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常念岳・蝶ケ岳
山行日
    2015年9月23日    晴れ一時曇り    単独  

コース  概略図はこちら
    三股駐車場→(未舗装の林道)→三股登山口→蝶ケ岳分岐→前常念岳→主稜線合流点→常念岳
    →蝶槍→蝶ケ岳→三股下山口→常念岳合流点→三股登山口→三股駐車場

 【前編:三股P〜常念岳】    【後編:常念岳〜蝶ケ岳〜三股P】

 やっと一日もちそうな予報に、北アルプス常念岳ぐるっと一周を目指す。過去には4回同じコースを歩いているが、5年ぶりである。季節的には、槍・穂の頭が白くなり、下層の紅葉の残る頃がベストと考えるが、稜線の紅葉を眺めるのは今かな。シルバー連休最終日とか、混雑するのを覚悟してきたが、駐車場は半分空き、3:57出発する。林道を少々歩いて、4:08三股登山口、4:11蝶ケ岳への道を分ける。ここからいきなりジグザグの急登、4:27平坦地に出て、増水時の蝶ケ岳の迂回路を分ける。再び真っ暗闇の一本道を突き進む、ストックと山靴を運ぶ音のみ、チンチロリンはうるさいのでザックの中、立ち止まると物音一つしない世界、黙々と交互に足を出すのみ。やっと足元の不安がなくなって、5:28消灯する。深い針葉樹林帯はまだまだ続き、やっと、5:51朽ちた道標のある尾根に出た、小休止。
  
  三股駐車場、出発時50%空き                    ゲート、一般者は徒歩

  
  三股登山口、WC&相談所                       登山口を入ると直ぐ橋を渡って

  
   蝶ケ岳への道を分ける              しばし急登し、緩やかになると、蝶ケ岳への迂回路を分ける

  
  延々と、ヘッドランプで足元を照らし、ジグザグの急登    5時過ぎたころ、南方向に蝶ケ岳の稜線

  
                消灯しても深い針葉樹林帯の中の道は続く

  
                    やっと、尾根筋にでてしばらく緩やかに進む

 ここまでがこのルートの一番キツイところ、あとは惰性と言おうか、山並を楽しみながら進めるので、疲労も少ない。緩やかに泥濘んだ樹林帯の中を進む、紅葉も初期段階であるが点々と、樹間から山並がチラッと見え隠れする。6:02標準点ヤグラ跡、ここの標高は2207m、6:31アルミ製の梯子を上がると、そろそろ亜高山帯に入る。
  
                     泥濘んだ道を進むと、黄葉が目にとまる

  
                      初期の黄葉、紅葉が樹林帯の中に・・・


   やがて、正面に前常念岳が現れる、白く見えるのは花崗岩である

  
    左手に蝶槍が見えてくると                  標準点ヤグラ跡、2207m


   混生林は続く、蝶槍を樹間に


                       この辺の紅葉は半分ほどかな

  
                    木々は徐々に小さくなっていく、樹間に前常念岳

  
                           落葉低木の道となり

  
  ズッシリした前常念岳が見えると                  アルミの梯子を上ると、

 紅葉を、山並を眺め、花崗岩につけられた目印を拾いながら乗り越え、振り向いて遠望もする、立ち止まって見入ることもある、写真も撮る、こう考えると結構忙しい。花崗岩が大きくなって、頸城山塊が、大天井岳が目に入ると、7:28前常念避難小屋だ。人影あり、初めて会った下山者だった。ルートを気にしていたが、「樹林帯に入るまではペイントマーク、あとは一本道ですから・・・」、納得して下って行った。ちょっと上がって、7:34三角点、まだ常念岳は間の小ピークで見えない。

   パッと開ける、まず蝶槍が目の前に


  この辺からハイマツ帯に入る、道は花崗岩が大小ゴロゴロ


  森林限界を越えて 画像クリック拡大  蝶ケ岳一望

  
    一歩上がるごとに風景が変わる、紅葉と遠望、目と手足が忙しい、奥穂&北穂が頭を出す


   画像クリック拡大


  紅葉の向こうに、前穂、奥穂、北穂


  堂々とした山容、蝶槍

  
  前常念を見上げる                  花崗岩の隙間にヒメクロマメノキ(別名コバノクロマメノキ)の紅葉


   涸沢岳も現れて、前穂から北穂まで繋がった


    ヒメクロマメノキの紅葉


    ヒメクロマメノキ、ハイマツとのコントラストが良いですね


   ダケカンバ、ナナカマド、カエデetc.

