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白砂山
山行日
    2015年5月30日   晴れ   単独  

コース  概略図はこちら
    白砂山登山口駐車場→地蔵峠→水場入口→堂岩山→八間山分岐→白砂山→八間山分岐→八間山
    →八間山登山口→白砂山登山口駐車場

                   白砂山の花編へ

 白砂山は群馬の端っこにあって、良い山ですが、アクセスが良くないので、予定に入れておいても遅らせてしまう。本日の天気は半日晴れそうだ。夜中に目覚めて、オール下道で3時間、4:27白砂山登山口を出発する。車は数台あったが、たぶん、TOPスタートだろう。4:39ハンノキ沢を渡る、4:56北沢取水分岐、5:03地藏峠、ここからがコースに変化が出てくる。
  
  白砂山登山口                            行程としては白砂山まで6.4km

  
       ちょっと上って、下り、ハンノキ沢を渡る、昨秋渡った橋はバラバラになって積まれていた

  
   ちょっと急登があって、小さな沢をトラバース        樹林帯を進む、シラビソから広葉樹に

  
  北沢取水分岐点の道標                     間もなく、地蔵峠

 登山道の脇には残雪が断続的に見える、初夏の日差しを浴びて、輝く新緑を楽しみながら高度を上げていく。5:31シラビソ尾根、6:05水場入口、 ここは西側に眺望あり、浅間山、本白根山、白根山、野反湖を見渡せる。初めて見た人は、本白根山&白根山の眺望に感動されるでしょう。堂岩山まで0.7km、30分というところだが、急斜面の残雪と、+笹漕ぎに難儀する、6:38堂岩山着、おまけに下半身がビショビショ。
  
                高度を稼ぎ、尾根に出ると残雪が点々と

  
        緩やかに進んでシラビソ尾根へ、           その先少々、振り向くと岩菅山が・・・

  
                   登山道に残雪、しばらく結構な急登

  
  緩やかになると、水場への入口                ここから堂岩山まで0.7km


  西側は眺望あり、浅間山、本白根山、白根山、野反湖


   浅間山


   本白根山、白根山

  
            シラビソの樹林帯の中を進むと残雪が断続、大したことなさそうだったが、

  
        勾配をまし、連続してくると、要注意、しばらくアイゼンが欲しいくらい

  
   やがて雪渓は終わる                    振り向くと岩菅山と烏帽子岳

  
  ビッショリ濡れた笹を漕ぎ                   夏道に出る(もう少し手前で右に入れた)

  
      緩やかにグシャグシャの道を進み、堂岩山山頂へ、2051m、白砂山まで2.1km

 ここから低木の尾根伝いに進む、上信越国境の山、北アルプス、八ヶ岳、良く晴れていれば富士山も視界に。今の季節、シャクナゲ、シラネアオイ、イワカガミ、キスミレなどなど咲き乱れ、疲労を感じないで山頂を踏める。7:12漁師ノ頭、7:28金沢レリーフ、花と景色を十二分に楽しんで、白砂山山頂着、8:11。

   東側に目指す白砂山


 ちょっと下ると、浅間山周辺の山が現れ、

  
                         八間山分岐点に出る


 分岐点の展望  画像クリック拡大   白砂山〜榛名山

  
             灌木の間を露払いしながら下る、シャクナゲの残り花が点々と


 北側の展望が開けたところで  画像クリック拡大    佐武流山〜白砂山

   
    この辺から アズマシャクナゲの花がしっかりしてきた、後ろは白砂山










  
 鞍部で小さな水溜りに出る                   クロサンショウウオの卵


  よく見ると3-5mmの虫(?)がいっぱい、幼生だろうか


   濡れた笹道を登り返す、赤城山、子持山、小野子山、榛名山


  全身ビショビショになっても、いい景色だ 画像クリック拡大 佐武流山〜白砂山〜堂岩山

  
               ずっと露払いをしながら進む、雨具を着れば、後のまつり


 小ピーク手前で  画像クリック拡大  浅間隠山〜佐武流山〜白砂山

  
   後続者が接近、花を撮っている                    小ピーク漁師ノ頭


  漁師ノ頭から佐武流山、苗場山


   同、鳥甲山


  岩菅山の左に、立山、鹿島槍ケ岳、剣岳、・・・唐松岳(右)


