★気ままな男の山歩きHOME 山行記録(日付順 ) 山行記録(山域別) 走れ!“忠治”★ sub3-358 三ツ峠山・御坂山 |
山行日 2007年12月6日 晴れ 単独 コース 概略図はこちら 三ツ峠入口→三ツ峠登山口→三ツ峠山→御巣鷹山分岐→御巣鷹山→清八山→八丁山→天下茶屋分岐→御坂山→ 御坂峠→御坂トンネル入口→(旧道、御坂みち)→三ツ峠入口 本山行も前回と同様、頓挫した山行の続編である。遡ること3年8ヶ月、本栖湖から稜線を辿り、三ツ峠から南に下り河口湖の駅まで3日間の縦走でスタートした(一日目、二日目)。しかし、2日目、間違えて天下茶屋への東のルートを下ってしまい、踏み跡はそこでプッツンした。今回は逆コースからの繋ぎである。予報では穏やかな一日になりそうである、御坂トンネルを河口湖方面に抜け、左折旧道に入り4.4kmほど走ると三ツ峠入口がある、5:06出発する。真っ暗な舗装された林道を登山口へと歩く、5:25。ここから壊れたコンクリート舗装というか、ゴツゴツした石だらけの道となる、ヘッドランプを使用しているが、歩きにくい、中間地点のベンチ5:55、2つの山荘の分岐点で消灯、山頂のアンテナを撮る。日中は泥濘となるだろう、轍の凍った道を歩き、木無山と三ツ峠山荘の中間の尾根に出る、6:20。 三ツ峠入口 三ツ峠登山口 尾根までの中間地点にあるベンチ 白々した空に三ツ峠山山頂部のアンテナを見る 日の出時刻までに20分ほどありそうだ、雲が海面に沿ってなびいているが仕方ない。刻々と明るさを増すにつれ、富士山の様相が変化する、ファインダーと交互にニラメッコ。あっ、突然のように雲間に太陽を見る、そしてたなびく雲の上に昇る。薄い雲もあるようだ、くっきりした眺めではないが、三ツ峠のご来光は40年ぶりぐらいだろう。 木無山と三ツ峠山荘の中間の尾根に出る 日の出にはちょっと時間がありそう、茜に染まった東の空 【日の出前の富士山】 ツルウメモドキが低木に絡んでいる、まだ実がはたけていない 刻々と日の出が迫る 富士吉田市を眼下に見る 雲間から突然のように日が昇る 【日の出と明けゆく霊峰富士】 弱い光は山荘を染め、入口のガラスに富士の姿を映す。6:50、山荘の間の広場へ移動、南アルプス、北アルプス、八ヶ岳を遠望する、素晴らしい。そして、立止まっては、眺望に感動し、凍てつくような寒風の中、急登して山頂へ。 入口のガラスに富士の姿を映す三ツ峠山荘 三ツ峠山の山頂部 【三ツ峠山荘と四季楽園の間の広場付近からの眺望】 南アルプスと御坂山塊 北アルプスと八ヶ岳遠望 時間と共に富士山が青空にくっきりと裾野をなびかせ、微笑む。しかし、冷たい風が肌を刺す、腰を据えて楽しみたいところであるが、早々に引上げる、7:20。 【三ツ峠山山頂の眺望】 三ツ峠山頂でマイザック 山頂の三角点 左南アルプス、右北アルプス 富士山、南アルプス、北アルプス、八ヶ岳、中央に御坂山、手前左木無山、間に2山荘、右御巣鷹山 赤石岳&荒川岳 白峰三山 北アルプスと八ヶ岳 御巣鷹山 南アルプス、手前御坂山塊 御巣鷹山分岐点まで戻り、オフロード車兼用の路を歩いて御巣鷹山へ。 御巣鷹山分岐点 御巣鷹山への道、オフロード車兼用 山頂手前の平坦な草原 御巣鷹山山頂部のアンテナ 山頂西側から南アルプス、大分クッキリしてきた 山頂から広葉樹の間を、下る、下る、320〜330m、そして小さなアップダウンを繰り返し、8:30鉄塔に出る。左手には林道が行き止まっている。真南から急登し、左に御坂峠方面の道を分け、清八山山頂に立つ、9:00。 広葉樹の間を大きく下り、アップダウンを繰り返す 御巣鷹山から清八山までの半分ほど歩くと日が差し 樹間から富士山が見える 振向けば御巣鷹山のシルエット 清八山の南鞍部の鉄塔 分岐点付近には地ならしした平坦な地があり、植林したようだ、地形図で見ると、アンテナの記号があるから撤去跡だろうか。ここの山頂も素晴らしい眺望だ、富士山の裾野が南アルプスに連なっているように見える。北の秩父連峰と御坂山塊の間に細長く連なる街、ここから見ると灰色の蜂の巣状だ。