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大菩薩嶺〜黒岳
 
山行日
    2010年12月10日

  【後編:小金沢山〜やまと天目山温泉】   【前編:裂石〜大菩薩嶺〜小金沢山】へ

 9:46、小金沢山を後に尾根伝いに南下する。樹林帯に入ると中低木から落ちる雪を浴び、また解け出した雪がアイゼンに密着しダンゴ状になり時々払いながら進む。富士山の観賞はこの上ない上天気となったが、雪にいじめられっぱなし。起伏の小さいピークを2つ、3つ越え、牛奥ノ雁ケ腹摺山山頂着、10:31-10:43。この先、吉と出るか凶と出るか判らないが、思い切ってアイゼンを外す。
  
   小金沢山南斜面から富士山                   少し下って樹林帯へ


  樹林帯を抜けて、向かう牛奥ノ雁ケ腹摺山と富士山


  その左に伊豆の大島を遠望


   富士山を眺めながら登り返す


   登山道は緩やかに南下する


   富士山には枯れススキが良く似合う

  
                         牛奥ノ雁ケ腹摺山山頂


  牛奥ノ雁ケ腹摺山山頂から富士山


  同、手前は御坂山塊


  同、雪の残るコメツガと富士山


   ここから観る富士山は秀麗富嶽12景(小金沢山も)だとか

  
    山頂の西側から南アルプス遠望                向かう黒岳、正面左

 ここから眺める富士山は、大月市選定の秀麗富嶽12景に入るとか、良い眺めだ。絶景を堪能し、本日の最終ピーク黒岳に向かう。山頂から、しばらく南に緩やかに下る、尾根歩きとしては最高、樹林帯に入り登り返すと登山道に大きな足跡、解け出した雪で形ははっきりしないが直径15cmほど、何だ? 30、40m続いていたが森の中へ、シカ、カモシカ、・・・・ではないな。樹林帯をしばらく歩き、牛奥ノ雁ケ腹摺山と黒岳の中間点、川胡桃沢ノ頭に出る、11:21。広々した野っ原のようだ、南アルプスと富士山が良く見える場所だ。ここからまたしばらく樹林帯をアップダウンすると左手に丸っこい雁ケ腹摺山が枝間に見えてくる。間もなく大峠、雁ケ腹摺山方面の分岐点に出る、11:52。少し進んで黒岳山頂着、11:55。

      黒岳と富士山を眺めながら下る


      黒岳と富士山を眺めながら下る


      黒岳と富士山を眺めながら下る


    川胡桃沢ノ頭付近から南アルプス     画像クリック拡大


    川胡桃沢ノ頭付近から富士山


   川胡桃沢ノ頭付近から富士山


   川胡桃沢ノ頭付近から富士山


     川胡桃沢ノ頭付近から富士山

  
             大きな獣の足跡を見て、またまた深い樹林帯へ入る、積雪20cmほど(Max30cm)

  
   枝間から左に丸っこい雁ケ腹摺山が見えてくると            大峠分岐点

  
                           間もなく黒岳山頂

 黒岳山頂は深い樹林帯の中で眺望は全くない、休憩するにも雪の上では。南方向に下ると、広葉落葉樹の樹林帯を通過する。ここは“やまなしの森林100選”、黒岳の広葉樹林、のようだ。適度な間隔があって日が射す明るい森のようだ。少し上ると眺望が開け、秩父、富士山、更に南アルプス、乗鞍岳、八ヶ岳まで展望できる。白谷丸という小さいピークを越え、湯ノ沢峠まで長い下りに入る。地面が見えてきた急坂で、ツルッと滑ってすってん転り、お尻が泥まみれかな。勾配が緩やかになってやれやれと思いきや、今度は背丈ほどある雪の積もった笹のトンネル、どうしよう、掻き分けようか、潜ろうか、払ってみたりしたが、ビショビショになって湯ノ沢峠着、12:43。腿から膝まで濡れちゃって冷たーい。
  
                             黒岳樹林帯を下る

  
                      落葉広葉樹の森を抜け軽く登りかえすと


   大きく展望が開ける、富士山と御坂山塊、この尾根伝いに続く南大菩薩連嶺


        富士山とこの尾根に続く大蔵高丸、ハマイバ丸

  
         雁ケ腹摺山1874m              その左に奥多摩の山、御前山、三頭山、大岳→間


   高度が下がって富士山、御坂山塊、南大菩薩連嶺


   西に八ヶ岳、奥秩父の山


    この富士山を最後に背丈を越える笹の斜面を下る


  掻き分けようか、潜ろうか、払ってみたりしたが、長い坂にビショヌレ

  
  下ってきた道、やっと湯ノ沢峠に出る                直進すればハマイバ丸方面

 前回の通過時間が気になる、何時かな? 11:16-11:25、 1時間30分の遅れで更に増す。でもここまで来れば、里は近い。避難小屋脇から入る道が見当たらない、こっちは水場? 変だな? あった!、これだ。 すっかりタップリ積もった雪の笹に覆われた道、この笹道は長いぞ、どうしよう。上の林道を歩くことも可能、しかし距離が長い。やはり、この道を行こう、20、30分の我慢だ、カメラをしまって、突撃開始! 焼山沢に沿ったひどい道だった、途中渡渉が3度あり、 その都度考え込み道を探す。やっと笹の背丈が低くなり、積もった雪も減り、林道を見通せる場所に出た、13:12。
  
   真ん中が登山道です、背丈を越える笹と雪         やっと林道へ

  
    林道は快適                          焼山沢真木林道へ出る

  
                           あと2kmちょっと、頑張ろう

  
     ゲートの脇を抜け                        廃屋の残る集落を過ぎればバス停は近い

 雪道の林道を歩いて、13:32焼山沢真木林道へ、そしてついに14:27やまと天目山温泉バス停着で、総所要時間11時間17分の大菩薩の山行を終えた。バスの時刻表を見る、14:31甲斐大和駅行があるではないか。バス会社は異なるが、早く帰りたい。14:35まで待ったが来ず、時刻表をもう一度見ると期間と曜日限定のバスだった。予定のバスは17:12、歩ける範囲だが今日はやめておこう。タクシー、電車、タクシーを乗り継いで裂石の駐車場へ戻る。きれいな富士山を観たこと、これが良い土産だ、あとはいろいろありすぎたが、今後の参考になろう。雁坂トンネルを越えて家路へ。


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