★気ままな男の山歩きHOME 山行記録(日付順 ) 山行記録(山域別) 走れ!“忠治”★ sub3-359 荒山・地蔵岳(赤城山) |
山行日 2007年12月15日 晴れ 単独 コース 概略図はこちら 赤城神社(三夜沢)→櫃石→避難小屋(上)→荒山→八丁峠→地蔵岳→八丁峠→軽井沢峠→避難小屋(上) →赤城神社(三夜沢) 大洞の駐車場で見渡し、どこを歩こうかと考えていた。風は強いが、駒ヶ岳の西斜面の霧氷が見えていた、これならきれいな霧氷が見えるだろう、駒・黒檜と一回りしようかと支度にかかる。雲は払われるどころか、全く稜線が隠れてしまい、ついに雪が舞ってきた。ここはあきらめて、鍋・荒山へ南から入ることを考えて移動中、雲は山頂部を次々と飲み込んでしまった。仕方なく、中止として、犬を連れ足利の山へ。これは昨日のこと、今日は仕切り直しというわけ。予報では良さそうだが、冬の山頂部は沼田の天気があたる。こう考えると、荒山の方が無難そうだ、しかし、車からは雪化粧した山頂部が全て見えていた。 三夜沢の赤城神社西隣の駐車場を7:18発つ。この尾根を歩くのは、犬を連れて帰った山行以来2年ぶり、人影のない神社に参拝して、東方向への小道に入る。気になるブナの木に立寄る、周辺の笹や下草がきれいに払われた杉林の中の空間、葉を一部残した大木は元気だった。櫃石への道へ出て、落ち葉を踏んで、高度をグングン上げて行く。ふと、登山道を横切る3頭の犬、これも宿無しだろうか、7:50櫃石への分岐点に出る。櫃石へは左へ300mほど急坂をつめる、右は尾根に出て荒山へ通じる、帰りに通る道である。8:05群馬県指定史跡櫃石着、男性1名が何やら、見回りのようだった。山中の史跡であるが、周辺の状況から見物者が結構あるようだ。道はここで行止っているが、すぐ先の三角点を踏み、尾根伝いにヤブをこぐと、先ほどの右手の道に合流する、8:15。 赤城神社(三夜沢) 三夜沢のブナ、目通り3.4m、樹高20mとある 櫃石左500mと直してあるが300m位かな、右荒山へ(帰路利用) 櫃石、群馬県の指定史跡 櫃石のすぐ北に三角点 ヤブをこいで荒山へのルートに出る 道なりにゆったりした尾根を進むと、間もなく赤城温泉方面からの道を右から合せる、8:23。ちなみに、道標があり赤城温泉まで1.6km、荒山高原3.0km、小沼7.5km、関東ふれあいの道と書かれている。ここから300mほど進むと左手から尾根が合流しここにも道標がある、8:30。しばらく、雑木林と赤松の林の中を進むと、尾根は真っ直ぐだが道は直角に左に曲がる、8:51。道標には大洞バス停8.5kmとある、この先尾根の勾配がきついため左を巻いているのかな。ここからトラバースぎみに進み、大きな岩石の露出している涸れた沢を渡った所で、右に折れ笹道の登りとなる、8:59。 赤城温泉方面から合流、赤城温泉まで1.6km 雑木と赤松の林の中を行く 急な尾根を避けてか、西へ巻く 涸れた沢を過ぎた所で右折 しばらく歩くと、前橋の街が眼下に広がる。2日前に降った雪だろうか、この辺から現れる。ツツジの間を縫うようにして抜けると上の避難小屋である、9:26着。ここは、お馴染みの荒山の南直下の登山道の交差する所である。西は荒山森林公園、荒山高原方面、東が軽井沢峠を経て小沼方面、北は荒山山頂である。ここから荒山最後の登りとなる、下から眺める尖った山頂部はこの辺から上の部分だろう。丸太の階段を7,8分登ると、見晴らしの良いひさし岩に出る、9:35。ここまで来て、赤城山の東側の山並をはじめて見られる。黒檜山と駒ヶ岳の一部、地蔵岳から長七郎山、茶ノ木畑峠付近まで一望できる。 一汗かくと眼下に前橋市 笹の上に雪が現れる ツツジの間を通り、上の避難小屋に出る 7,8分でひさし岩、そこから地蔵岳 同、地蔵岳、長七郎山、茶ノ木畑峠付近 一息入れて山頂に向う、霧氷の成長が歩数ごとに大きくなっていく。直下の岩の上によじ登って、周辺の景色と霧氷を眺める。南東から見ているので、荒山の山頂部はすでに大分やせこけてしまっている、でもまあまあの霧氷である、北側はきれいだろう。霧氷のトンネルを抜け荒山山頂に立つ、9:52。 