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2日目           1日目へ
    一ノ王子→本山小屋→飯豊山→玄山道分岐→御西岳→御西小屋→大日岳→御西小屋→御西岳
    →玄山道分岐→飯豊山→本山小屋→一ノ王子(テント撤収)→御秘所→草履塚→切合小屋→大日杉分岐
    →御沢分れ→御坪→地蔵岳→滝切合→御田→長之助清水→ザンゲ坂→大日杉登山口

 4:00丁度、飯豊山山頂でご来光を見ようと、薄明るくなったテント場を早めに出発する。大日岳往復、サブザックに雨具と食料など2kg程度、昨日歩いているせいか、4:18山頂着、まだ日の出までには大分時間がありそうだし、低い雲が東の空全体に広がっている。明け行く空を気にしつつ、先へ進む、4:32西のピーク駒形山着、まだだ、雲が邪魔だなあ。シルエットも綺麗だなあ、飯豊山頂〜一ノ王子のライン、吾妻連峰、朝日連峰、鳥海山、月山、蔵王連峰を眺め、更に進む。玄山道分岐付近にさしかかった頃、大日岳に日がさし、全体を薄赤く染めた、ほとんど同時に飯豊山の右手に御光。静まり返った深山の朝だ、ファンファーレでも聞こえてきそうな雰囲気、その時タイミングよく藪からウグイスのさえずり。柔らかい日差しを受けて、花々も一斉に目を覚ます。玄山道分岐4:47、本山小屋1.2km、御西小屋2.2kmと道標にあり。
  
 日の出前の飯豊山、山頂西の駒形山付近から       同じく

  
 日の出前の吾妻連峰遠望                  同じく

  
 大日岳、日の出の瞬間、玄山道分岐付近から      朝日連峰、鳥海山、月山遠望、玄山道分岐付近から

  
 飯豊山山頂に朝日が、玄山道分岐付近から      コバイケイソウ、玄山道分岐付近              

 登山道は緩やかに東から南へ御西岳を上がって行く、5:10御西と書かれた道標のあるポイントへ。御西岳山頂はすぐ上の草原の中にあり。立派な山名がついているが、平坦な地形で近くでは山の感じはない。ここまで来ると御西の小屋も目と鼻の先、5:17御西小屋着。大日岳も良いが、北股岳もいいなあ、小屋の北側のちょっと下がった所から北股を眺め、ため息をついた。緑の険しい表情がいいなあ、雪が表面の1/3位まであったら最高だ。ちょっとこの往復は、今回は駄目だ、やはり縦走しないと駄目か。仙台から来たおっちゃんはもう出かけたかな、小屋には人がいるらしくラジオの音が聞こえていた。
  
 御西岳2013m                     ちょっと入り込んだ所に三角点が、背景は飯豊山山頂部

  
 御西小屋、御西岳付近から                御西岳南の雪田、御西岳付近から

    
 大日岳、御西小屋付近から                同じく、左が西大日岳、右が大日岳

  
 北股岳(左)と烏帽子岳(右)、御西小屋付近から      同じく


        左西大日岳、右が大日岳、御西小屋から

 小屋から少し下ると、雪渓の残る斜面に、お花畑がある。チングルマはすでに綿毛となり、ハクサンイチゲが咲き始めていた。ここに自生するヨツバシオガマの色は、普通濃淡はあるが赤系の単色が多いが、赤と白の絞りのような感じの花であった。花は先端の開花なので、そろそろ終わりである。道を下って、鞍部らしい地点で5:37、表情の変わる山並みを眺めては、今回の山行を納得するのである。
  
 ハクサンイチゲ、御西小屋付近             ヨツバシオガマ、御西小屋付近

  
 鞍部付近から大日岳                   同じく、ヤマハハコ

  
 同じく、御西岳、中央突起が御西小屋         同じく、磐梯山遠望(写真中央の笠雲)

 小さいアップダウンを2,3繰り返す、右下に澄みきった文平の池、周辺を花々が近いうちに飾るだろう。丁度6:00大日岳直下に到着、あと山頂まで30分というところだろう、朝食をとる。山頂付近に人影を発見、例のおっちゃんかな?、6:08出発。花に、眺望に、足元に、楽しみつつも安全に、歩き出して間もなく、例のおっちゃんがやって来た。「昨日は何時に小屋へ?」、「5時頃だった、天気が良くて最高だね、夕べは漁火が綺麗だったけど、今日はちょっと霞んでるな、佐渡は見えているけど」、「漁火?」、「新潟の灯も綺麗だったな・・・・」、会話が進む。この人は大日小屋から、私より一足遅れて出発してきた人でる。一旦は追いついたが、また離れてしまった、双眼鏡を北の方向に向けて覗いていた、先ほど山頂付近に見えた人と会う、「早いですね、先ほど見えたと思ったら・・・・」、「風が強くて、寒くて・・・」、と言っていた、6:30大日岳山頂着。
  
