平成二十年二月十四日 Before 写真集目次へ Next お父さんが、石尊山のマンサクの写真を撮りに行く、ついでに、ぼくも連れてってもらいました。昨年の12月に一周してますので、2度目です。桧の林を通って、小さい左の尾根に入りました。 「ヨイショ、ヨイショ」、「忠治、あまり引っ張るな」 「まだ、下の道が見えますよ」、「ちょっと歩いただけだからな」 「お父さん、何してるの」、「マンサクの花を見つけてるんだ」 「あった?」、「ないなあ」 登山道に戻って少し歩くと、“女人禁制”の大きな碑に出ました。ぼくに時々メールをくれるおばさまから、このことで尋ねられ、お父さんに聞いたことがあります。昔は、信仰の山で、ここから先へ女の人は行けなかったんだそうです。 ここから一登りすると、お休み所となっている尾根に出ました。雪が残っていたので食べました。冷たくておいしかったでーす。 ついでに、寝転んで雪の感触を楽しみました。 お父さんは、ここでも、マンサクを探してました。 「ありましたか」、「あったよ、だけどまだ早いなあ」 やっと咲き始めたマンサクの花です、って。 ここからは、岩のゴツゴツした道を登って行きます。見晴らしの良い岩に出ました。「お父さん、こっち、こっち」 岩場から赤城山を眺めました。 南の方にはお家がいっぱい見えました。 赤城山の山頂には大きな雲がかかってました。 岩場を過ぎて石尊神社奥ノ宮の上で休みました。雪がいっぱいありました。 こっちの方向に行くのかな。 「お父さん、こっちへ行くんですか」、「そうだよ」 雑木林の西側には一面に雪が残ってました。 ずーと、続いているなあ、少し雑木林を下ってみました。 もっと下の方まで行きたいな、「忠治、行くぞ!」、っとお父さんの声。 今度は、東側の雑木林の中を歩きました。こちらは、落ち葉が厚く積もってました。 そして、間もなく石尊山山頂に着きました。 落ち葉の林もいいなあ、山頂で休んでいると、どこかのおじさんが深高山の方向に、通って行きました。 少し下ると尾根筋にも雪が残っていました。走ったり、歩いたり ちょっと脇に入って、リードを引っ掛けてしまいました、「ありゃー」 間もなく、深高山の山頂に着いてまず雪を一口しました。さっき会ったおじさんは東の方の山をじっと見てました。 そして山頂の記念写真を撮ってもらいました。お父さんは、おじさんと話をいつまでもしてました。このおじさんとは知り合いだったんですって。 今日は、ここから来た道を戻りました。雪遊びをしたり、寝転んだり、穴掘りをしながら下りました。 落ち葉も頭が入ってしまうぐらい、積もってました。 雪の沢山残っている、尾根から一段下がった林道も歩きました。 ガボッ!! ペロペロ・・・・・ペロ 掘って、掘って・・・・・ 何かいるのかな? ニオイがするのかな? 「忠治、行くぞ!」 石尊神社奥ノ宮の上に着きました。 南には、「富士山が見える」、とお父さんが言うのですが、ぼくにはわかりませんでした。 ここから、岩場の下りです。お父さんについてゆっくり下りました。 赤城山の山頂部にはまだ雲が横たわってました。 この岩場から駐車場まで、一気に下りました。「おなかが、すいたなあ」 Before 写真集目次へ Next |