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赤岳→硫黄岳→赤岳鉱泉→美濃戸         美濃戸→阿弥陀岳→赤岳

 この眺望が見たくて、赤岳へやって来る、しかしこの眺望が見られる確率は、と言ったら私の山行からは、40%というところかな。下界には雲が多いが、山々は雲の間に頂を覗かせている。阿弥陀岳の眺望も良いが、ここも素晴らしい。八ヶ岳の全望が加わるからだ。それと、山頂で見渡す顔、皆んな笑顔だ、達成感だろうか。皆体力も経験も一様ではない、大小ハードルは誰しもあるだろう、そしてここへ、この光景を目にした時、感動は絶頂に達するだろう、八ヶ岳の最高峰を踏んだ感触である。大波が去り、静けさが山頂に戻る、雲海に抜きん出た霊峰富士は、清く気高く美しく、我が身をそっと重ね合わせたくなる、これは願望なのだが、8:30山頂をあとにする。
  
                 赤岳山頂2899m(この写真2枚は前ページと重複です)

  
 赤岳山頂から富士山                    同、アップ、左下は茅ケ岳

  
  権現岳と編笠山、背景は南アルプス北部、左から北岳、甲斐駒ケ岳、仙丈ケ岳

  
 横岳、硫黄岳、背景は浅間山周辺の山遠望    横岳、硫黄岳、天狗岳、背景は浅間山周辺と左頸城山塊

  
    奥秩父の山々                      中央アルプス遠望

  
    穂高〜槍遠望                      頸城山塊遠望

  
  立山方面遠望                        後立山方面遠望

  
  御嶽山遠望                        乗鞍岳遠望


  赤岳の北方向、山頂小屋、横岳、硫黄岳、天狗岳、蓼科山、背景は浅間山周辺と左頸城山塊・・


  赤岳の東〜南東方向、秩父連峰、富士山、下は野辺山&清里


   赤岳の東方向、秩父連峰・・・・・・・・・


    赤岳の南東〜南西方向、富士山、南アルプス、中央アルプス、御嶽山、乗鞍岳、北アルプス南部


     赤岳の南東〜南西方向、富士山、南アルプス、中央アルプスの南半分

  
  山頂に咲くチシマギキョウ                同、ミヤマダイコンソウ

 山頂と目と鼻の先にある赤岳頂上小屋、ガスの濃い時は、ここから山頂が見えなくなる。晴れ渡ったこの天気では、考えられないことなのである。一気に赤岳天望荘まで下るが、ルートの記憶が甦らない、“道がこんなに広かったっけ”、“登るのに大へん往生した”ような記憶がある、9:00地蔵の頭分岐着。ここから少し進んだ小ピークで岐阜から来た男性に会う、「5時20分美濃戸出発した」と言う。赤岳を越えて早いなあ、2時間半と阿弥陀岳経由の差、と思ったがあとで分かったのだが、行者小屋から地蔵の頭へ出て赤岳へは行ってないのに気付く、納得。

 鎖場と梯子を繰り返しながら、小さいアップダウンが連続する。眺望は抜群、高山植物もを立止まっては眺め、山歩きの楽しめるコースである。標高差では地蔵の頭分岐から200mほど、三叉峰9:55、横岳山頂10:10-10:35。
  
  北側から赤岳山頂部                     岩間より阿弥陀岳

  
                横岳〜硫黄岳、天狗岳、蓼科山を眺望する

  
    タカネニガナ                        チシマギキョウ

  
    天望荘と横岳、硫黄岳                阿弥陀岳とコマクサ


   同、阿弥陀岳、横岳〜硫黄岳、蓼科山


     富士山と赤岳

  
     地蔵の頭分岐から富士山                      地蔵の頭分岐、後は横岳〜硫黄岳


    地蔵の頭分岐付近から赤岳、中岳、阿弥陀岳

  
  タカネツメクサ                       コマクサ

  
    ミヤママンネングサ                    ミヤマニガナ

  
     イブキジャコウソウ                   ミヤマダイモンジソウ

  
   タカネシオガマ                       イワオウギ

  
   横岳への道                      同所から赤岳

  
    横岳への道                      同所から赤岳

  
   横岳への道                      同所から赤岳

  
   横岳の登山道から富士山                富士山に雲が・・

  
    ウルップソウ、花のあと                  チョウノスケソウ、これも花のあと


   雲のかかりはじめた富士山と赤岳


  三叉峰から赤岳、阿弥陀岳

  
   次のピークが横岳山頂                  横岳稜線と赤岳

  
  横岳山頂                            同所から横岳稜線と赤岳


同所から横岳稜線と赤岳&阿弥陀岳


 同所から硫黄岳、赤岩ノ頭

  
  同所から硫黄岳と蓼科山                 鎖場を下り

 横岳から鎖を伝って下りきると、緩やかな登山道が硫黄岳へと続く。硫黄岳山荘までの間に大小コマクサの群落が点在する。残念ながら花の見頃は過ぎたが、盛りの頃見たいものだ、山荘着11:07。高山植物の散策路を1周する、チシマギキョウが見られた程度で、時期を逸していた。コマクサのシロバナがあると聞いたので探す、一株小さいものが確かにあった。でも、あそこの方が沢山・・・・かな、11:35-11:50硫黄岳。
  
   岩を横に這って進む                     イワヒバリも隣から・・・

  
   鞍部から横岳山頂部を見る               硫黄岳付近はコマクサの群落多し(花は遅かった)


       鞍部から横岳山頂部と阿弥陀岳

  
  横岳山頂の下に大同心                   硫黄岳と硫黄岳山荘


      山荘付近から硫黄岳

  
  大同心と阿弥陀岳                      赤岩ノ頭

  
  硫黄岳山頂                        硫黄岳北側の火口壁

  
  硫黄岳山頂から天狗岳、蓼科山               硫黄岳山頂から本沢方面を見下ろす、爆裂火口


   硫黄岳北側の爆裂火口と火口壁


   山頂から横岳、赤岳、阿弥陀岳

  
山頂から横岳、赤岳、阿弥陀                 赤岳鉱泉方面下山口
  

 赤岳鉱泉方面下山口で御料局三角点という石柱を見る。これは調べてみたら、皇室が管理していた時代の名残のようだ。珍しくもないようだが、変な三角点があったので一言。砂地の道を下り、赤岩ノ頭へ、12:00、赤岳鉱泉12:40-13:00.
  
  御料三角点                        赤岩ノ頭へのルート


  赤岩ノ頭から本日歩いた峰々、硫黄岳、横岳、赤岳、阿弥陀岳

  
  シラビソの樹間から赤岳                  大同心

  
    赤く染まった沢                     徐々に薄くなっていく沢

  
  林道際に山神様?                     登山口の美濃戸に戻る

 赤岳鉱泉から北沢(?)に沿ってくだり、13:37堰堤にでる。ここで山靴を履き替えようとしたが、ガタガタの林道、そのままスタコラサッサと歩き、14:05今朝ほど入った南沢の登山口に出る、終着の駐車場14:10着。料金を支払って、本日の山行を終えた。総所要時間は、11時間17分、予定時間は若干オーバーしたが、あまり疲労感はない。やはり、天気が良いと身も心も軽い、ということだろうか。

美濃戸→阿弥陀岳→赤岳