 北股岳方面、大日岳山頂直下から          大日岳、山頂直下から

  
 イブキトラノオ、背景は北股岳方面          北股岳方面、大日岳山頂直下付近から

  
 オニアザミ?                       飯豊山・御西岳全貌、大日岳山頂付近

 山頂は東西に細長く、一番西側に山頂標示の木柱があった。北西方向に、たなびく雲のように佐渡島が、霞む新潟方面の上に横たわっていた。南南西位かな、雲の上に双耳峰と平っぽい山頂が左に見える、多分、燧ケ岳と会津駒ケ岳だろう。低い雲がとれてきて、景色に目をまわす。しかし、風が強くて写真が皆ブレてしまうかな、そっちを心配する、おっちゃんが10分ほど遅れて到着。「寒むーい、着よう」、私もウインドヤッケを着る。しばらく無言の時が流れる、それぞれ人には思いがあり山頂を目指す、決して侵してはいけない時間かもしれない。

 東よりに移動して、飯豊山方向を眺める、巨大な山塊の全貌を一望する。2105mの山頂を頂点に延びる3本の尾根、地図では角度で3等分に近い。遠方の人が、こちらへ来て、飯豊連峰を遠望した時に、横に連なっていて山頂部の判別がしにくい。地元の方は、あれがあれで、と判っちゃうのかな、なんて勝手な想像。笠をかぶっていた磐梯山が、「ああ、寝すぎちゃった」、と顔を出す、7:00やっと踏んだ山頂をあとにする。
  
 ウサギギク、大日岳山頂付近            大日岳山頂2128m、佐渡島遠望(横になびいている青い山並み)

  
 大日岳山頂から飯豊山・御西岳全貌         大日岳山頂から吾妻連峰遠望

  
 飯豊山西直下から飯豊山(復路)            飯豊山山頂から磐梯山遠望、右雲海の上(復路)

 御西小屋へ7:56、御西岳8:03、玄山道分岐付近で大日杉からの3番目の人に会って休憩10分。「早いな、・・・・」、「同じですよ、・・・・」、この方もヒメサユリを求めて来たらしい。イイデリンドウのことを話すと半信半疑で信用しない、どこに目をつけて歩いていたのだろう。しかし、時間的に開いていなかったのかな、とも考えたが、答えはあと30分ほどでわかるだろう。飯豊山山頂9:05〜9:15、リンドウは、あっちもこっちも咲いていた、多分、遠くの景色に目がいっていたのでしょう。一ノ王子テント場着9:30であった。

 まだ時間的に早いが、テントを撤収して下山する、10:12。御秘所10:42、草履塚11:05〜11:10、切合小屋11:35着、まずインスタントラーメンとパンで腹ごしらえ、トマト&ミカンのデザート。あまりの食の良さに、隣りに陣取っていた夫婦がびっくりしていた。予定ならば、ここでテント泊、しかし、週末とこの天気、混雑が予想されるので先に進むことにして、水を補給する、12:10出発。

 主稜線と分かれて大日杉方面に入る12:13、種蒔山の雪解け水を加えて全部で2リッター強、御沢分れ12:52、御坪13:03着。この辺で水も食料もあることだし、熊の心配もないだろうし、テント場を探すこととした。ちょっと進んだところにダケカンバに囲まれた平坦な所があり、ここならば大丈夫だろう。往路、非常の場合もあるので見当をつけていた場所だ。しかし、まだ時間が早い、登ってくる人もこれからかも知れない。シートを出し、山靴を脱いで横になった。しばらくして、ひらめいた、ゆっくり下っても明るいうちに下れるのでは。山地図を広げて検討、バッチリである。折角の水も500ccを残し捨て13:40出発する。

 地蔵岳14:53〜15:05、滝切合15:35、御田15:50、長之助清水で美味しい水をガブ飲み16:00〜16:05、ザンゲ坂16:18、大日杉登山口着16:38、であった。2日目の所要時間は、テントの撤収時間だけを除いて、11時間56分であった。2日間の総所要時間は、テントの設営と撤収を除いて、20時間35分であった。飯豊山行、終わってみれば天候に恵まれ、いい景色を見て、花を見て、足も気持ちよく動き、順調にすべてが運んだ。しかし、このコースは良いな、この次来る時は・・・・・・・・。
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