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オロフレ山
  
山行日
    2003年7月22日   霧時々晴れ  単独

コース
    オロフレ峠→岩峰→オロフレ山→岩峰→オロフレ峠

 濃い霧に中、4:08オロフレ峠を出発する。ダケカンバの樹林帯を歩く、軽い登りの道が続く、山を巻いているような感じであるが、周辺の様子は霧でわからない。10分も歩くと少し下り、またピークを巻いていく。ヨツバシオガマが咲いている、花穂の半分ほどはもう終っている。また、小さいピークを巻いた、岩場らしい、ガスがなかったら迫力のある所だろう。登山道はこの岩場で鋭角に左へ曲がる。火山性の岩場だ、急な登りとなって、次のピークの左を巻く、コメツツジが咲いていた。

 4:34左手の岩峰に道があるので登る、ピークには大正11年10月吉日の石柱があった。突然霧の中に太陽を見る、うっすらとまん丸な赤い太陽。雲海が高い、風も強い、オロフレ山がうっすらと、洞爺湖方面の雲海の上にも一瞬山が見えた。登山道へ戻る、太陽がもやっとした感じで見える、ファインダーを通すと見えない、次の瞬間真っ黒い雲の中に消えてしまった。上空は真っ青になった、山頂手前の鞍部に下っている、4:53小さいケルンのところで小休止。

 4:58肩のようなところで、朝日をあびた山頂が木の間に見えた、周辺も見えてきた。徳舜瞥山・ホロホロ山も雲海に、大きな航空母艦のように浮かぶ。5:06先ほど登った岩峰が下の方に、槍の穂先のように天を突いている。カルルス温泉付近まで見えてきた。5:19、1230.8mのオロフレ山山頂着。
  
 オロフレ山、岩峰付近から                       オロフレ山、岩峰付近から

  
 オロフレ山、鞍部付近から                      オロフレ山、鞍部付近から

  
  オロフレ山山頂                         歩いて来た方向に岩峰がちょこんと見える、山頂から

  
徳舜瞥山・ホロホロ山も雲海に                    カルルス温泉方面

 大きなアンパン1個とグレープフルーツ1個を食す、雲の流れは早いが引く様子は無い、次から次えと流れていく。山頂から見ていると、通ってきた岩峰の辺の、霧が作っている光景の変化が面白い。時にはマッターホルンのように、かと思ったら槍ガ岳の穂先のように、また単なる小さな山のように見えたりして変化する。5:45、下山にかかる。

 時々さす日差しに、朝露をいっぱい含んだ満開のヨツバシオガマ、オトギリソウが、足を止める。振り返って山頂部の写真を、花で飾る。鞍部から少し登ったところで、オロフレ山の山頂部の横にコブがあるのに気づく、見る方向によってはオロフレ山も双耳峰に見えるのだろうか。岩峰の横を6:26通過、ぼやっとした岩峰を一枚。ここからは切り立った崖を避けるようにして道がついていた、6:47オロフレ峠へ下山。
  
 ヨツバシオガマ                             ヨツバシオガマ

  
 オトギリソウ                               オトギリソウ

  
  岩峰を撮る                              岩峰を撮る

  
 岩峰を撮る                               岩峰を撮る

  
 直下より山頂を振り返る                         鞍部付近から山頂を振り返る

  
 岩峰                                   崖、登山道から真下を撮る

  
 峠手前からオロフレ山                       峠は相変わらず濃い霧の中に

 以前息子と8月の終わりに歩いた山ですが、今日は霧が濃くその時とはまるっきりイメージが違い、別の山のような感じだった。総所要時間は2時間39分であった。晴れていれば、太平洋、登別、洞爺湖、有珠山、羊蹄山が望める所と聞くが、霧の中の山行も幻想的で味のあるものだった。

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