荒山山頂南直下の岩上から地蔵岳、右はアップ 同、山頂部の霧氷とアップ 同、駒ヶ岳と後に袈裟丸山 同付近から鍋割山 霧氷のトンネルを抜けると 最奥に山頂のホコラ 山頂北の岩上から鈴ケ岳と鍬柄山 同、小野子山と子持山 同、谷川方面、上空は雲に覆われていた 山頂の霧氷 山頂東側から地蔵岳〜地蔵岳、長七郎山、〜茶ノ木畑峠付近 眺望の良い山頂の北の岩上へ、東側へと場所を変える、上信越国境は吹雪いているようだ。地蔵の霧氷は素晴らしい、駒ヶ岳・黒檜山は最高だろう。今から足を延ばせば、地蔵岳は間に合うだろう、黒檜山までは時間がかかり過ぎる。変な雲も多い、時々日が陰る、これも気になる。しかし、地蔵までなら考えることはないだろう。でも、この急坂を下らないと距離が長い、アイゼンはあるし、何とかなるだろう。ということにして、下り始めるが、4,5cmの雪面は表面が凍っている。小枝に掴まり、一歩一歩踏み締めながら、慎重に下る、いよいよの時はアイゼンを使えばよい。鞍部まで下って一安心、見上げる景色にやっと一息。 荒山北東の細い尾根、雪は凍結していた 同尾根から地蔵岳 同、鈴ケ岳と鍬柄山 鞍部付近から荒山 同、アップ ここから前浅間まで軽く登り返し、あとはショートカット、北に向っている尾根を進み、鞍部から北東方向にヤブをこいで小沼への道路に出る、10:42。道路に出たら勢い良く走っていった車があった。凍った坂道で止まっていた、この車ノーマルであった、気の毒にもこの先は通れないだろう。聞いたところ牛石峠付近から雪が出てきたとか、ならば引き返すが安全、と言ってやったが車の向きを変えるのが一苦労だろう。雪道は歩くが安全、先を急ごう、10:56八丁峠着。 前浅間付近、ここもバリバリだった 森の中をショートカットして小沼への道路へ出る 八丁峠、地蔵岳方向から 八丁峠から地蔵岳 5台ほど車あり、土曜日で天気が良いので登山者の数も多い。ここから眺める黒檜山と駒ヶ岳、今日はバッチリだろうな。でも、上の雲、変な雲。踏み固まった雪の階段を登り始める。この階段を帰りは下らなくてはならない、ならばアイゼンをつけた方が歩き易い。荒山を下る時に付けてしまえば良かったものを、と思ったがことは無事に済んだこと、あれはあれとしよう。爪を研いだバッカリなので、効きが良い、メリメリくい込む。、四方眺めながらゆっくり歩いて、山頂着11:35、途中10分休憩。 同、黒檜山 同、アップ 地蔵岳東斜面から小沼&長七郎山 同、小地蔵岳 同、駒ヶ岳、後は袈裟丸山 緩やかな登りになって山頂へ これは素晴らしい眺めだ、点々と7,8人霧氷と眺望に見入っていた。炊く食事の匂いにほえる愛犬君、新坂方面から大勢さん到着、まだ下の方で声もする、地蔵の山頂も大賑わいだ。黒い雲が上空に居座り、太陽は時々黒檜山を照らしてくれる。それを待って、シャッターを切るのだが、小黒檜山〜駒ヶ岳は長い、雲がすっきりとれないままタイムアップ、12:05山頂をあとにする。 地蔵岳山頂 山頂に祀られた神仏 山頂から小黒檜山、黒檜山、駒ヶ岳 駒ヶ岳アップ、後は袈裟丸山 五輪尾根 覚満淵 大沼大洞 アンテナ群 五輪尾根〜黒檜山〜小地蔵岳 小黒檜山、黒檜山、駒ヶ岳 同、小黒檜山、黒檜山、駒ヶ岳 【地蔵岳山頂付近で撮った草木の霧氷】 12:14八丁峠、12:35軽井沢峠入口、12:41軽井沢峠、先ほど通った尾根の下をトラバースして上の避難小屋に出る、13:01。13:24下の道に合流、13:28直角に曲がって南下する。 下山路から小沼 八丁峠、もうすぐ冬季閉鎖 軽井沢峠の入口 下山の靴跡1名 軽井沢峠 同所から荒山 MTBのタイヤの跡も 谷を隔てて牛石峠付近 同所から地蔵岳〜長七郎山〜茶ノ木畑峠 この階段を登ると 上の避難小屋、あとは赤城神社まで長い下り道 13:45赤城温泉分岐、14:00櫃石分岐点、朝の道に戻った。日は出ているが雪が降ってきた、濡れるほどではない、一時的な雲の流れだろう、14:23赤城神社の駐車場について長い尾根歩きを終えた。総所要時間は、7時間05分、地蔵岳に行かなければ黒檜山・駒ヶ岳と歩いて10時間前後で歩けそうだ、また何時かやってみよう。 |
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