【後編:朝日岳から清水峠経由土合橋駐車場】      【前編:土合橋駐車場から朝日岳】

 朝日岳まで来て一番気になるのは越後三山、八海山、越後駒ケ岳、中ノ岳の眺望だ。今日はなかなか良い感じ、八海山と越後駒ケ岳の間に守門岳まで見えている、素晴しい。ポカンと独り、この山頂に立っているのがもったいないと思うが、誰も来る様子はない。気温が上がってきたのだろうか、水溜りに氷が見えないし、木陰の木片に解け残った霜だけである。さて、これからどうしよう、戻るには早すぎる、清水峠から旧国道で白樺避難小屋へ、あとが湯檜曽川に沿って戻ることにしよう。何か面白い発見があるかも、9:28朝日岳山頂を後にする。
  
  朝日岳山頂、背景は谷川岳                    同、石祠、背景は赤城山


  同、子持山〜谷川岳〜苗場山        画像クリック拡大


  同、頚城山塊遠望


   同、苗場山、右奥は妙高山


     同、武能岳


    同、一ノ倉岳、茂倉岳、仙ノ倉山


   同、谷川岳(トマノ耳、オキノ耳)


     同、烏帽子岳、谷川岳


    同、子持山、十二ケ岳、小野子山、榛名山、相馬山の奥に富士山


 同、 巻機山〜袈裟丸山      画像クリック拡大


     赤城山


    同、武尊山


    同、日光連山、中央が日光白根山


    同、至仏山


   同、燧ケ岳、至仏山


    同、朝日ケ原と越後三山


    同、朝日ケ原と巻機山、越後三山

 北方向に木道を進み、9:32宝川方面の道を分ける。軽く登り返して池塘を眺めジャンクションピークへ進む、9:48。深い谷を介して、ドカッと寝そべる牛のような巻機山、そこへ通じるというこの分岐、でも残雪期の話、指をくわえて先に進もう。ここから西寄りに向きを変え緩やかに下る。真っ赤な実をつけたナナカマドが点々と、写真に色を添えてもらった、10:36池ノ窪、少々登り返して鉄塔10:46。
  
   木道を進み                                 宝川方面の道を分ける

  
    分岐点から朝日岳                       同、湿原と後方に武尊山


   北方向に進み    朝日ケ原   画像クリック拡大


   同、朝日ケ原の池塘と奥に武尊山、赤城山


    朝日岳北のピーク付近から七ツ小屋山と大源太山


      同、大源太山


     同、谷川岳

  
   ジャンクションピーク                          巻機山と続く尾根


    同、越後三山


     同、巻機山


    同、清水峠から谷川岳へと伸びる尾根    画像クリック拡大


     同、七ツ小屋山と大源太山

  
   七ツ小屋山と大源太山を正面に眺めながら下る        振り返れば朝日岳は・・・

  
    下って鞍部、池ノ窪                          少々登り返して鉄塔

 ここで今日の大きな上りは終わったようだ、小さく下って清水峠10:52-11:07。休憩していると峠周辺を散策に来たという男性に出会う、何も無いのに呆れ顔だった、同感。ここから旧国道へ入る、ルートは白樺避難小屋まで緩やかに下る、というとラクチンじゃないかと思うだろう、ところが・・・である。やはり歩く人が少ないのと登山道の整備が行き届かないのだろう。草払いしてあるだけ良いのかな。一昨年6月下旬歩いた時は沢筋は残雪で、野草が多く時間はかかったが面白いコースと感じたが、今回は朝日岳、笠ケ岳を西側から眺める以外、ただ歩いただけだった、11:47鉄塔、12:43蓬峠からの道に合流、12:44-12:52白樺避難小屋。
  
     緩やかに下って清水峠に出る                  白崩避難小屋

  
   清水峠から巻機山                          旧国道分岐

  
 全体としては白樺避難小屋まで緩やかに下るのだが・・・     朝日岳と笠ケ岳を左に眺めながら進む

  
   潅木の間を抜けたり                      大きく山並を巻きながら進んだりもする


   朝日岳、谷川岳一望     画像クリック拡大

  
    沢山の沢と出合う                       笠ケ岳を正面にブナの若木

  
               1ケ所土砂崩れで荒れていた、道は水平なので見失うことはないだろう

 
      朝日岳、笠ケ岳を西側から眺める

  
    鉄塔脇を通過                          右は武能岳と思う

  
     小さな沢を渡る                       沢を渡った所から朝日岳、笠ケ岳

  
    水量豊富な滝を右手に、白樺沢?                   この滝は上方を通る

  
    カエデの紅葉                          酷道歩きを終わって、蓬峠からの道と合流

  
   正面に白樺避難小屋                     白樺避難小屋

 ここからは新道を歩き、湯檜曽川に出て土合へと進む、比較的変化に富んだ歩きやすいコースである。避難小屋を出ると直ぐに、旧国道を分ける、12:57。道標は倒れ表示があった、多分未整備で入るな、ってことだろう。この道は芝倉沢の出合まで、大変なコースである。特に沢を越えるのに難儀する。草払いもしてないでしょうし、最近の大雨で更に崩壊が進んでいるかも知れない、入らない方が良い。新道は歩きやすい、ブナの林をジグザグ下る、紅葉の若干残る道、13:38武能沢を渡り湯檜曽川沿いの道となる。14:10芝倉沢、14:26幽ノ沢、14:34一ノ倉沢を渡り、高巻きの道でマチガ沢に出るが、湯檜曽川の河原を歩いた。最近の増水で流れが変ったようだ、河原の大きな石が現れ真っ白で綺麗だった、マチガ沢14:51。間もなく林道の終点広場に出る。
  
   ブナ林を抜けると                        旧国道の分岐、この道は入らない方がいい、新道を下る

  
    紅葉がポツンポツンと                      ブナ林をジグザグって下る

   
      笠ケ岳


   笠ケ岳、白毛門


    ブナの黄葉の残る道、後は笠ケ岳、白毛門


   ブナのきれいな道


      ここまで下るとちょっとした紅葉見物ができる


      いい感じ

  
    武能沢を渡り                         小さな滝の下を横断、スリップ注意

  
    ガレ場を通過                            雑木の道、グショグショの道


    黄葉盛ん

  
  芝倉沢を横断                             “旧国道へ出られます”、とある


     湯檜曽川に沿って紅葉を眺めながら進む


     赤、黄、黄緑と・・・

  
   幽ノ沢横断                             一ノ倉沢出合いへの分岐

  
    一ノ倉沢横断                         ここから少し進むとマチガ沢を高巻く道に入るが

  
    河原を歩いて                           マチガ沢横断

 ここからは湯檜曽川に沿った未舗装の林道歩きとなる。国道に出る少し手前で柵がされ車両通行止めとなっていた。雑炊でいぐられてしまったようだ。国道に出て、土合橋を渡って、駐車場に戻る、15:16。
  
   林道終点の広場に出る                  この林道は入口付近で路肩崩落のため通行止め

  
   蓬峠への道(林道入口)                    土合橋駐車場に戻ると、10台ほどあり

 総所要時間は11時間14分で長い一日であった。雪を期待したが全くなく、冬枯れの尾根歩きとなってしまった。幸い好天に恵まれ、眺望を楽しめたのが幸いだったかな。昨年11月4日に見た景色、あれは幻だったのか・・・・・。

    【前編:土合橋駐車場から朝日岳】