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------北アルプス雲上の楽園独り旅------
         
(一日目) 2002/7/25(木) 晴れ

  
コース
  折立→太郎平小屋→薬師沢小屋(泊)

 群馬を20:00に経って、伊勢崎ICから小諸ICまで高速道路を走り、あとは下(した)道で2:30ゲート前に着き仮眠。6:02ゲートが開き、登山口である折立着6:30。身支度をして6:40、一歩踏み込む、天気は晴れ。

いきなり結構な急登であるが、肩の荷物も水1リッターを含めて8kg程度、汗は顔面を走るが、コメ栂の樹林帯を抜ける風はさわやかである。7:19ちょっとした平坦な場所にでる、三角点まで60分の案内あり、7:22右手の谷を介して北俣岳の裾が西に向かって尾を引いているのが見えた、また樹林帯へ。7:28三角点まであと30分地点を通過、下山の老夫婦に会う、「おはよう御座います、暑いですね、気をつけて行ってらっしゃい」、と励ましの言葉、日焼けした顔には何だか充実感がみなぎっていた。「ありがとう御座います、折立はあと一息ですよ」と言葉を返す。7:33緩やかに下り、実をつけたミズバショウを横目にまた高度を上げていく。登りの20人ほどの団体さんに道を譲ってもらう、今度は女性4人のグループ、そして単独行の男性とにぎやかである。7:43三角点に到着、小休止、この辺は大きな木がなく薬師岳の天辺が正面に見通せる。登山道が緩やかに太郎平目指して伸びている。立山も山頂部をわずかにのぞかせている。8:52ごろごろした石のハイマツ帯を再び歩き出す。
  
  ミヤマママコナ                                三角点

  
     白山の山々                                 太郎平方面

  
    立山・剣山頂部が見えた                        チングルマが早くも綿毛

 続々と下ってくる、3人、15人・・・、8:22石組の道となり樹林帯を抜けたようだ。8:42ハイマツの木陰で白山を見ながら小休止。8:50歩き出して間もなく、小屋が見え折立6km、太郎平2kmの道標あり。また腰をおろしている人を見て小休止、8:52、小屋に異様な煙が立ち上がるのを見て8:59歩き出す。9:17、太郎平まで1.0km地点で下山してきた人に尋ねるとゴミを燃やしていた、とか。


 9:40太郎平小屋着、折立から丁度3時間である、コーラを300円で買って飲む、おいしい。北に薬師岳、東に鷲羽、水晶、三俣蓮華が見えた、9:55薬師沢を目指す。
  
  太郎平小屋から煙が火災か?(ゴミを燃したらしい?)      コバイケイソウと薬師岳、小屋付近

  
   ハクサンイチゲ、小屋付近                        チングルマ、小屋付近

  
     薬師岳、小屋付近                              水晶岳、小屋付近

  
    黒部五郎岳、小屋付近                          アオノツガザクラ

 太郎平小屋からは、木道に沿って高度を緩やかに下げ、10:08足元にコバイケイソウ、その向こうに薬師岳の姿が、一片の雲の下にずっしりと鎮座していた。その右手には、風雪に耐えた数本の栂(?)が力強く枝を伸ばし、水晶岳に負けまいと天をさしていた、緑なす夏山のその脇で、コバイケイソウが真っ白なアクセントを付けていた。

 間もなく急坂をジグザグに下り二つの沢が合流する所で最初の橋を渡った、これが薬師沢である。道は沢に沿って山の中腹を下りながら、高山植物の咲き乱れる斜面と沢にかかる橋を繰り返しながら、楽しませてくれた。5,6箇所橋を渡り11:55、カベッケ原に着いた。風が無く、照りつける太陽を避け、下ってしまえば5分ほどで薬師沢小屋であるが、キスゲの花と真っ白いワタスゲに呼び止められて小休止をする、12:10薬師沢小屋着。
  
 コバイケイソウと薬師岳                         遠方が水晶岳

  
  ニッコウキスゲと北俣岳の稜線                       最初の橋

  
   オタカラコウ                                  ヨツバシオガマとクルマユリ

  
      丸木橋                                ワタスゲとニッコウキスゲ

 到着するや、山岳情報を見る、帰路予定の大東新道の危険箇所が掲示してあった。小屋の人に尋ねると、安全を考えたら高天原峠から雲ノ平へ迂回した方が良いと渡渉する場合と高巻きの場合を親切に教えてくれた。小屋に居合わせた人達にも聞くが、大東新道から来られた人はなく、雲ノ平へ迂回することでこの場は終わった

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