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------北アルプス雲上の楽園独り旅------
     
(六日目) 2002/7/30(火) 晴れ

コース
      高天原山荘→高天原峠→(大東新道)→薬師沢小屋→太郎平小屋→折立

 天の味方もあり好条件で山行も最終段階に入った、5:13高天原山荘をあとにする、天気晴れ。昨日散策した湿原の中の木道を歩く、キスゲ、ワタスゲの見送りを受ける。5:15橋を渡る、続いて岩苔小谷にかかる橋を渡る。一帯にキヌガサソウが咲いている、緑色がかっているので、終わりに近いが、数が沢山あるのできれいだ。5:22丸木橋を渡る、高天原峠まで急坂と思ったら、それほどではない。ミヤマカラマツの花も盛りのようだ、オンタデ、セリ科の植物などなど沢山咲いている。

 ホーホケキョ、ウグイスが鳴いた、心なしか深山で聞くとすんで聞こえる、不思議である。隣に寝ていた人が、弁当を食べていた、山の中で食べるのも、また良しか。「足、大丈夫?」と声をかけると、「バッチリです」と返してきた。昨日大きなマメをつくり、テーピングをしていた人である。間もなく高天原峠に着く、5:46、ここまでは差ほど歩きにくくはなかった。薬師沢から雲ノ平の道の方が難度が高い。峠の上は日がさしていて、樹木の間から近くの山の姿が見えた。
  
   キヌガサソウ                                丸木橋

  
  峠からは近くの山が見えた                        最初の崩落した沢

  
      二つ目の沢                             オオサクラソウ

  峠からは緩い下りで、斜面に沿ってトラバースしている感じだ。黒部川の流れの音が大きくなったり、小さくなったりしながら聞こえる。6:15、最初の危なっかしい沢を渡る、6:24崩落したバッカリと思われる沢を越え、6:30次の沢を渡った所でオオサクラソウを発見、写真をとる。沢の所で休憩中の男女にも教えてやる。6:42また沢を渡りはしごを2つ上り下りする。7:07結構大きな沢に出た、そこは黒部川との出合いであった。7:26危険箇所と思われる所を通り、平坦なところに出て一休み。8:02、200mほど先に吊り橋が見えた、やっと難関突破である。8:08雲ノ平への道と合流し、8:11吊り橋を渡り、薬師沢山荘に着いた。腰を下ろしてみたが、ゆっくりと上のカベッケ原で休むことにして、8:15腰を上げる。
  
    このハシゴを越えると間もなく黒部川出合い             黒部川出合い

  
     こんな所を伝って行く                           高巻き(ここは鉄はしごがあった)

 8:22カベッケ原着、小休止。ワタスゲをさわっていた女性が「やわらかい、やわらかい!」と感心していた、この触れるということが、大切なのだろうなと思い、考えさせられた。8:44歩き出す。
  
     ニッコウキスゲ                             ニッコウキスゲとワタスゲの斜面

  
     さらば水晶岳                            富山県警のヘリが太郎平小屋に着陸、何が?

 6つの橋を越えて10:18太郎小屋へ、11:40三角点、、折立に近いところで知人夫婦に出会う「気を付けて行ってらっしゃい」で見送る、12:46折立着

 6日間に渡り歩いた“雲上の楽園独り旅”は無事終了した。天候に恵まれたこと、時間的にかなり余裕があったこと。不安材料を払拭する確たる情報が得られたこと、などなど好条件が整った結果と考える。兎に角、満足できる山行であった。合計所要時間は38時間38分であった、1日目は5時間30分、2日目が7時間丁度、3日目が7時間53分、4日目が3時間11分、5日目が7時間30分、6日目が7時間33分で5日目の高天原散策の時間は含まれておりません。

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