後編:尾根分岐(鉄階段)〜黒檜山登山口(P) 前編:黒檜山登山口(P)〜尾根分岐(鉄階段)へ 尾根伝いに南方向に入ると、微かにトレースと思われる跡あり、誰か最近歩いているのだろう。木々の間から、小地蔵岳、覚満淵を確認しながら、尾根の右よりを進む。所々で小さい雪庇が出来ていた。20分ほど歩いただろうか、見渡す景色から、そろそろ右下に派生する分岐位置かな、と思ったら“保安林”と書かれた標識が立っていた、10:36。小地蔵岳を正面、覚満淵を右下に見ながら、急斜面を下る、緩やかになると篭山との鞍部、篭山西斜面を巻きながら鳥居峠に出る、10:59。 小地蔵岳、覚満淵を確認しながら尾根を進む 画像クリック拡大 尾根の進行方向、小地蔵岳 尾根の後方 所々に小さい雪庇あり 右下をちょっと巻いて抜ける ここから右下に派生する尾根に入る 篭山、鳥居峠の赤い屋根が見える 篭山との小さい鞍部に出る、積雪40-50cmほど 雪庇もあり 下ってきた方向 篭山の北側 篭山の尾根直下を水平か少々下がり目に進む、岩の隙間に注意 覚満淵駐車場への出口付近、茶店と小地蔵岳 その右、地蔵岳 出口付近から覚満淵、大沼 鳥居峠から覚満淵、大沼 同、駒ケ岳から辿ってきた尾根 小沼へ向かう遊歩道入口から篭山 小沼へ向かう遊歩道入口から駒ケ岳〜篭山 画像クリック拡大 小沼へ向かう遊歩道の階段(雪の下)を上って、左の山中に入る。入口付近は平坦に近いが、直ぐに勾配を増す。小地蔵岳の北斜面は、毎回感じるが、雪が多い。入口付近では70cm超あり、おそらく1mを越える吹き溜まりもできているだろう。これをあえぎながら上っていく、これがこのコースの楽しみだ、多分、小沼を廻った方が早いかも。軽アイゼンで来たが、下の層の氷が滑り、ピッケルの出番が続く、鳥居峠から1時間を超え、やっと平坦な場所に出る。ここからツボ足状態で少々進むと、樹林帯のど真ん中に大きな山頂プレートを見る、12:12-12:26昼食休憩。 小沼へ向かう遊歩道入口 階段(雪の下)を上って、左の山中に入る 篭山を振り返る 積雪は70cm超かな 直ぐに急斜面となる 下の雪はかなりしまっていた 駒ケ岳を振り返る 下の層は凍って露出している 駒ケ岳の奥に黒檜山が頭を出してきた、右は日光白根山〜袈裟丸山 画像クリック拡大 急斜面の風紋 雪庇もできていた 風紋 吹き溜まり、1.0m超? 黒檜山の前に駒ケ岳が重なる 日光白根山、皇海山、袈裟丸山 こんな勾配が平均斜度かな 黒檜山、日光白根山、皇海山、袈裟丸山 画像クリック拡大 黒檜山、日光白根山、皇海山、袈裟丸山 平坦になると山頂部に近い 小地蔵岳山頂、積雪1.0mほど(=道標) 小地蔵岳の山頂を後に、南方向に少し下り、小沼Pからのルートと12:32合流、軽く登り返し、東斜面に出来た雪庇を観ながら長七郎山へ向かう。雪が少ないのか、冷え込みがイマイチなのか、ちょっと物足りない形状だ、長七郎山山頂12:53-13:07。 小地蔵岳から南に長七郎山を見ながら進む 小沼Pからのルートに合流 【雪庇を観賞しながら進む】 山頂直下 振り向いて撮る ここで折角持ってきたワカンに替える、長七郎山、地蔵岳の下りは有効なはずだ。小沼の東岸を目指して、樹林帯を下る。所々にスノーシューの跡あり、やはり林中を思いのままに歩くって、面白いんだろうな、13:17小沼着。 