★気ままな男の山歩きHOME 山行記録(日付順 ) 山行記録(山域別) 走れ!“忠治”★ sub3-560 会津駒ケ岳 |
山行日 2011年5月4日 晴れ 単独 コース 会津駒ケ岳滝沢登山口(R352際)→駒ノ小屋→駒ケ岳→駒ケ岳滝沢登山口 黄砂の影響で視界の悪い日が3日ほど続いた。もう、大丈夫だろう、と出かけたが、雲が多く、春霞やら、黄砂で期待はずれの山行となってしまった。おまけに往路の渋滞、帰路はさっさと引き上げた。 この時期、燧ケ岳に4月下旬に予定したが、大清水から入って、長英新道を御池に抜けると帰りの足がない、5月中旬過ぎになるそうだ。御池からのピストンを考えていたら、会津駒ケ岳の方が良さそう、となってしまった。4:44、駒ケ岳滝沢登山口の100mほど手前右手にある駐車場を出発する。雪の少ない年は、下ノ沢に沿って林道を登山口(木製階段)まで入れるが、今年は50mほど先の公衆トイレ先にゲートがあった。沢から離れヘアピンカーブを1ケ所通過、4:58近道に入る、除雪はここまでで止まっているようだ。直ぐに尾根に取り付き、ぬかるんだ道をジグザグしながら上って行く。登山道に雪はほとんどなく、林道へ飛び出しヘアピンを1ケ通過して東方向に進むと間もなく、木段のある登山口(駒ケ岳山頂まで5.3km)に出る、5:11。ここの林道沿いに通常は駐車できる、標高約1100m。 登山者用駐車場、滝沢登山口手前100m右 滝沢登山口 公衆トイレ先にゲート 下ノ沢の流れ 近道分岐、道標あり、ここまで除雪されていた ここを左へ入る 尾根道をジグザグして進む イワナシの蕾が膨らんで 再び林道に出てヘアピン1ケ 東方向に回り込むと登山口 木段を上り、先ほどの尾根の延長線上のカラマツ林をまたジグザグに進む。5:17、山頂まであと4.7kmを通過、断続的に雪が現れ、ミズナラからブナ混じりの森に変ると、尾瀬岳国有林の看板の所に出る。標高1250m付近で、休憩スポットかな、平坦なスペースがあり、早めにアイゼンを装着する、5:29。雪はここから急激に増し、間もなく急登する、30度強あるだろう、スゴイ斜度だ、早目の装着はあたった。一踏ん張りして、標高1350m付近で緩やかになる。一息いれて緩やかに進むとアンテナがある、5:52。勾配は徐々に増すが、ブナの尾根を快適に進む、気分爽快。 山頂まであと4.7kmを通過 断続的に雪が現れる 尾瀬岳国有林の看板 雪はここから急激に増し、 間もなく急登する 振り向くと下が見えない もうちょい踏ん張って・・・ 緩やかな斜面に出る マンサクの花が迎えてくれた その先にアンテナあり ブナの尾根を快適に進む 広々とした場所あり 急斜面に出たり 狭い尾根を歩いたり 南が開けたがどこの山だろう、田代山と帝釈山かな? トレースが沢山残るブナの森 黄砂かな、春霞かな、この眺めが何とも言えない味がある 西側に尾根が近づいている 雪は深さを増す、50-100cm 昭和35年1月17日、19才と読めるが、いけませんね ブナにシラビソ、ダケカンバが混ざる 混生林、残雪はますます深く 混生林 突然、右手の森が開け、目指す会津駒ケ岳の山頂部が顔を出す。会津駒ケ岳の穏やかな春山の表情である。高度を稼ぎ、次の瞬間、第2幕開演である、燧ケ岳が顔を出す。ちょっと雲がありクリヤーでないが、その表情は豊かだ、東北で標高No.1の顔だ。遠望は霞んでいるので、山頂と燧ケ岳を、蛇行しながら、交互に見ながら稜線を楽しむ。朝一番、小屋泊まりの夫婦が脇を快適に抜けて行った。小さな起伏を繰り返しながら前進、ポールが並ぶ小ピークを越えれば駒ノ小屋である、7:55。 ![]() 駒ケ岳が見えたぞ! 