気ままな男の山歩きHOME  山行記録(日付順 )  山行記録(山域別)  走れ!“忠治”


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谷川連峰主脈縦走
山行日
    2016年6月3日   晴れ   単独  

コース
    土合橋駐車場→西黒尾根登山口→ラクダの脊→谷川岳トマノ耳→中ゴー尾根分岐→オジカ沢ノ頭
    →小障子ノ頭→大障子ノ頭→吾策新道分岐→万太郎山→毛渡乗越→エビス大黒ノ頭→仙ノ倉山
    →平標山→松手山→元橋駐車場


  【前編:土合橋駐車場⇒万太郎山      【後編:万太郎山⇒元橋駐車場】へ
相互リンクしている奥利根山歩きのtomoさんから、谷川連峰主脈縦走されシャクナゲおススメ情報を頂き、真似っこしようと天気予報を見ながら本日決行とした。土合橋の駐車場で仮眠し、2:21出発、2:36谷川岳指導センター前、2:41西黒尾根登山口より山間に入る、2:55鉄塔脇通過。ここで大雑把な予定を示すと、自分の記録から所要時間を約11時間30分とし、万太郎山8:00-8:30、14:05のバスに間に合うように歩く、ということだ。遅れた場合のバス&列車もあるが、1つに絞っての窮屈な本日の予定である。真っ暗な樹林帯、山頂まで3時間の道標を過ぎると、枝間が白白してきた、3:17。
  
   土合橋駐車場                           R291を一ノ倉沢方向に進み、ゲートの脇を抜け、

  
 指導センター前を通り、                      間もなく、西黒尾根登山口に出る、ここから山間へ

  
  ジグザグの悪路を上がって行くと、鉄塔へ          ちょっと歩きやすくなるかな?、山頂3時間の道標

  
 樹林帯の中を上へ、上へ進むと、ここで視界が開ける      武尊山方面にはたなびく黒い雲

 3:53樹林帯から抜け出し、視界が開ける。見渡す山々の山頂部には雲がかかっている、残念。3:55クサリ場の始まり、岩場に咲く高山植物に目が座り、足が止まる。4:19ラクダの背、4:22巖剛新道と合流する。ペイントマークに従って高度を稼ぐ、ザンゲ岩に近づくと、所々で岩の表面が凍っているのには驚き、慎重に足を運び、5:10ザンゲ岩、5:21雪渓出合い。
  
    ここからクサリ場                          朝日岳方面にも上空に雲

  
   谷川岳の山頂部は薄い雲                     朝日岳方面は、いくらか払われたかな

  
   クサリ場が続く                       岩場にはユキワリソウ

  
   一旦クサリから解放されるとラクダの背へ         下って、巖剛新道を合わせる

  
  ここからペイントマークに沿って上へ、上へ            ラクダの背を振り返る


   ご来光です


    景鶴山の右手から陽が昇る


   谷川岳山頂部の雲はほとんど払われ、岩肌を赤く染める


   岩場には高山植物が春を告げる、ハクサンイチゲ、ユキワリソウ


    ツガザクラ


   ツガザクラ

  
   ザンゲ岩を見上げる                      冷え込んだようだ、岩肌が凍っている

  
                       要注意ヶ所を慎重に通過

  
                     イワカガミ、ユキワリソウが緊張感をほぐしてくれる

  
                        濡れている場所を避け、山側を一歩一歩

  
    ザンゲ岩に出る                           辿ってきた尾根道を振り返る

  
   ザンゲ岩付近から天神尾根                    同、谷川岳山頂部


  同、東〜南西の展望 画像クリック拡大


  ザンゲ岩のアズマシャクナゲ


   山頂部にやってきました、雪渓、天神尾根の合流点、トマノ耳と進みます


   雪渓の手前は凍結、雪渓もカチカチ、前日の浅いトレースを小幅に進んで抜けた

 雪渓の手前の平坦な場所は凍結、ここはすんなり通れたが、斜めに上がって横断する雪渓がカチカチ、これにはマイッタ。前日の薄いトレースを小幅な歩行で進み脱出、怖かった、靴底を点検してきて良かった。実は、出際に、すり切れた軽登山靴の靴底にデスクグラインダーで溝をつけてきた、縦走用ならキックステップ何とかなったと思う、5:28天神尾根と合流、5:32雲に覆われた谷川岳山頂トマノ耳着。

   ショウジョウバカマ


  ショウジョウバカマに迎えられ

  
                        谷川岳トマノ耳着、残念、雲の中

 寒ーい、時々7,8m/secの風、雲が薄くなったり、かかったり、遠望も利かず、まず上下着込んで待つことにした。すると、突然西側の雲が切れ、苗場山が現れる。苗場山を撮ったつもりのこの写真、左下にブロッケン現象が現れていた、不思議な世界だ。シャクナゲを探していたら、比較的近い場所に一株、下って行くと、霧氷があちらこちらに、足元にはミツバオウレンが、笹の中でシャクナゲの花が凍っていた。ちょっと待って、雲間からオキノ耳を背景に、凍ったシャクナゲを撮った。多分、この花は、陽がさせばやられてしまうだろう。しばらくネバッタが、北方向は一ノ倉岳が薄っすら見えただけだった、5:44寒い山頂を後にする。