9:20清八山を後にする。 清八山直下御坂方面分岐から富士山〜南アルプス 清八山山頂 【清八山山頂から見る富士山】 同、八ヶ岳 荒川岳 白峰三山 御坂山(左)と釈迦ケ岳(右) 富士山〜南アルプス 東側の本社ケ丸 シルエットの御巣鷹山と三ツ峠山 分岐点に戻り、南西方向に進み4,5回上り下りを繰り返し、女坂峠への道を右に分け、南に方向を変え、9:40八丁山着。ここから100mほど下ると、清八山手前で通過した鉄塔(大幡八丁峠と山地図に書いてある)の延長線上に出る、ここが八丁峠である、間に鉄塔が2基あり、ここまでわずかな距離である。峠の眺望はない。 時々樹間から富士山を見る 清八山を振り返る 女坂峠への分岐 八丁山から富士山 南アルプスと釈迦ケ岳 まだ逆光の御巣鷹山と三ツ峠山 八丁峠 奥が大幡八丁峠(清八山の南鞍部) 登り返したピークから富士山を見て広葉樹林帯を西進する。再び富士山が顔を出すと、河口湖を右下に見る。絶景をしばらく眺めながら、細い点々とした岩場を歩く、気分爽快な尾根歩きである。見えなくなると、間もなく天下茶屋への(西)下山道分岐に着く、10:34。 登り返したピークから富士山 白峰三山 樹林帯の中をしばらく歩く 八丁山方面の山並 御坂山方面の山並 【富士山の眺望、P1498の先から天下茶屋の東下山道付近まで】 ここで前回の山行とつながったが、ここで下っては時間がちょっと早い。予定を変更して御坂峠まで歩き、鎌倉往還の御坂路を下る。ブナの沢山自生する尾根をアップダウンを繰り返しながら、西進する、御坂山11:03-11:15。 御巣鷹山と三ツ峠山 天下茶屋分岐 御巣鷹山と三ツ峠山 分岐付近から富士山 正面に御坂山 河口湖と富士山 橋が左に見える、河口湖と富士山 ブナの樹林帯に入り、小さなアップダウンを繰り返す 平坦な広い山頂部の御坂山 樹間に御巣鷹山と三ツ峠山 富士山を広葉樹林の向こうに 山頂から北西に進み P1591から南西に進み、黒岳(?)を樹間に見る 大きなブナの木、上部で隣の木とドッキングしている? 鉄塔付近から富士山 同、八ヶ岳と北アルプス 同、白峰三山 黒岳方面 山頂から北西に、P1591から南西に進み、鉄塔を過ぎると間もなく、P1571を南から巻くようにして下り、御坂峠に出る、11:38。ここから歴史街道と言われる御坂路に入る。笹の間を緩やかに下り、ジグザグを繰り返しながら、樹間に富士を仰ぎ下る。所々に石積みが見られ、深くいぐられた道は、出水によるものではなく、古人の手によって造られた歩き易い形かも知れない。勾配、形状とも、今でいう、人に優しい道なのである。何だか、落ち葉を踏みしめる音が、昔人のささやきに聞こえてくる。こんな雰囲気の山道だった、御坂トンネル入口着、12:23。 御坂峠、御坂茶屋(営業?) 峠の道標 御坂峠から富士山 この道を下る、御坂路 笹の間を緩やかに下る 樹間に富士山を仰ぎ 形状も石ころを端に避け、真中を柔らかくしたのかな 樹間から御巣鷹山と三ツ峠山 積み上げた感じの岩石 この根も幾百年旅人の声を聞いたことか 下草の黄葉も優しい感じ 峠道文化の森入口と書かれた木柱あり 石仏一体、行き交う人を見守ったのか こんな表示板も様になる路 右手に御坂トンネル入口 下れば河口湖、左に旧道を辿れば旧御坂トンネルに出る 旧御坂トンネルの方向にあと4.4km 時々、富士山が見える 真昼間、タヌキのお出ましです 富士山にモヤがかかってきた 上空は真っ青、ツルウメモドキ 御巣鷹山のアンテナ 次のカーブが出発点 左、旧御坂トンネルへ、右三ツ峠登山口へ ここから舗装された旧道を歩き、出発点着13:29、総所要時間は8時間21分であった。天気が良く、初冬の富士山に感動し、3年8ヶ月の経った計画をつないで、オマケに歴史街道まで歩いた。全てラッキーの一日だった。会った人、四季楽園付近で1名、御坂峠とトンネル間で1名+ワンちゃんだけだった。 富士山のスライドショー追加 2007/12/8 |
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