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谷川連峰馬蹄形縦走
山行日
    2015年8月12日  曇り  単独

コース  概略図はこちら
    土合橋駐車場→白毛門→笠ケ岳→朝日岳→清水峠→七ツ小屋山→蓬峠→武能岳→茂倉岳→
    一ノ倉岳→谷川岳(オキの耳)→谷川岳(トマの耳)→ラクダのコル→西黒尾根登山口→土合橋駐車場


                                      花編はこちら

 7月27日に予定していた、谷川連峰馬蹄形日帰り縦走が、延び延びになっていたが、天気の不安定さもあるが、エスケープも考え実施に踏み切った。国道291号線が19:00-5:00まで夜間通行止め(実際のところ?)、ロープウエイが12日まで運行停止、田尻尾根が通行不可と制約の多い中、まず、早朝発とうとしたら、前日に通過しておく必要あり。高速を部分的に使って一応仮眠、2:53土合橋駐車場を出発、16時間を要したとして、19時前には通行止めエリアを抜けられそうだ。ちなみにCTは16時間50分、4回の実績としては14時間20分〜15時間54分である。3:00山間へ、3:27標高1000m付近通過、3:54桧ウロ、3:57小休止。天空は多少明るくなってきたようだが、曇っている。後ろから来る灯り、まだ距離がありそうだ。もくもくと高度を稼ぎ、4:46鎖場通過、4:51松ノ木沢の頭。武能岳は見えているが、谷川岳は雲がかかっているし、白毛門にも雲が残っていた。直下まで進むと雲は払われ、5:35最初のピーク、白毛門着。
  
   駐車場奥に設置されている谷川連峰馬蹄形概念図    隣に田尻尾根下山は不可の看板

  
   朝日岳へ6.5km、まず頑張ろう!               橋を渡って奥へと進む

  
  斜め上に向いた道標、ここから山間へ             標高1000mと書かれているのだろうか、3:27

  
   桧のウロの横を通り                     勾配が緩んだ場所で小休止、下から2ツの灯り

  
  暗中を進み、鎖場へ、周辺はガスでさっぱり          平坦な道を少々

  
   松ノ木沢ノ頭に出る、西方向に武能岳            と谷川岳


   最初の目指すピーク、白毛門

  
 灌木の間を進むと、白毛門の雲は払われたが、       谷川方面は雲が増したようだ

  
  ガレた岩場を進み白毛門直下に進むと              笠ケ岳、烏帽子岳が見えてくるが・・・

  
                 白毛門到着                後ろは笠ケ岳


  最初のピーク、白毛門山頂から 笠ケ岳、烏帽子岳

 やっと見える笠ケ岳の山頂を目指し、昨夜の雨をたっぷり含んだ笹をストックで払いながら進むが、効果なし、下半身ビッショリ。時々振り返って後続を気にしたが、接近する様子はなく、笠ケ岳山頂、6:29-6:37休憩。眺望なし、そろそろ出発しようとしたら、音もなく現れたのがトレラン姿の6人Gr、M2&W4、「周回時間は?」、「14時間」、「私が15時間前後ですから、あまり早くないですね」、すると「今日は歩きです」と言い、けぶる小烏帽子方向に進んで行った。ステップが大きいし、早い、歳は平均したら私の半分以下だろう、とても競争できる相手にない。
  
   鞍部へ下って笠ケ岳を、                     振り返って白毛門

  
     笠ケ岳直下の笹道を急登する                2ツ目のピーク、笠ケ岳


   笠ケ岳から烏帽子岳、朝日岳方面、予報では9時頃から晴れになっていた

  
 追いついてきたトレランの仲間6人衆、今日は14時間で歩きという   霞んだ小烏帽子方向へ向かった

 ガスで見え隠れする烏帽子岳のアップダウン、朝日岳との鞍部からは、笠ケ岳が薄ら見えていた。山頂部を眺めると、もう到着している、この差は大きい、直下の岩場を巻いて、時期の進んだお花畑を上がって、7:32-7:42朝日岳。この間に、6人衆に一人後から加わって7人衆に、単独行一人が到着し、全部で9人となった。