  
                     花崗岩を目印に沿って乗り越えて進む


   東〜南方向遠望、八ヶ岳、富士山、南アルプス、日本標高No.1、No.2が並ぶ


   右に目を転じると、間をおいて、蝶槍、前穂、奥穂(No.3)、涸沢、北穂


 前常念直下から展望  画像クリック拡大  美ヶ原〜北穂


  前常念直下から展望  画像クリック拡大  蝶ケ岳〜北穂

  
  前常念避難小屋(前常念岩室)              小屋の直ぐ上に三角点、後ろは大天井岳


  前常念避難小屋付近から北〜西方向遠望、右回りで以下8枚+穂高岳
















   穂高岳付近展望


 三角点付近からの眺望  画像クリック拡大  水晶岳〜妙高山


  同、  大天井岳付近


  同、  燕岳付近


  同、  鹿島槍ヶ岳付近

しかし、眺望する山並に、見入ってばかり、前常念岳からガクンとスピードダウン、7:49常念小屋分岐跡、ついに高出力のエンジンを搭載したお兄ちゃんに抜かれる。あっという間に見えなくなってしまった、8:22縦走路合流点に出る、小休止。いい眺めだ、居合わせた人たちと山座同定、これもまた楽し、北、西から回り込んで、8:34常念岳山頂着
  
         花崗岩の小ピーク目指し進むと、鮮やかなナナカマド、カラマツ

  
            花崗岩の小ピークから左奥が常念岳、手前に次の小ピーク

  
   少し進むと、常念小屋分岐跡               下山者に会う、先ほど通った花崗岩の小ピーク


 分岐点跡からの眺望  画像クリック拡大  大滝山〜北穂高岳

  
                  すると、背後から特急者通過、早い、早い・・・


  一帯の低木の紅葉が進んでいる、手前はチングルマ、奥がヒメクロマメノキとウラシマツツジ


    チングルマ


    ヒメクロマメノキとウラシマツツジ


  小ピークから常念岳東側、山頂に5,6人


   この辺でやっと槍ヶ岳が見えてくる


 縦走路合流点手前の眺望  画像クリック拡大  南岳〜黒姫山

  
                       縦走路合流点、ここにも5,6人


  合流点からの眺望 画像クリック拡大 大喰岳〜黒姫山

  
                      北西側から回り込んで常念岳山頂到着

 山頂には10人ほど、意外や意外、40-50人はいるだろう、と思ったが・・・。北アルプス、穂高岳から鹿島槍ヶ岳、剱岳、遠望する頸城山塊、志賀〜浅間、八ヶ岳、富士山、南アルプス、中央アルプス、御嶽山、乗鞍岳、眺望言うことなし。腰を下ろして、梨を食べようとして食糧袋に手を、ない、おかしいな、もう一度、ない、おかしいな? バナナ1本、水を飲んで、山頂を後にする、8:57。

 常念岳山頂の眺望  画像クリック拡大  裏岩菅山〜富士山〜ワリモ岳


  常念岳山頂の眺望  画像クリック拡大   木曽駒ヶ岳〜東餓鬼岳


  常念岳山頂の眺望  画像クリック拡大   御嶽山〜三俣蓮華岳


  常念岳山頂の眺望  画像クリック拡大   裏岩菅山〜御嶽山


  同、四阿山、浅間山付近


   浅間山付近、左から湯ノ丸山、西籠ノ登山、水ノ登山、浅間山、剣ケ峰


     美ヶ原、八ヶ岳付近


    八ヶ岳付近、左から天狗岳、硫黄岳、横岳、赤岳、阿弥陀岳、権現岳、編笠山


   富士山、南アルプス付近


     富士山


     甲斐駒ケ岳、北岳、仙丈ケ岳


   中央アルプス付近


    御嶽山、乗鞍岳付近


    穂高岳付近


    槍ヶ岳付近


    槍ヶ岳


   鷲羽岳、水晶岳付近


   野口五郎岳付近


    手前が大天井岳付近、奥が龍王岳、立山&剱岳


   龍王岳、立山&剱岳


    手前が燕岳、奥が針ノ木岳、蓮華岳


     手前が燕岳、奥が針ノ木岳


    鹿島槍ヶ岳付近


   蝶ケ岳へのルートを眼下に、

  
                                常念岳山頂を後にする

  【後編:常念岳〜蝶ケ岳〜三股P】へ続く



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