【後編:平標山からエビス大黒の頭往復して元橋駐車場まで】
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 山頂から仙ノ倉山を正面に見ながら木段を下る。シャクナゲの花を撮って、ちょっと進み、ハクサンイチゲ、ミネズオウの花を妙な格好をして撮っていたようだ、丁度それを見上げていた方がいた。そして「・・・さん」、と呼ぶんですよ、目をやれば何と、先週谷川岳を一緒に歩いた“Tomoの奥利根山歩き”のtomoさんだった、9:10。この時期、考えることは誰しも一緒である。「八ヶ岳じゃなかったの?」、「向こうは天気が・・・」、そんなわけでちょっと下のベンチで小休止。予定コースを仙ノ倉山からエビス大黒ノ頭まで延ばすことになった。

   山頂から木段を下りシャクナゲの花を撮った、この辺から見られていたのかな?


   仙ノ倉岳を眺めながら平標のお花畑を下る


    振り返れば半月形の平標山、点々と白(ハクサンイチゲ)、黄(ミヤマキンバイ)、休憩ポイントの直ぐ下

 tomoさん、顔の良さそうな花を見つけて、撮る、撮る、取りまくる。ハクサンイチゲ、ハクサンコザクラ、ミヤマキンバイ、ミツバオウレン、ミネズオウが見頃、チングルマも点々と咲き始めていた。そして緩やかな上りにかかり、アズマシャクナゲを見ながら進むと、tomoさんが、何やら話し込んでいる様子、この方が「かずの山あるき」というブログのkazu-A さんでバッタリだった。丁度ラッシュアワーでしたので、ゆっくりお話もできなくてゴメンナサイね。掲示板でkazuさんが2人になってしまいまして、Aさん、Bさんということで、ingしてます、仙ノ倉山10:51着。

  撮る、望遠で、狙いはハクサンイチゲかな?


   撮る、標準に換えてミヤマキンバイを


   撮る、また望遠、何かな? アズマシャクナゲかな。


    丁度この辺が鞍部かな、点々と20人ほど歩いてますね。

 
              仙ノ倉山の山頂は、ここまで来ればもう直ぐだ

 
     この辺のハクサンイチゲも見ごろ              最後の木段、上る人、帰る人

        
        軽々とかまえ熱中するtomoさん、こちらはバカチョンでホィ、ホィ、っと。

  
   仙ノ倉山山頂に到着です                    ざっと50人ほどいましたよ

 イヤー、賑やかなこと、前の方を失礼してエビス大黒ノ頭へ進む、13人の縦走のGrに会って、11:28避難小屋通過、目指すピークは雲の中、登山道に面した花、花、花だけが楽しみ。シラネアオイ、ハクサンイチゲ、ヒメイワカガミ、ミネズオウ、ミツバオウレン、コメバツガザクラ、アズマシャクナゲ、ハクサンコザクラ・・・、種類も豊富だ、素晴しい、エビス大黒ノ頭11:59-12:27。
        
       仙ノ倉山山頂から東隣のエビス大黒ノ頭を目指す、雲が出ちゃったなあ

  
   団体が来るぞ、13人、主脈縦走だそうです              避難小屋


    最後の上りと思いきや、この奥がピークです

  
    山頂西側のコブです                       エビス大黒ノ頭へ到着しました。

 待てど雲がとれる兆はなし、仙ノ倉山目指して折り返す、12:48避難小屋通過、仙ノ倉山13:12-13:28。曇ってしまったせいか、行き来する人は減ってしまった、山頂はたったの5,6人。復路の顔(花)をまた眺め、「チングマは大分開いたね」、子孫を残すための活動が急ピッチで営まれているんだろう。13:59鞍部でtomoさんと別れ、14:09平標山、まだ登って来る人がポツンポツンと、小屋泊まりかな。

    帰路は一瞬雲がとれてエビス大黒ノ頭の山頂部が見えました

  
    コバイケイソウの蕾                       帰路避難小屋、再び仙ノ倉山へ

  
     仙ノ倉山                           木段を下って

  
   平標山は近いが                           お名残おしや仙ノ倉山


    お花畑が引き止める


    きれいだなあ、ハクサンコザクラ


     高山植物にとって、ショッチュウ霧に包まれる環境がベストなんでしょうね


     お花畑の真っ只中でtomoさんとお別れです

  
    木段を上りきれば                        平標山山頂です

 松手山に向かって、緩やかに笹道を下る、点々と咲くアズマシャクナゲが「またいらっしゃい」、と見送る。間もなく、エビス大黒ノ頭の手前で会った13人のGrに会いお先に失礼、14:22大山祇碑通過。一ノ肩から急斜面の木段を下り、松手山14:50-14:57。
  
          緩やかに笹道を下る、点々とアズマシャクナゲが咲いてました

  
  エビス大黒ノ頭の手前で会った13人のGrです         お先に失礼すれば、直ぐに大山祇碑


  
                      一ノ肩から急斜面の階段、先方に松手山

  
                 登山道沿いにはイワカガミ、ミツバオウレンがいっぱい

  
   松手山も目と鼻の先                          松手山山頂

 ここまで戻ればあと1時間はかかるまい、ぬかるんだ急坂の下山は慎重を要す。植生はがらっと変り、タニウツギから15:12鉄塔を過ぎるとヤマツツジの花が現れる。今朝三国山手前で見たが、標高は同じようなのかな。それにしても道が悪い、グシャグシャ、ペチャペチャで跳ね返る。平標山からの下山、大勢に会ったなあ、登り30人、下り50人ほどに会ったかなあ、15:43登山口、15:46元橋駐車場に戻る。良く遊んだ、良く歩いた、総所要時間は13時間15分、眺望は望めなかったが花はさすが平標山、素晴しさを感じた。
  
   鉄塔脇を通過                           単調な下り坂にタニウツギが点々と

  
   ピンクがかったタニウツギ                    真っ赤なヤマツツジ

  
   本日はじめて見たナナカマドの花               ブナ林を抜ければ本橋駐車場は5分ほど

 予期せぬ出会いもあったし、大勢の人の笑顔も見たし、充実した山行だった。今度の週末頃にはチングルマが見頃をむかえ、夏に向かって一日ごとに花の種類を増し、集う人々もうなぎ昇りに増えるでしょう。また、頃を見て歩いてみよう。

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