  朝日岳直下から笠ケ岳を振り返る、右奥が笠ケ岳


   朝日岳を見上げる、あの6人はもう着いている


  直下のお花畑


  直下のお花畑

  
  大きな岩場を巻いて                        3ツ目のピーク、朝日岳を踏む


  1名加わって、トレランGrは7人に、更に単独行1名到着、馬蹄形を目指すは合計9人となった

 ここから朝日ケ原を下り、7人衆は水場へ、私は露払いしながらトップを歩くことになる、7:58ジャンクションピークへ、ここからザレた道のアップダウンが少々。小ピークを越えたところで追い抜かれ、8:39池ノ窪へ。写真を撮っていたら、ダブルストックの男性が快調にとばしていった。登り返して、8:49鉄塔、下って白崩避難小屋、8:57-9:05。
  
 朝日ケ原を下るトレラン7人衆、と呼んでおきましょう        ジャンクションピークに向かう

  
 水場はパスして、少々登り返し、右手に池塘                   朝日岳山頂を振り返る

  
  緩やかに低木の間を進み                    ジャンクションピークに出る、右は巻機山へ

  
  進行方向に薄ら大源太山、本日4ツ目のピーク七ツ小屋山   また直ぐ後ろに7人衆

  
 小ピークを越え、谷川岳方面は、霞みっぱなし        清水峠方向に送電線監視所、七ツ小屋山、大源太山

  
  こちらから山頂に向かうご夫婦とすれ違い、灌木の茂みを抜け         干上がった池ノ窪


   池塘の周りのコケ、良い色している

  
 写真を撮っていると、9人目のダブルストックのお兄ちゃんが抜いてった  送電線鉄塔脇を通り

  
     若干下って                        清水峠の白崩避難小屋に出る

  
  小屋の裏廻れば、雲を被った巻機山が、         南方向は相変わらずの谷川岳

 天候の回復する兆しなし、9:08送電線監視所の前を通り、7人衆の前に、国道291を左に、十五里尾根を右手に分け笹道を150mほど登り返すと朝日岳方面が見えてきた。花を撮っていると再び7人衆に追い抜かれ、9:52大源太山分岐点を、9:55-10:03七ツ小屋山へ。
  
  送電線監視所の前を通り、7人衆の前に      国道291を左に、十五里尾根を右手に分け笹道を登り返す


    朝日岳〜笠ケ岳の雲が払われていい感じになってきた


    谷川岳方向は、まだ、雲が残る


  登山道の右手には小さなお花畑が点々と


  シミツケソウの小群落を通り


   登山道右手に大源太山が、急峻な姿を現わす


  進行方向は、一面緑の七ツ小屋山、山頂は左上、7人衆はまた先に

  
   大源太山分岐点を通り                     七ツ小屋山へと進む

  
     直下から七ツ小屋山                     七ツ小屋山

 草払い中の尾根道をアップダウン、10:35旭原Pへの道を分け、ほどなく新装なった蓬ヒュッテ到着、10:45-11:00差し入れしていただき、小休止。仲間たちは水汲みに行ったようで、休憩していた。また先に発ち、11:03武能岳・茂倉岳方面の笹道に入る。展望も多少いい感じ、仙ノ倉山も見えてきた。武能岳手前で先を越され、11:41武能岳到着。ここから170mほど下って笹平へ、280mほど登り返すのだが、またガスってしまった茂倉岳、すっかりガスってしまった山頂へ、13:16-13:22。
  