   堂岩山を振り返る、左奥に八間山、その奥に浅間山

   
    次の小ピーク手前でアズマシャクナゲが再び、2,3ケアップダウンして山頂へ向かう


  シラネアオイは、雨に打たれたのか、下を向いていた、帰りには開くだろう

  
  白砂山山頂到着                        後続者が連れてきたワンコ、ズブヌレ


  白砂山山頂の眺望1  画像クリック拡大


  白砂山山頂の眺望2  画像クリック拡大


  白砂山山頂の眺望3 画像クリック拡大

  ≪以下10枚は谷川連峰から左回りで浅間山まで≫

  谷川連峰展望  画像クリック拡大


  佐武流山付近展望


  苗場山


   佐武流山


  鳥甲山


  岩菅山付近展望


  烏帽子岳の右奥の山


  北アルプス遠望  画像クリック拡大


   本白根山付近展望


   浅間山付近展望

 360度の絶景を脳裏に収め、軽食をとる、濡れ鼠が臭うのか、ブヨの大群がお出ましだ。仕方なく、足踏み状態で休憩をする。次々上がってくる人たちに山頂は賑わう。登山口から走って1.時間半で来た人もいれば、ワンコを泥まみれ、ビショビショにしてやってきたおじさん、様々。夏の日差しは、急速に、水分を発散させてくれる、もうシラネアオイの花が乾いたかな、9:00八間山に向かう。まだ水滴は残っていたが、復活間違いなし、あと1時間かかるかなあ。

   ペチャンコに萎んでいた花、陽ざしをもらって元気復活




 南方向は霞んでいるが、好天に恵まれ、花に眺望に、足が一向に進まない。往路とは目線が違い、見えなかった花が飛び込んでくる。ズブヌレになった一式、気温の上昇とともにほとんど乾いてしまった、9:43金沢レリーフ、9:58漁師ノ頭、ここでトレランのお兄ちゃんに思い切り抜かれる、歩くも走るも趣味の違い、素晴らしい足をしているなあ、10:17八間山分岐点着。

 稜線から浅間隠山〜烏帽子岳展望 画像クリック拡大


同、北アルプス遠望(横手山〜岩菅山)  画像クリック拡大

  
             漁師ノ頭を過ぎたところでトレラン姿の男性が抜いていった

  
 山頂に向かう人たちがポツン、ポツン              八間山分岐到着、八間山まで3.7km

 分岐点から中尾根ノ頭の間は小さい起伏が連続し、白砂山を振り返りながら進む、花にはまだ早いようだが、よく見れば、イワナシ、ミツバオウレン、ミヤマカタバミ、イワカガミ、林の中をを覗けばオオカメノキ、ムラサキヤシオ、コヨウラクツツジと、決行楽しめるものよ、10:34中尾根ノ頭、ここから150mほど下って、100m超登り返す、黒渋ノ頭に近づくまでただ歩くのみとなる、11:11黒渋ノ頭到着。
  
               緩やかにアップダウン、谷側の眺望が素晴らしい

  
              中尾根ノ頭到着、あと2.8km、この先大きくダウンして登り返す


  中尾根ノ頭からの眺望 画像クリック拡大   左が堂岩山、漁師ノ頭、右が白砂山

  
                          上り坂、汗を拭き拭き


 上り返して給水タイム、 画像クリック拡大  左が堂岩山、漁師ノ頭、右が白砂山

  
                   アズマシャクナゲ見てまた一息、でも枝間から山頂?


 振り返って辿った尾根 画像クリック拡大  左が堂岩山、漁師ノ頭、右が白砂山

  
   黒渋ノ頭、ここから緩やかになり山頂へ向かう     白砂山へ向かう人たち、分岐点から10人ほどに会った

 ここから八間山まで、多少のアップダウンはあるが、ダラダラ歩くには楽しい道だ。シラネアオイが点々と、ヒメイチゲ、ミツバツチグリ、ミツバオウレンが林中にはアズマシャクナゲがまだ残っていた、11:42下山道を分け、11:44八間山到着。
  
  右手に岩菅山、左は白砂深いの谷               ここまで来れば八間山は近い


  点々と道沿いに咲くシラネアオイ


  中央が八間山、左奥は浅間山、右奥は白根山

  
  野反湖へ下る人、分岐点で                      八間山山頂、小休止


 北東〜南方向の眺望 画像クリック拡大

 南方向は霞んでいて、遠望はきかず、木陰で休む小Grと3,4人、思ったより人気がない。ということは、保護管理されているシラネアオイを見て引き上げてしまうのかな、ここもブヨ多く、11:57小休止して下山することに。
  
  野反湖を眺めながら                    広葉樹の林を抜ける、林中は意外と涼しかった。

    
           野反湖見晴まで下ると、レンゲツツジも咲きだしていた。


  道路に出る手前までショウジョウバカマ


   ミツバツチグリが道端を飾っていた。

 12:24野反湖見晴、12:39茅ノ尾根、12:47八間山登山口で道路に出る、13:05白砂山登山口駐車場に着き予定の一周を終えた。総所要時間は、8時間38分、濡れたササ漕ぎと山頂のブヨに悩まされた山行だった。でも、天気に恵まれたこと、シャクナゲ、自生地のシラネアオイを楽しむことができたのはラッキーだった。堂岩山の西斜面の雪渓、上りはキックステップで進めたが、軽アイゼンを使用した方が良いかと。

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