はいつの間にか出発したようだ、多分行き先は一緒だろう。岩魚沢林道に入ると、100mほど先に見え、一言二言交わし、除雪最奥で、「アイゼンを装着していくから・・・」、と先に行ってもらった、5:38。後から若いボーダーが2名やってきた、これで4名、今日は沢山入るかな。ここから歩きにくい斜面の雪道を少々、5:46橋を渡り、5:49シャダンキ、先行者は真っ直ぐ林道を歩いてった。私は、ここで左折して作業道を進む。緩やかに杉林を抜け、5:57看板のある広場に出る、ここから尾根目指して取り付く。雑木の急斜面を斜めに歩き、振り向いては苗場山、松手山方向を眺め、1300m付近で、6:34尾根に出る。 元橋駐車場、約50台分除雪してある、トイレ使用不可 トイレの脇から進むと直ぐに舗装道路に抜ける 別荘地の中、岩魚沢林道を進む 別荘最奥まで除雪してある、ここでアイゼン装着 かなりキツイ斜面の角度で残雪あり 橋を渡る、積雪1m弱 シャダンキ(ポールのみ出ている)から左に作業道に入る、先行者は岩魚沢林道を進む 鉄塔を右手林中に見る 杉林を抜ける 送電線下を歩く 看板のある広場に出る 苗場山に朝日が・・・、ここから尾根を目指して取り付く 先ほどの鉄塔近くを通過 雑木林の中、傾斜を増す 振り向けば、松手山付近か? 辛抱の急斜度、時々踏み込むが・・・ 尾根に接近、 振り向くと、松手山付近か? 下の沢には雪崩た跡 標高1300m付近で尾根に出る ここからしばらく雪庇の上を歩く、クラック注意 付近の展望 画像クリック拡大 尾根筋は、雪庇を眺めながら辿ったせいか、あまり急坂を感じず快調に歩く、6:55標高点1432着。高度とともに稲包山、筍山、苗場山方面の山並が輝いてくる、まだ真っ白だ、今年は例年より残雪が多いのかな。 【雪庇3枚】 振り向けば筍山、ナラズ山が・・・ 苗場山、高度とともに山々が頭を出す 稲包山、筍山、苗場山展望 画像クリック拡大 尾根の右側は雪庇、左側は雑木林が続く、上方を見る 下方を見る 標高点1432m、上方 下方の眺め 標高点1432mの展望、稲包山付近 この辺から、植生はブナに変る、下方の眺め 標高点を過ぎると小さく下って、左右ともブナの美林を登り返す。所々クラックの入った雪庇、一帯は崖はないがは落ちたら脱出するのに難儀するだろう。ブナの疎林から、谷を介して平標山から松手山に続く尾根を眺める。連続する雪庇、帰路楽しみだ。ブナから再び雑木に変ると、標高1650m付近で小ピークに出る、7:30。 尾根の左右ともブナの森に 谷を介して平標山から松手山に続く尾根 ブナの森の中を進む、 昨年は霧に包まれて良い感じだったのだが、・・・ 今年は、遥か下の方の鉄塔が見える 根開きは進んでいるが、まだ地表は見えない クラックの入った雪庇 下方左に三国山 下方右に稲包山 標高1650m付近の小ピークへ 佐武流山、苗場山付近の山並が映える、続いて北西方向の松手山付近、崩落した跡を残している。向かう北方向、自然現象で崩落した雪庇、この際を歩いていくのは少々緊張するだろう。その右手には、三国峠からの主稜線が姿を見せている。合流点が近そうだが、しばらく、難所が続くだろう。 苗場山に近づいた感じがするが・・・ 小ピークの展望、佐武流山、苗場山付近 画像クリック拡大 小ピークの展望、苗場山、松手山付近 画像クリック拡大 小ピークから北方向に崩落した雪庇あり、その右手には主稜線が見えてきた 平標山の山頂も頭を出してきた 下方を振り向く 林中を歩けば危険はないが、それでは面白くない、自然現象を目に焼け付けて歩く楽しさはこの上ない。人声に下方、藪の中を覗くと、アイゼンを装着した場所で会った二人だ、間もなく彼らも雪庇にやって来た。素晴しい光景と自然の破壊力に感動していた。そして、「これじゃ、下れないや」、と言っていた、わざわざ草津からやって来たとか。 【崩落した雪庇に沿って進む、4枚】 奥は大源太山 アイゼン装着時一緒だった草津のボーダー二人、沢伝いに歩いて来た、「これじゃ?????」、と言っていた 【続、崩落した雪庇に沿って進む、5枚】 ここは低木を乗り越えて、また覗く、左のアイゼン破断⇒紐で応急処置 雪庇の崩落ヶ所が厳しく、低木が寄り、高低さ2mほどを力いっぱい踏み込んだ、低木の間を漕いでると、左足が滑るような感じ、見るとアイゼンの前後の連結板がボッキリ折れている。バンドで応急処置で縛りつけ、大丈夫そうな気がした。 振り向けば、危険を避けてか、木々を避けてか、雪庇から距離をおいて歩いている 雪庇の最後は、低木を乗り越えて、雪原に出る、 左アイゼン⇒前部を外し後4本に変更 また、低木を乗り越えるとき、外れてしまった。応急処置は不発に終わった、前部6本を外して、踵4本をしっかり固定し、第2弾の処置をし、雪原を歩いて8:18主稜線に合流する。5,6m/secの冷たい風が吹いている、一枚着込んで、ハチマキからキャップに替え歩き出す。 振り向けば浅間山が霞む、この直ぐ先で、 三国峠からの主稜線に出る ピンクの紐は相互リンクしている山が一番さんが3/17につけたものかも 【霧氷を観ながらラストウオーク、4枚】 ここまで来れば山頂は目と鼻の先、霞む遠望は仕方なく、平標山山頂へ、8:37着。見渡す光景は、残念そのもの、でも仙ノ倉山は見えている。と木段を下っていくと、つぼ足状態、東斜面は雪が緩んでいた。状況から無理して仙ノ倉山を踏んでも、次ぎの機会にしよう、50mばかり進んで山頂へ戻った。。 平標山山頂直下 右手には仙ノ倉山 平標山山頂到着 平標山山頂の展望、仙ノ倉方面 画像クリック拡大 同、タカマタギ方面 画像クリック拡大 仙ノ倉山 タカマタギ山 山頂へ戻って、タカマタギ方面の展望を楽しんでいたら、右アイゼンが同様の破断、こうなると、左の応急処置も役立たず、ワカンで面倒見ながら下るしかない。草津の二人は間もなく着きそうだし、そろそろ下山開始しよう、8:57。 草津の二人、間もなく着きそうだ 苗場山を眺めながら、まず松手山を目指し下山開始 【後編】へ進む |
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