平成二十一年一月十三日     Before  写真集目次へ  Next
 

 やっと赤城山へ連れてってもらいました。雪がありそうなら赤城温泉付近で散策、なければ荒山か地蔵岳ということで出発しました。三夜沢付近には雪がなく赤城山へ向かいました。600m付近から雪が見えて、箕輪付近では真っ白でした。お父さんはいっぱい着込んで、ポッカイロをアチコチ貼って、アイゼンをつけました。ぼくは素足です、さあ、出発です。

こっちも道かな? 行ってみよう。



道を歩きなさい



「ハーイ」



分岐点で撮ってもらいました、ここから荒山高原を通らないで荒山へ行けるそうです。



        また入ってっちゃいました、ぼくは山の中が大好きなんです。
  


「オーイ、あまり引っ張るなって」



「ハーイ、すみません」



お父さんが休憩している間に雪遊びをしました、面白いなあ。
  


荒山高原に着きました、この間鍋割山へ行った時とは全く風景が変ってました。雪で笹や土がほとんど見えません。



足にこびりついた氷を取っています。指の間の毛が凍ってダンゴ状になって爪が利かなくなってしまいます。お父さんが、手袋をした手できれいに取ってくれました。



また、雪遊びをしています、雪の感触がたまらないんですよ。
  


  荒山高原で撮ってもらいました。上空は真っ青ですが、荒山には雲がかかってきました。



   もう一枚撮ってもらいました。



    ここから登山道の雪が急に深くなりました。ついに雲って、雪が風に舞っています。
  


  雪は降ったりやんだり、山並みを入れて一枚。



  ここは深いぞ、掘れ掘れ!



   すごいぞ、頭がすっぽり入ってしまうぞ。



  日がさしてきたぞ。



         あれが鍋割山だそうです、もうここの方が高いですね。
  


「ヤッタ! 高いでしょう、大きな吹き溜まりですね、後ろは荒山の山頂部です、また降ってきました」



 もう山頂まで近いですね。



   ここもいっぱい雪があるけれども、山の中を歩きたいなあ。



綿帽子をかぶったままです、雪景色、薄日がさしてきれいでしょう。



また降ってきたぞ



「お父さん、雷でしょう」、「うん、鳴ったなあ、怖くないよ」


怖いなあ、早く頂上に行こう


 山頂に着きましたが、ぼくは時々鳴る雷が怖くてたまりません。



記念写真を撮ってもらいましたが、逃げ場所を探してます、雷、コワーイ。



山頂のくぼ地目指して走りました。



穴に入って、お父さんが食事をしているのを見てます、ぼくは食欲がありません、怖くて震えているだけです。



ぼくの避難姿です、撮られてしまいました。



ぼくが穴から動こうとしないので、お父さんは力いっぱいぼくを引っ張って、「忠治、帰るんだよ」と。
南には、青空が見えてきましたが、ぼくには、まだ時々聞こえるんですよ。
  


 山頂が見えてきました、お父さんは「忠治、もう大丈夫」と言ってますが、まだちょっとね。



途中から荒山高原を通らない道に入りました、この方が近いようです。



もう少しで、合流点に出るようです。ぼくは、もう大丈夫です。なんだか、お腹がすいてきたなあ。



合流点付近から見た鍋割山です。     ここで来た道に合流しました、駐車場までもうすぐです。
  


雪の山は楽しかったけれど、雷は怖かった。お家なら逃げ場があるけれども、山の中ではねえ。今度は、いい天気の日にお願いしよう、と。


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