画像クリック拡大 ここ辺から駒ノ小屋までの山頂を撮った画像へ(プラウザで戻って下さい) 燧ケ岳が見えてきました、俎ーは日が差しているようですが、柴安ー(最高峰)は雲がかかっているようです。 この辺から駒ノ小屋までの燧ケ岳を撮った画像(プラウザで戻って下さい) シラビソの尾根には所々眺望の利く所あり、山頂と燧ケ岳を交互に見ながら稜線を楽しむ それにしても、トレースがスゴイ、ご苦労さんでした 朝一で会った夫婦、ステップも軽く 小さな起伏を繰り返しながら一歩、また一歩前進 ポールが並ぶ このピークを越えれば 駒ノ小屋だ 小屋周辺の雪は3mはありそうだ、掘り出すだけでも大変だったろう。お陰で春山の好きな人たちが恩恵を受けているわけだ。雪上には枕をつけたベンチが2つ置かれていた、やっと休憩できるぞ、ありがたや、ありがたや。人声はするが出てくる気配はない、ベンチの周りに、アイゼン2つ、ストック1対置かれているが、休憩中かな? 小屋をあとに小高いピークを越え、最後の登りにかかる。少々凍結ぎみ、キックステップで進む、振り向けば燧ケ岳はやっと山頂が見える程度、360度のパノラマを期待していたが、残念なこと、8:19-8:39。 でも微かに越後駒ケ岳、中岳、平ケ岳と尾瀬の山が見える。ここから続く中門岳、三岩岳周辺の山は近いので視界良好だ。駒ケ岳、全国の数ある中で6座、北海道駒ケ岳、秋田駒ケ岳、会津駒ケ岳、越後駒ケ岳、甲斐駒ケ岳、木曽駒ケ岳には特別な想いがある。予期せぬ偶然でもないが、上越の2座を歩き、数年前に書き込まれたSさんのGW会津駒ケ岳紀行を思い出し、そして一応山頂を踏めたことは嬉しい。 小屋北の小ピークから会津駒ケ岳、左尾根が中門岳に続く 画像クリック拡大(プラウザで戻って下さい) 同所から、駒ノ小屋、燧ケ岳を振り向く 山頂へ最後の登り 下ってきた小ピークと奥に駒ノ小屋 駒ケ岳山頂、大きな木柱、2mほどあったと思うが 山頂から燧ケ岳〜中門岳 画像クリック拡大(プラウザで戻って下さい) 同、中門岳へ続く尾根 同、三岩岳方面 画像クリック拡大(プラウザで戻って下さい) 同、三岩岳 山頂をあとに、小屋の下を巻くように斜面を横断、あとはトレースに沿って、落下する物体のように下った。これから山頂に向かう人、人で往路と合せ50,60人は会ったろう、スノーボード、スキーを担いだ人などなど、9:19アンテナ、9:27尾瀬岳国有林のカンバン、ここでアイゼンを外す。ここを出ると間もなくスキーを背負った夫婦に会う、「雪はないのか・・・」、「もう少し先からたっぷり・・・」、安心したようだった。9:42登山口(林道)、9:53近道入口、10:02滝沢登山口、道端のキケマンを撮って、10:07出発点の駐車場着。 小屋の下を巻くように斜面を横断 山頂を振り返る 大きなキレツの上の方を通過 踏み跡も深く、登山道に出る 行き交う人たち多く・・・ 急坂も楽し、雪の表面は軟らかいがダンゴにならず アンテナまで下った 最後の急斜面を下り 尾瀬岳国有林のカンバンの所でアイゼンを外す ジグザグに下って 木段を降りれば林道 再び山間抜け近道の入口 林道を下れば滝沢登山口 国道沿いにキケマンがアチラコチラに 帰れば駐車場は、ほぼ満車状態 総所要時間は、5時間23分、そのままハンドルをにぎり、高速道路が混まないうちにと、家路に急ぐ。残念だったのは天気、こんなはずではなかったのに、7年ぶりの会津駒ケ岳、また行こう。 ご参考 2004年6月14日の山行:コースは中門岳を往復し、大津岐峠→キリンテへ抜けてます。 ★気ままな男の山歩きHOME 山行記録(日付順 ) 山行記録(山域別) 走れ!“忠治”★ |