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日光白根山

  
山行日 
      2001/7/21  晴れ   単独

 コース 
      菅沼駐車場→弥陀ケ池→スリバチ火口往復→白根山→避難小屋→五色沼→弥陀ケ池→菅沼駐車場


 日光白根山は国土地理院の25000分の1地形図では白根山2578mとある、一方、草津白根山は同じく白根山2160m、本白根山2171mの表記があって両者を区別するのにややこしい。山と渓谷社の《日本百名山登山案内》では奥白根山と草津白根山と表題をわけて記述している。位置的には群馬県の県境にあり、前者は栃木県、後者は長野県である。登山口は一般的には、湯ノ湖、金精トンネル入口脇、菅沼、丸沼の4コースがある、今回は一番簡単な菅沼から入った。

 菅沼駐車場を4:45に出た、すでに駐車場はほぼ満杯であった。1時間ほどで樹林帯を抜け、弥陀ケ池に着く、朝日をあびてまぶしい。湖面には白根山が逆さに写っている、いい感じだ。弥陀ケ池はいいのだが、右の座禅山の斜面が、ここを通るたびに感じるのだが、何とも言えない。何故か、鹿よけの電線が張り巡らされているのである。ここの斜面にはかってはシラネアオイの群落があった、シラネアオイはそれほど珍しい高山植物ではないが、シラネアオイのシラネはここのシラネであるから必至に守ろうとしているのである。一部には盗掘説もあったが、最近では野生の鹿が食べてしまう、というでことで試行錯誤しているらしい。余計なことを書いてしまっただろうか、先へ進もう。

 弥陀ケ池から北側を通って白根山に向かう5:55、今回は時間がちょっと早いので座禅山へ足をのばす、座禅山は白根山の寄生火山である、地図で見ると、それは丸く、すっぽり空いているのがわかる。5,6分でスリバチへ着いた、底まで50m以上はあると思うが、植物が一帯にあって見通せない、簡単には下りられそうもない、百聞は一見にしかず、スリバチを自分の目で確かめてもらいたい。分岐まで引き返して6:17。ちょっと登りだしたところで、尾瀬の燧ヶ岳が雲間から顔を覗かせている、雲がなかったら良いビューポイントだ。一歩、二歩、今度は足元に高山植物だ、クルマユリ、ハクサンフウロ・・・。薄い緑がかった白のハクサンシャクナゲが中でも一番目立つ存在だ。

 分岐から50分ほどで丸沼からくる稜線にでた、ここの道が以前と変わっている、岩稜の間を通り抜けたところが頂上のような気がした。はっきり解らないが、丸沼からロープウエイを利用して入る道が作られ、そこに出たらしい?。7:09山頂に立った、先客1名、座禅山へ行っているときに先を越されたのだろう。山頂の景色は今日は残念ながら眺望がきかない、白根山は雲がないが、周辺一帯は雲である。7:40先客と下山開始、避難小屋へ8:23、先客は前白根山へ登り五色山から弥陀ケ池に下り菅沼へ戻ると言っていたので別れる。弥陀ケ池に戻って驚きである、沼の縁が人で埋め尽くされている、団体さんだろうか、すごい人出だ、朝の静けさは何処へやら、渋滞中の登山道を一目散に下る、9:55菅沼駐車場着

  
    座禅山の東の立枯れ、酸性雨?                   弥陀ケ池の道標
   幼木が力強く成長しているのが救い

  
       弥陀ケ池より白根山                     弥陀ケ池に写す白根山(左の写真と重ねると面白い)

  
        座禅山入口付近から白根山                       クルマユリ

  
      座禅山入口付近から尾瀬の燧ヶ岳                  座禅山入口付近から弥陀ケ池

  
         白根山の北斜面                       白根山の北斜面のハクサンシャクナゲ

  
      山頂から五色沼                                南斜面より白根山山頂


          五色沼



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