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後袈裟丸山・前袈裟丸山  

山行日
    2008年5月21日   晴れ   単独

コース
    後袈裟丸山登山口(郡界尾根)→P1415.1(三角点あり)→石祠→後袈裟丸山→八反張→前袈裟丸山→
    東南尾根(標高1701m先端付近)→前袈裟丸山→八反張→後袈裟丸山→石祠→P1415.1→後袈裟丸山登山口  
     ご参考:昨年の同コース山行

        花ページへジャンプします 郡界尾根の花  前袈裟丸山東南尾根のアカヤシオ 


 郡界尾根と前袈裟丸山東南尾根のアカヤシオを見ようと計画する。5/15に折場登山口から前袈裟丸を往復した時、郡界尾根への林道(小中新地線))は小中大滝上で通行止を耳にする。しかし、ネットの情報を見ていくと、通れそうだ、最終的には当HP相互リンクしているtomoさんが、根利から入られたと思うが郡界尾根をピストンしていることから、小中から入ることにして早朝のR122を走る。バリケードもなく小中大滝先から左折して林道に入った。斜面のヤマツツジを見ながら快調に走り、あと2,3km程の所で路上に散乱する岩石に気づき減速して端を通過する。大きいのは200、300kgありそう、そんなところが7,8ヶ所、そして未舗装の約1kmを走って郡界尾根登山口に着いた。

 車は1台だけ、5:58、昨日のtomoさんの踏み跡、郡界尾根コースに入る。萌える雑木林の中、木段をいきなり急登する。ミツバツツジが点々と咲く、昨日の強風雨だろうか色艶の良い花びらが沢山落ちている。6:12、郡界尾根に出て緩やかな上りとなる。大きなミズナラとカエデの多い雑木林である、樹床は背の低い笹で被われている。右手に目指す前、後袈裟丸山を目にすると、間もなく三角点のある小ピークに出る、一帯を八重樺原と呼ぶようだ、6:25。小さいアップダウンを4,5つ繰り返すと、コメツガの多い樹林帯に入り、緑の群落に点々と咲くシャクナゲを目にすると、石祠のあるP1482に着く、7:06。
  
                           林道には落石が点々と

  
  郡界尾根登山口                         木段をいきなり急登する

  
  郡界尾根に出て緩やかな上りとなる           右手に前、後袈裟丸山

  
  笹の低い峰に三角点                   ゆったりした尾根の右側は深い谷

  
             サクラスミレが咲き出し

  
                        キジムシロ、フデリンドウも開花

  
   シラカバの多い2番目のピークを過ぎ、深い谷に沿って小さいアップダウンを繰り返す


    鮮やかなトウゴクミツバツツジ


   シロヤシオが咲き始めた


  葉と花が同時進行している


  オオカメノキが芽吹いたカラマツ林を背景にくっきり


         点々と咲く真っ赤なアズマシャクナゲが目にとまる


   開花している花も多数、一部昨日の大風だろうか傷ついた花も多かった

  
  石祠のあるP1482に着く                    コメツガの樹間に赤城山が見えた

 このポイントと前後してアカヤシオの自生地に入る。昨日の強風の悪戯か、昨年咲き過ぎてしまったのか登山道沿いの花が少ない。しかし右手の深い谷の向こう側には、ピンクの山肌が見える。高度が上がるにつれて、多少花数が増し、結構楽しませてくれる。アカヤシオの蕾もまだ残っている、ヤマザクラも開花し競演している。後袈裟丸山直下に近付くと、前袈裟丸山西斜面が接近し、対岸のヤシオがくっきりしてくる。岩上から赤城山の全容を眺め、霜柱を踏んで後袈裟丸山頂に立つ、8:12。
  
                 前袈裟丸山の南西斜面にはアカヤシオのピンクの島が見える


  高度が上がるにつれてアカヤシオも花数を増す


     前袈裟丸山を背景に郡界尾根のアカヤシオ

  
  前袈裟丸山西斜面のアカヤシオ              後袈裟丸山山頂直下から前袈裟丸山、左鞍部が八反張

  
                       同、岩場から赤城山の全容

  
  霜柱を踏んで                         後袈裟丸山山頂へ

 山頂の眺望が来る度に良くなっている、現在は北側を除き絶景が展開する。尾瀬至仏山、上州武尊山、谷川連峰から浅間山、赤城山が一望できる。情景からするとコメツガが立枯れしたようだ、その影響か山頂部のシャクナゲは元気がない、8:18前袈裟丸山に向かう。
  
 後袈裟丸山山頂から至仏山                  同、上州武尊山

  
   同、赤城山                         同、谷川連峰〜至仏山

  
   男体山とコメツガの立枯れ               小丸山方面の山並み

  
  八反張の上から前袈裟丸山                同、赤城山

         
            同、前袈裟丸山

  
   上から八反張を撮る                   氷と霜で通過に慎重を要した

  
            八反張のユキワリソウ、一花目が半開き、周辺を探したがこれだけ

  
 八反張のシャクナゲ、ここは周辺では早い方            八反張  

  
   八反張西側の残雪                     八反張東側の残雪

  
 前袈裟丸山北斜面からの眺望、皇海山、日光白根山     同、男体山

  
  同、上州武尊山                       同、皇海山〜男体山


   後、中、奥、最高峰袈裟丸山、皇海山、鋸山、日光白根山

 笹の急坂を下って、八反張を通り、登り返すと間もなく前袈裟丸山の北の絶景ポイント、袈裟丸山と上越、日光の山、絵になる光景、8:47前袈裟丸山山頂着。ここから登山道を小丸山方面に下り、尾根なりに進むと目指すアカヤシオの宝庫東南尾根に至る。登山道は幾分北寄りにコメツガの斜面を急降下する。鞍部に出るまで、テープ&紐などのマークや、薄い踏み跡が出来ているが獣道もあるので注意を要す、鞍部9:00着。尾根伝いに散策し、標高1701m先端付近で折り返す、9:25。
  
   前袈裟丸山山頂                      目指す山頂の東南尾根


               色づいた東南尾根のアカヤシオ


     鞍部から付近から東南尾根のアカヤシオ


               鞍部から前袈裟丸山

  
     小高い山全体が赤く                 右斜面を大きく


      赤城山を背景にアカヤシオ


      男体山を背景にアカヤシオ


    皇海山、鋸山、日光白根山を背景にアカヤシオ


   前袈裟丸山を背景にアカヤシオ


               風雪に耐えた樹型


      開花の比較的進んだ樹

 鞍部へ戻って10:00、前袈裟丸山10:20−25、八反張10:40、登り返して後袈裟丸山11:00、石祠12:00、三角点1415.1m12:56、郡界尾根と13:05分かれて、急坂を下り、登山口に13:14着。総所要時間は、7時間16分、前袈裟丸東南尾根のアカヤシオを6,7分咲きと読んだが、外れてしまった。見頃は、あと1,2日先だろうか。

      花ページへジャンプします 郡界尾根の花  前袈裟丸山東南尾根のアカヤシオ 


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