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【後編:編笠山〜権現岳〜観音平  【前編:観音平〜編笠山

 編笠山の山頂を後に北側に下る、直ぐに樹林帯に入り、時々真正面に権現岳が顔を出す。残雪は薄っすら残っていたが、それも見ずに通り過ぎてしまいそうな程度。樹林帯を抜け下に青年小屋、正面に大きく権現岳が広がる、高さ良し、山容良し、8:25青年小屋着。営業も本日までなのか、忙しそうに関係者が動いていた。
  
                      下って、樹林帯を抜けるとギボシ、権現岳山頂部(右)

  
                       権現岳、左奥は赤岳、下は鞍部の青年小屋

  
     青年小屋、山頂の巻道はここで合流       青年小屋から編笠山、下部は噴石を積み上げたよう

 若干登り返すと山並が現われる、薄日が差して若干見通りが良くなってきた。 北アルプス南部、槍・穂、乗鞍岳、御嶽山  鳳凰三山、富士山を撮る。ここまで僅かに登ると、編笠山も編笠の形に見えてくる。
  
  北アルプス南部、槍・穂付近                  乗鞍岳

  
    御嶽山                             鳳凰三山

  
       編笠山                              富士山

 樹林帯の中をひと踏ん張りすると、パッと視界が開けのろし場に着く、8:46。ここが本日4番目のビューポイントだ(3番目は編笠山山頂) 視界が良ければ、南直下に編笠山、北に権現岳を仰ぎ、北アルプス、中央アルプス、南アルプス、富士山・・・、360度のパノラマを楽しめる。
  
  のろし場道標と富士山                     北にギボシが鋭く、右権現岳山頂

  
     南アルプス遠望                          中央アルプス遠望


      権現岳、三ツ頭、富士山、南アルプス、一部編笠山

  
    権現岳山頂部                       ギボシ

         
           北にギボシ&権現岳山頂部(右)

 のろし場を出るとヤセオネを通り、ギボシの岩峰を東側にクサリ場2ヶ所を伝って渡り、ギボシと権現岳山頂を結ぶ稜に出る。ギボシの天辺は稜線の左手直ぐ上である。ここは、本日のコース5番目のビューポイントである、9:26着。
  
   のろし場を振り返る                   ちょっと進んで振り向けばのろし場と編笠山

  
     クサリ場2ケ所あり                      編笠山を振り返る


    同所から蓼科山とギボシ


       ギボシと権現岳山頂部(右)

 山頂部は狭いので要注意、遠望する山並は勿論、主峰を正面にダイナミックな八ヶ岳な山容が展開する。深く切り込んだ山体は人を寄せ付けないだけに魅了する。雪を頂いていたら、もう一味違う景観になっていただろう。

   ギボシ山頂の石像3体、後方は中央アルプス


       槍・穂の稜線


     龍王岳と立山と思うが、・・・


     三ツ頭、富士山、南アルプス、中央アルプス、手前編笠山


   権現岳、三ツ頭、富士山、南アルプス


    蓼科山、横岳、阿弥陀岳、硫黄岳、横岳、赤岳


     編笠山、後方に中央アルプス


      阿弥陀岳、硫黄岳、横岳、赤岳

         
         後方に硫黄岳と横岳、前方に中岳と赤岳

         
            右後方が硫黄岳、手前が阿弥陀岳

 権現岳から赤岳に伸びるカミソリのような稜線を眼下に見ながら少し狭い稜線を辿ると縦走路の分岐点に立ち、権現岳山頂に出る、9:40。ここが第6番目のビューポイントになる。最高峰の岩場に立ち、パノラマ写真を撮るだけの度胸はない、いや、頭に叩き込んでおきたい眺望である。残念ながら遠望の条件は良くない、でも山座同定は薄目で眺めれば結構楽しめる。でもこの岩、お一人さんのみ、山頂の写真を狙っている方には甚だ迷惑だろう、次の方がお待ちなようで。
  
 赤岳、権現岳から伸びるカミソリのような稜線           縦走路の分岐点

  
   権現岳山頂                             山梨百名山の標

  
                            鉄剣のある左が最高峰の岩       


    最高峰の岩上からギボシ&編笠山


     同所から南アルプス

  
   同、北岳                             同、駒・仙


    秩父連峰、富士山、南アルプス遠望

  
   三ツ頭と富士山                         ギボシと槍・穂遠望

 10:10、権現岳山頂部を後にする。岩場で激しく動き回るホシガラスをカメラに、遊ぶ。クサリ場を下って振り向けば山頂部は岩2つ、東に位置する三ツ頭は見た目より近い、中間に小ピークはあるが、全体的には下っているからだろう、10:45三ツ頭着。

<ホシガラス>、居合わせた女性のGr、「あっ、タビガラスだ」、これには笑っちゃったね。


  


  
    権現岳山頂を振り向く                     向かう三ツ頭


     鞍部付近から権現岳

  
  同、編笠山                              同、赤岳

  
        同、赤岳                        同、権現岳

 ここが7番目のビューポイント(最後)、ここから見る八ヶ岳、編笠山、権現岳、阿弥陀岳、中岳、赤岳の眺望が素晴らしい、富士山もなかなか。ゆっくり休みたくなるところ、天女山から上ってきた4,5名と会った。このピークの直ぐ先で、観音平方面は右に入る。
  
                          三ツ頭山頂、後ろは権現岳


   山頂から権現岳と赤岳


    同、権現岳、左は編笠山との鞍部


      同、権現岳と右奥は阿弥陀岳


    同、阿弥陀岳、中岳、赤岳


   同、編笠山、権現岳、阿弥陀岳、中岳、赤岳


      富士山

 右に曲がって甲斐小泉方面に下る、目指すは八ヶ岳横断歩道である。樹林帯に入り尾根伝いに下ると、木戸口の手前で素晴らしい展望が待っている。南から見る権現岳と三ツ頭である。これまで眺めてきた様相とは全然違う、面白い。再び樹林帯に入り、木戸口11:30、更に少し下って11:40ヘリポート、ここで南〜東の視界が開ける。ここからカラマツの人工林に入る、11:50笹すべり、12:00雲海、12:12ベンチのある延命水、ここで小休止、更に下って12:27八ヶ岳横断歩道に出る。
  
   分岐点                               樹林帯に入る


   抜けると尾根筋から、富士山〜南アルプス

  
    同、南アルプス                        同、富士山

  
                          同、権現岳と三ツ頭を振り返る

          
                同、編笠山


    同、権現岳と三ツ頭


      同、右から3番目が権現岳と一番右が三ツ頭のピーク

  
     木戸口                                ヘリポート


   ヘリポートから見波アルプス

  
    笹すべり                                  ここにも雲海

  
     延命水                          飲み水に不向き、書き足しの看板

  
    八ヶ岳横断歩道                        緩やかにアップダウン

  
      見上げるとツルウメモドキ                石畳あり

  
    八ヶ岳高原ライン方向分岐                    観音平到着

 八ヶ岳横断歩道を落ち葉を踏みながら緩やかにアップダウン、沢に降りて八ヶ岳高原ライン方向のコースを左に分け、緩やかに登ると出発点の観音平駐車場着、12:50。本日の編笠山&権現岳一周を終える、総所要時間は、7時間20分。同コース、過去3回とも晴天だったが、今回はうす曇で眺望イマイチ、でも良いコースだ。連続した尾根歩きと異なって、雰囲気の変わる山行が楽しめる、7つのビューポイントのある本コース、オススメです。

  【前編:観音平〜編笠山


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