【後編:日光白根山〜菅沼駐車場】     【前編:菅沼駐車場〜日光白根山】

 周辺の雲が徐々に迫ってくる、前白根山、五色山も霞んでいる、さて、どうしよう。歩いたことの無い火口原の南側を回って五色沼へ下って帰ろうか、帰るのはまだ早いなあ・・・。奥白根神社から山頂駅の分岐点へ、ぐるっと回ると山頂部の姿が歩数とともに大きく変る。山頂と奥白根神社がかくれんぼをしているようだ。
  
    錫ケ岳(左)と奥白根神社                    奥白根神社から日光白根山山頂、ほぼ真ん中

  
   山頂駅分岐点                          錫ケ岳、近くに見えるが・・・ 


 火口原南から山頂部    画像クリック拡大


   火口原南から錫ケ岳へ延びる尾根筋   画像クリック拡大


     山頂部

      
          山頂部の東側

 火口原を一回りして登山道に戻ると、南斜面には沢山の雪が残っていた。7:37ダケカンバの樹林帯に入り、湯元から上ってきた男性に会う、「4時にスタートしたが、雪が深く今だ」、と言っていた。避難小屋7:49、脇から雪の壁に這い上がり8:01尾根に出る。この尾根を南に歩けば錫ケ岳へ通じる。時々薄日が差す尾根、五色沼と日光白根山を眺めながらゆったりした道を進む。前方に山頂であったオッサンを発見、同じコースを歩いているのかな、8:21前白根山着。

  日光白根山南斜面と錫ケ岳

  
    ダケカンバの樹林帯に入る                    樹林帯から山頂部を振り返る

  
    道標付近から避難小屋                   避難小屋脇の道標


   避難小屋裏の斜面から日光白根山、下の赤い屋根が避難小屋

  
     尾根直下                          苔むした斜面

  
     錫ケ岳方面は直進                    東方向に前白根山


   前白根山への尾根から日光白根山


     同、前白根山


   同、日光白根山と五色沼


   同、日光白根山と五色沼、五色山


    コメバツガザクラ

  
    前白根山                           前白根山から日光白根山


     前白根山付近から日光白根山と五色沼

 すっかり上空の雲に遮られ、折角の光景がさえない。わずかにカラマツの芽吹き始まっているが、まだ感動するほど出ない。鞍部から両山頂、東斜面から湯元の温泉街を撮り、8:44五色山山頂へ。ここで例のオッサンに、「金精峠から菅沼に戻る」、とか、どちらが近いだろう。今の時期は金精峠北斜面の雪はどうだろうか? そんな話をして別れた。
  
    鞍部から前白根山                      同五色山


   五色山から湯元温泉街

  
    五色山山頂                            五色山から前白根山

  
   五色山北側から五色山                    ちょっと進んで避難小屋を見下ろす

  
  同所から日光白根山                         同、前白根山

  
 残雪の上を進み                          五色沼分岐点から右手に入り


    広々した草原風の場所に出る、ここから日光白根山を撮る

  
 少し上って五色沼からの道に合流し                 座禅山を正面に少し進むと


      弥陀ケ池に出る


   往路と同じような場所から雲が多いが一枚

  
雪解けを待ってニョキニョキ、黄ばんだコバイケイソウの芽     菅沼登山口まであと2.9km

  
   菅沼登山口まであと2.0km通過                スリップに注意しながら

  
                               連続する雪道を下る


    残雪の道が終わるとヤマザクラが咲き


    オオカメノキが山間に咲く、山道から平坦な地に飛び出す


     濃い紫のタチツボスミレが咲き始め


     薄紫がかったミヤマカタバミが点々と咲く


    満開の一本のヤマザクラが


   ゴールインのサイン

  
     笹道を進み                          閑散とした菅沼駐車場に戻る

 9:00五色沼分岐点、9:16五色山分岐点、9:20弥陀ケ池西側、9:25-9:32弥陀ケ池の東側で居合わせた4人のGrと小休止、9:43菅沼登山口あと2.9km地点通過、9:47菅沼登山口あと2.0km地点通過、雪道を無事下り、ヤマザクラが咲く笹原を抜けて、10:35登山口着。静岡から来た方と話していると、五色山で別れた愛知のオッサンも戻ってきた。総所要時間は、5時間56分、花もなく、遠望の利かない山頂だったが、残雪を踏みしめての日光白根山、平日のこともあり、会った人10人ほど、静か過ぎる山行だった。


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