  雲間から苗場山を撮ったつもり、薄いですが、左の雲にブロッケン現象、谷川岳の天辺(影)に私がいます


   明け方冷え込んだんですね、新緑に霧氷です


    ミツバオウレンの花が凍ってます


  一瞬晴れて、凍ったアズマシャクナゲの花をオキノ耳を背景に撮りました


   トマノ耳からオキノ耳


   トマノ耳からオキノ耳


   トマノ耳からオキノ耳


 トマノ耳から東〜南方向  画像クリック拡大


 トマノ耳から東〜南方向  画像クリック拡大


   トマノ耳から苗場山

 5:48、ひっそりした肩の小屋の前を通り、縦走路に入る。ハクサンイチゲ、ハクサンコザクラ、ユキワリソウが寒そうに震えていた。下って、鞍部で中ゴー尾根ルートを分ける、6:07。
  
    柔らかい路肩は薄っすらと凍っていた、          肩の小屋を通り縦走路に踏み入る。


   ハクサンイチゲ


    ハクサンイチゲ


   ハクサンコザクラ


   ユキワリソウ


    岩場で高山植物の共演

  
    茂倉岳の雲がとれてきた                   鞍部で中ゴー尾根の道を分ける

  
   シラネアオイが点々と咲いていたが、首を垂れて・・・     イワカガミは元気だった

 天気が回復し、上りに入って汗ばんできた、6:41オジカ沢ノ頭、南方向に曲がりちょっと下って、6:44オジカ避難小屋、ここで着込んだ上下を脱いでザックに突っ込む。今度は右に曲がって鞍部へ、ここで反対周りの縦走者に会う、荷物の量からして、どこかで泊まったと思う、タイミング的にも早すぎる、7:12小障子ノ頭、7:24大障子避難小屋。

 登り返して谷川岳を振り返る  画像クリック拡大


   直下からオジカ沢ノ頭


  少し進んで谷川岳〜榛名山 画像クリック拡大


  生き延びた感じのするシャクナゲと谷川岳


   俎ー山稜、右遠方に浅間山


   アップでもう一枚


    四阿山、本白根、白根山、白砂山遠望、手前にオジカ避難小屋


   オジカ沢ノ頭、直下の花畑


  俎ー山稜と先端付近に川棚ノ頭、白い点はハクサンイチゲ

  
    オジカ沢ノ頭山頂                        西方向に雲の残る万太郎山


 オジカ沢ノ頭から茂倉岳〜トマノ耳  画像クリック拡大

  
                         同、オジカ避難小屋


 登山道から、日光白根山、武尊山方面


   同、皇海山〜前袈裟丸山


   同、赤城山

  
                         登り返すと、逆回りのおっちゃんと会う


   手前が小障子ノ頭、後ろに大障子の頭、万太郎山

  
   小障子ノ頭                             下方に関越トンネルの煙突


 山頂から湯沢の街〜オジカ沢ノ頭  画像クリック拡大


  西斜面の花畑、ハクサンイチゲ


   同、チングルマはまだ咲きだしたところ


   大障子避難小屋、大障子ノ頭、万太郎山


  小障子ノ頭、オジカ沢ノ頭〜川棚ノ頭 画像クリック拡大

  
    大障子避難小屋                         大障子ノ頭、奥が万太郎山

 もう、ここまで来たら半分道中の万太郎山は近い、前回のタイムとほとんど一緒、緩やかに上って、7:41大障子ノ頭、前後左右眺めながらの稜線歩き、素晴らしい眺め、風も和らぎ上りは暑く水がハカドル。下ると鞍部に女性が3人、小屋泊で縦走とか、登り返して万太郎の東斜面に取付く。少々ジグザグって、いい気分、大きな吾策新道の道標が光っている、人声が流れてくる、だれかいるようだ、8:21吾策新道分岐点着。

  大障子ノ頭直下から進行方向 画像クリック拡大


   大障子ノ頭、後ろは万太郎山

  
   下って鞍部で朝食をとるGr、肩ノ小屋泊で縦走         小さな岩峰の陰で、元気なシャクナゲ


   おお、万太郎山に近づいた


  岩峰に咲くヒメイワカガミ


   下ってシラネアオイ、イマイチ元気ないですね


   ちょっとやられてましたが、シャクナゲ、背景は茂倉岳〜大障子ノ頭


 万太郎山東斜面から巻機山〜十二ケ岳  画像クリック拡大


     同、巻機山

  
    吾策新道の道標が見えた                    吾策新道の道標

 良い眺めだ、巻機山が良く見える、越後三山の駒ケ岳、中ノ岳も、燧ケ岳&至仏山、日光連山、武尊山、皇海山&袈裟丸山、・・・・・、素晴らしい。しかし、山頂部のシャクナゲがほとんどやられてしまっている、緩やかに進んで、8:26-8:32万太郎山。

  道標から巻機山〜万太郎山 画像クリック拡大


  同、谷川岳方面


 同、巻機山方面  画像クリック拡大


   重症ではなさそうですが、シャクナゲとエビス大黒ノ頭、仙ノ倉山、苗場山

  
                        万太郎山到着、ここにも小屋泊の縦走者


 万太郎山の眺望  画像クリック拡大  日光白根山〜苗場山


 同、赤城山から苗場山  画像クリック拡大

 先客4人、この方たちも小屋泊で縦走とか、やはり魅力があるんですね。腰を降ろし、エビス大黒ノ頭、仙ノ倉山、ちょこんと出た平標山に見入る、ここまではまあまあ順調、予定は8:00〜8:30、そうゆっくりもできないがこのペースを崩さないで後半を頑張ろう。
             【後編:万太郎山⇒元橋駐車場】へ



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