長七郎山山頂、後に黒檜山 こちらの背景は地蔵岳 長七郎山山頂から黒檜山、右に日光白根山、皇海山、袈裟丸山 日光白根山、皇海山、袈裟丸山 武尊山と黒檜山 武尊山をズームアップ これから向かう地蔵岳 草津白根山付近遠望 四阿山遠望 荒山と浅間山遠望 長七郎山西斜面を真っ直ぐ小沼へ降下 東岸に下って緩やかに小沼へ いよいよ小沼横断へ、背景は地蔵岳 西岸の道標を目指して、真っ直ぐ歩き始めた。氷上に雪のある所は良かったが、硬い氷上では爪が高いためワカンにイワカンあり。そのまま進み13:25道標、13:28シャダンキ、13:31県道、13:35八丁峠着。八丁峠には誰も見えず、2,3人の歩き回った跡だけがあった、これは今日だろう。辿ってきた小地蔵岳、長七郎山、小沼を振り返り、地蔵岳へのピッチが上る。ヘアピンカーブが途中に4つほどあるが、真っ直ぐ上ろうとしたが一つで止める、まだ先がある、無駄な労力は避けよう。トレースを踏んで、誰もいない地蔵岳着、14:12-14:25。 小沼横断、東⇒西 小沼西岸 林道のシャダンキに出て 県道に出る 八丁峠から地蔵岳に向かう 八丁峠入口付近から黒檜山 木段付近、カマクラ? 連続する木段(雪の下) 振り向いて辿ってきた小地蔵岳、長七郎山 2,3人、本日のトレース 山頂直下から小沼周辺を見下ろす 画像クリック拡大 小沼周辺をズームアップ 東のビューポイントへ向かう踏み跡 直下の登山道、今日は歩いてない ワカンで踏み跡を残す 山頂は鼻の先 地蔵岳山頂 視界、特に西側〜北側が良くなった、燧ケ岳、至仏山、武尊山はほぼくっきり、谷川岳、苗場山周辺は雲が若干残る。草津白根〜浅間山は大分良くなった。今日はウイークデー、ワカサギ釣りは少ない。ここから眺める大沼の氷上は、直に氷を見ているようだ、雪は飛ばされてしまったのか。 地蔵岳山頂の眺望 画像クリック拡大 地蔵岳山頂の眺望 画像クリック拡大 地蔵岳から黒檜山&大沼 同、大沼 同、大沼の西側、ワカサギ釣りは今日はここだけ 武尊山、至仏山、燧ケ岳 武尊山 至仏山 燧ケ岳、右は小黒檜山 谷川岳方面? 浅間山 新坂平への下り道道標 草津白根山方面、右は鈴ケ岳 苗場山遠望、手前は鈴ケ岳 草津白根山付近 地蔵岳山頂を後に、新坂平方面に少し入り、急坂となる手前で、14:28地蔵岳北面の森に入る、適当に深い雪の中をジグザグ歩きながら降下していく、長七郎山の下りより、もっと面白い。距離が長いし、斜面も自由に選び移動できる。ただし、下部で平坦地に出ると、深くて身動きがとれない年がある、今年は大丈夫だろう。ちょっと目標の赤城少年自然の家から西に70,80mずれ、大沼周回遊歩道入口の道標に出た、15:09。そのまま真っ直ぐ大沼に出る、15:15。 地蔵岳北面の森の中をを下る 樹間が大きくコースをとり易い 下部で勾配が緩やかになる、 ミズナラ、シラカバの大木多し 歌碑の道に出て 遊歩道を歩く 正面に黒檜山 県道を横断して大沼周回遊歩道に入る ミズナラ大木多し 氷上からぐるっと見渡し、本日歩いたコースを展望する、氷上の釣り客は去って、たった一張テントが残っていた。傾いた太陽を背に、ワカンをつけたまま、歩きにくい氷の上、「脱ごうか、面倒だ」を繰り返しながら、県道に上るまでワカンのままだった、15:43駐車点着。赤城外輪山東側半周 を終えた。 まっすぐ大沼へ 氷上から大沼 赤城神社と登山用Pとの間を目指して真っ直ぐ大沼を横断する 真ん中から本日歩いたコースの展望、黒檜山〜地蔵岳 画像クリック拡大 県道に這い上がって 出発点のP着 総所要時間は、8時間40分、面白半分でやったが、急斜面のラッセルが効いた。まだ例年の積雪がないから良かったが。でも頓挫せず、歩けたのは面白半分にあったかも。 前編:黒檜山登山口(P)〜尾根分岐(鉄階段)へ |