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甲武信ヶ岳
  
山行日
    2012年9月5日   晴れ   単独

コース
    毛木場駐車場→十文字峠分岐→大山祇神社→ナメ滝→千曲川・信濃川水源地標→梓山分岐(主稜線)→
    甲武信ヶ岳→三宝山→尻岩→武信白岩山直下→大山→十文字小屋→十文字峠→さぎり橋→十文字峠分岐
    →毛木場駐車場
                                      【後編】:甲武信ヶ岳〜十文字峠〜毛木場駐車場へ


 【前編】:毛木場駐車場〜(千曲川源流)〜甲武信ヶ岳

 不安定な気象にスケジュールがクルクル変る、近場で大菩薩、秩父方面なら半分晴れそうだ。夜中の道を走って、3:00−3:30頃、川上村を通過した。ここは、高原野菜の産地、大きなトラクターが走り、煌煌と照明をつけて、キャベツの収穫に追われていた。朝取りは美味しいとか、市場に合せてか、農業者まで夜中に働くとは些か勉強不足だった。県道を道なりに進むと、キャベツ畑の終わりから未舗装の道を少々走って、立派なドンづまり毛木場(モウキバ)駐車場に出る。先客5台ほど、明るくなるまで一寝入り、朝食をとって5:11出発。

 甲武信ヶ岳というと5,6回歩いているが、いずれもアクセスから西沢渓谷から入っている。今回は、、いつも気になっていた甲武信ヶ岳の北にある、ちょっと甲武信ヶ岳より高い三宝山を踏むこと、千曲川源流を辿ることで、毛木場駐車場を起点に一周する計画とした。ここから林道を10分ほど進み、5:20、十文字峠への道を分ける、帰路はここへ出る予定である。2台車があったが、どこから入ってきたのだろう? 私の古い山地図(1997/7発行)ではここも駐車場となっている。ここから広い道のまましばらく続き、5:35大山祇神社を過ぎ、その先に“起点標”と刻まれた角柱がある、傍らに道標もあり千曲川源流4kmとある、ここまでは車で入れそうだ。
  
  毛木場駐車場(休憩所、水洗トイレ完備、飲料水なし)     登山道脇に三峯山大権現

  
   十文字峠分岐                          カラマツの二次林とマルバダケブキ

  
  千曲川源流(西沢)に沿って進む                 大山祇神社

  
                     千曲川源流4kmの道標と傍らに“起点標”と刻まれた角柱

 その先は崩落跡があり、ここから登山道は狭まっている。しばらく西沢と平行して進み、岩穴、慰霊塔を過ぎた所で、最初の高巻きとなる。涸れ沢を渡ると、カラマツの二次林はダケカンバ、コメツガに変る。時々出合う名も無い小さな滝に惹かれつい沢に足を向ける。6:43、唯一名前のついたナメ滝に出る、道標には千曲川源流まであと2.1kmとある。
  
   崩落跡通過                            根っ子だらけの道

  
    岩穴、何かに使ったのかなあ                 カラマツの二次林と苔


   名も無い小さな滝が点々と

  
   “慰霊塔”山の作業? or 遭難?              最初の高巻

  
  アセビの小木の間を抜ける                   沢沿いが雑木に変る

  
  一帯が雑木に変る                          橋、雰囲気が良い

  
   ダケカンバ、伐採跡に生えたものか?               伐採前はコメツガの森林か?


    西沢


   沢山の枝沢を集めている

  
                     水気たっぷりの道、砂地なのでぬかってない


   西沢


   西沢、唯一名前のついたナメ滝


   ナメ滝、岩盤は花崗岩

  
         源頭まで2.1km、開けた空間、建物でもあったのかな?

 清流の奏でる音を聞きながら、緑と水の森を緩やかに上って行く。駐車場からずっと左岸を歩いてきたが、7:09、ここで橋を渡り右岸に出る。渡ってみたが、地形としては、大きな岩場や大きな滝がないので疑問をもつ。7:29、源流まであと0.35kmの所で、一つ上の橋を渡り返して再び左岸へ。徐々に水量が細くなり、沢の音が急に無くなり、7:39“千曲川・信濃川水源地標”と書かれた大きな角柱のある場所に出る、小休止。残念ながら、テントが3張り、不可と書いたものは無かったが、雰囲気を壊す。沢伝いに進んできた登山道は、一気に主稜線目指して森を抜ける、8:01主稜線に。

                    枝沢、苔むした岩石の間から湧いているようだ

  
                       あと源頭まで1.45kmザラ瀬が続く

  
          この坂を乗り越え                      小橋を渡って


     右岸へ


    西沢

  
  置き去りにされたφ20mmほどあるワイヤーロープ      沢筋に日差しが

  
    倒木が一本橋のようだ                      ショイコを背負った男性が下って行った

  
  あと源頭まで0.35km                        左岸に渡り返す

  
       下山者4人                      水量が細くなり

  
   千曲川・信濃川水源地標に出る              沢に降りると上方向に水はなし

  
                   コップの置かれた岩の下から湧いているようだ

 ここからシラビソの樹林帯を甲武信ヶ岳まで緩やかに上る、時々樹林帯の隙間から南側の山並が顔を出し、富士山、木賊山、黒金山を眺めては立ち止まる。直下ではガレた道を少々急登し、甲武信ヶ岳山頂着、8:20-8:50。全体に薄い雲に遮られているが、まあまあの眺望、富士山を南方向に、秩父連山、八ヶ岳、浅間山と目指す三宝山、両神山を一望する。水源地にいたGrの一人がやってきた、昨日は全く見えなかったとか。
  
 斜面を尾根に向かって一直線に上る、主稜線に出る         シラビソの樹林帯を歩く


  木々の隙間から岩峰の左に富士山が現れる


  薄い雲があるものの重なる峰々の上に横たわる山容は、


  霊峰に相応しい


  甲武信ヶ岳直下から富士山        像クリック拡大

  
                              甲武信ヶ岳山頂


   甲武信ヶ岳山頂から南方向の眺望         像クリック拡大


    甲武信ヶ岳山頂から南〜西方向の眺望         像クリック拡大


   同、黒金山方面


   同、国師岳、金峯山


  同、金峯山


    同、小川山、八ヶ岳方面


    同、御座山方面


   同、浅間山方面


  同、三宝山方面


  同、両神山方面

 【後編】:甲武信ヶ岳〜十文字峠〜毛木場駐車場へ




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