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馬不入山・晃石山・大平山

山行日
    2008年1月18日   曇り   単独

コース 概略図はこちら
    清水寺駐車場→馬不入山登山口→馬不入山→桜峠→晃石山→大平山→大平山神社→(関東ふれあいの道)
    →清水寺駐車場

 ワンコの散歩の道すがらニホンスイセンの花を見て、相互リンクしているtaniさんのきまぐれ さんぽ日記の清水寺のそれを思い出し、陽だまりハイクに出かけた。R50を走りながら、どこからどう周ろうか考え、清水寺の駐車場に車を止め右回りで歩くことにした、7:35出発。馬不入山登山口まで、仕事場に向かう車だろうか、混雑する道をヒヤヒヤしながら狭い路側帯を歩いた、8:08登山口着。

 丸太の階段を上がり電力鉄塔脇を通り、サカキの低木とミズナラの道を落ち葉を踏みしめながら歩く。ほどなく擬木の階段を急登し、小ピークに出る。着すぎたもろもろをザックに突っ込み、少々下って100mほど登り返すと馬不入山山頂である、8:45。予報がはずれ曇天下、でも赤城山、男体山&女峰山は日差しがあるのかな、まあまあの眺望である。
  
  馬不入山登山口、馬不入山まで1.2kmとある       サカキの低木とミズナラの道を歩く

  
   擬木の階段を上がると最初の小ピークに出る     少々下って100mほど登り返すと山頂である

  
  馬不入山山頂                       山頂から赤城山、白くなったなあ

  
  晃石山方向                         男体山&女峰山遠望

 山頂から小さいピークを上がったり下がったりしながら北東方向に進む、何やら白い綿毛が沢山目に入る、ストックで払うと、パット散る。キク科の植物、コウヤボウキである。花のない季節、ついでにヤブコウジ(ジュウリョウ)も一枚。サカキ、イヌツゲ、アオキ、カシの常緑とミズナラ、ヤマザクラ、かろうじて生き残っているアカマツの間を進み、昔表東山道と裏東山道を連絡する古道の峠と言われる桜峠に出る、9:15。
  
 コウヤボウキの綿毛                     その脇には真っ赤なヤブコウジの実

  
  ゆったりした尾根を歩き             桜峠に出る、表東山道と裏東山道を連絡する古道だったとか

 ここからセンターに手すりのある坂道を登って、南に歩いて来た山並を一望する。2,3つ小ピークを越え、若干東に巻いて晃石神社へ、9:42。案内板からすると、3桁の時代に開かれた山岳宗教の場だったようだ。裏手に少し登ると一等三角点のある晃石山山頂である、9:46着小休止。ここの山頂は、近年北〜西の木が払われ、日光方面の山が見られるようになった。雲ってクッキリ見えないが、袈裟丸山、男体山、女峰山を眺め、先日の雪の残る斜面を下る、10:00。
  
 センターに手すりのある急坂を登る            振向けば馬不入山

  
  緩いアップダウンを3,4回繰り返し晃石神社へ     神社裏にあるホコラ9基

  
 西にまわると晃石山山頂                  山頂には一等三角点あり

  
 男体山&女峰山                        鶏頂山方面

  
  袈裟丸山方面                         馬不入山、南に岩舟山、三毳山

  
 北に回ると先日の雪が少し                  東に筑波山を遠望し

 薄日が差し晴れるかなと思いきやすぐ陰ってしまう、これを繰り返している間に、東方に筑波山を遠望し、下ってぐみの木峠へ10:17。そしてアンテナ下を巻いて本日の最終ピーク富士浅間神社のある大平山到着、10:28。晃石山山頂からここの間で20数名に会った、目的は陽だまりハイク、何かと乏しい季節、名の知れた大平山系は格好の場なのだろう。
  
  ぐみの木峠に下る                   ちょっと登り返すと富士浅間神社のある大平山山頂

 北側に若干下り、回り込むと大平神社の東側に飛び出る、10:37。本殿から聞こえてくるお祈りを耳に、真っ赤なナンテンにカメラを向け、謙信平へ。どんよりした空を見上げ、外れた天気に一言言いたい気持ち。晴れていれば南遠方にきれいな富士山が見えるとか、今は岩舟山、三毳山がやっとだ。

 少々道路を下って、少年自然の家手前で右に折れ、関東ふれあいの道に入る。紐を張って、“この先工事中につき通行禁止”とA4サイズのラミネート紙が下がっていた。これをどう読むか、『大したことないだろう、障害物をよけて通れば行けるだろう』、と読んだ。しばらくは、舗装された遊歩道を軽やかに下って行った。すると下の林道と合流する所で、ばったり切れ、その先には重機が見えた。
  
  北側に若干下り、回り込むと大平神社          神社の真っ赤なナンテンにシャッター

  
 謙信平から岩舟山&三毳山          “工事中全面通行止め”の表示のある関東ふれあいの道に入る

 そのまま工事中の道を進むと、関係者に会う。「通れませんよ」、「大中寺へ行く、邪魔でしたら山の中を通りますよ」、というと、「下の道を行っても行けるが、方向はこっち、・・・、気をつけて通ってね」、と言われ変な自信もって進む。すると正面からブル、運転手もブルちゃんだった。「駄目だ、入っちゃあ」、と大声をたてる。「山の中を通る・・・・」と言ったらよけて通してくれた。次はショベルを運転していたお兄ちゃん、その次は数人のおじさん達、皆「・・・・」、何とも言わず。やっと大中寺に出る、11:16。
  
  突然こんな工事場へ                端を通してもらいやっと大中寺へ

 門前の道標に従って小道に入り、抜けると、またしても“林道工事中この先通行止め”の表示板、またそのまま進むと遊歩道と林道が分かれて安心する。この道は古い東山道らしい、山間を曲がりくねって林道と出合い清水寺に出る、11:50。
  
  小道に咲く民家の寒椿を眺め               古道、東山道をゆったりと

  
   東山道の案内板                 一回りして、ニホンスイセンの咲く清水寺(せいすいじ)へ

  
                清水寺の観音堂脇の凍った小滝のシブキ

 これで予定の一周を終えた。総所要時間は、4時間15分、とうとう晴れ間はなかったが、大勢の楽しそうな顔を見た。清水寺(せいすいじ)の見頃に近いニホンスイセンを見て、周辺を散策して家路につく。


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