                     草払中の尾根道を緩やかに下り、

  
   旭原Pへの道を分ければ、         新装なった蓬ヒュッテ、7人衆は水汲み、休憩中の様子


  峠から眺める武能岳への笹道、左奥が谷川岳、怪しい雲が少々

  
    仙ノ倉山、平標山                          苗場山方面

  
 お先に発って、蓬新道分岐、尾根伝いに                振り向けばもうすぐそこに

  
   武能岳手前の小ピーク                       後ろは大源太山、七ツ小屋山


   本日5ツ目のピーク、武能岳山頂着、背景は右が茂倉岳、左が一ノ倉岳、左奥が谷川岳


    朝日岳、笠ケ岳、白毛門、やっと見えている感じ

  
  ここから170mほど下って笹平へ、280mほど登り返すのだが、またガスってしまった茂倉岳


 道端の野草を撮りながら頂きを目指す  ジョウシュウキオン


   ミヤマアキノキリンソウ


   ジョウシュウオニアザミ

  
  やっと、6ツ目のピーク、茂倉岳、何も見えず         下って行く7人衆

 一ノ倉岳へ向かった七人衆の後をつける、咲き残ったキンコウカの花が霧の中で足元に咲いていた。13:41一ノ倉岳通過、岩場をただ黙々と下る、13:59何も見えないノゾキを通過すると、徐々に谷川方向が見えてきた。14:23奥の院通過、14:29オキノ耳到着、トマノ耳には7人衆の姿、オキノ耳には15人ほどのハイカーが集まっていた。下って登り返し、14:45トマノ耳。

   キンコウカ、まだ最近まで雪が残っていたような・・・


   ハクサンシャジン、晩期かな

  
     七ツ目のピーク、一ノ倉岳山頂                  避難小屋、立ち寄る人もなく・・・

  
   ノゾキ、雲が払われるかな?                岩稜歩き、奥がオキノ耳かな?

  
    オキノ耳                            オキノ耳、トマノ耳が現れる

  
   鎖場通過                              奥の院の脇を通り

  
   トマノ耳を先に、横に這いあがれば                八ツ目のピーク谷川岳オキノ耳


  オキノ耳からトマノ耳、あれあれ!


   トマノ耳に7人衆がいるではないか


   オキノ耳を下って鞍部からオキノ耳、15人ほどいるかな


   同、オキノ耳

  
  登り返してトマノ耳、誰もいない                 天神平方面


  トマノ耳からオキノ耳


   同、オジカ沢ノ頭


  これから向かう西黒尾根


   肩ノ小屋、オジカ沢ノ頭、マナイタグラ

 大分天気が回復してきた様子、雷雨の心配もなさそうだ、南東に回り込んで、14:52西黒尾根に入る。足元に気をつけながら一歩一歩下る、ザンゲ岩、氷河の跡を通り、一段落、15:45巌剛新道分岐、15:49ラクダの背で休憩。すると、肩ノ小屋で休んでいたのか、また7人衆が抜いて行った。追うようにして鎖場を降下、16:22樹林帯に入る。
  
   東南方向に回り込んで、                            西黒尾根に入る


    谷川岳の山頂を振り返る、右がオキノ耳、その左がトマノ耳


   ちょっと霞んでいるのと逆光、マナイタグラ


    笠ケ岳方面


    ザンゲ岩を上から


   ザンゲ岩付近のお花畑


   下方に続く岩尾根、すぐ下が氷河の跡とか、特に下りのスリップ注意


   振り返ると、2女性が奮闘中、逆光の谷川岳山頂部

  
    先方に一人、その先がラクダの背             巌剛新道分岐点


 ラクダノ背付近からやっと見える東〜南の山並  画像クリック拡大

  
    ラクダの背、休憩しているとまたまたトレラン7人衆に、     肩ノ小屋で休んでいたのかな

  
  鎖場を楽しんでいる様子                    早い、早い・・・、


  本日歩いた山並を一望する 画像クリック拡大

  
   最後の鎖場を降りて                       樹林帯に入る

 ここからはマイペース、浮石を避けながら、 岩だらけの道を下り、16:51土合1時間の道標へ、17:08鉄塔、17:18国道へ出て、しばらく進むと谷川岳指導センターへ、先着したトレラン7人衆に一言御礼、17:38土合駐車場に無事戻った。
  
   岩だらけの道、浮石も多い                    ちょっと平坦になって、土合まであと1時間

  
  粘土質のV字の道を進み                     鉄塔へ

  
 樹林帯をジグザグ下って国道291に降下、谷川岳指導センター前でトレラン7人衆に「お世話になりました、・・・」

  
  通行止めの田尻尾根                       ここも通行止めの蓬新道

  
    土合橋を渡れば                 出発点の土合駐車場、無事、谷川連峰馬蹄形日帰り縦走完歩

 総所要時間は、14時間45分、長かった一周の山道、天気はほとんど曇り、花は終盤で、7人衆に抜かれ追いつき、勇気づけられながら歩いた感じ、どこのお方たちが存じませんが、有難うございました。これで本日馬蹄形縦走到着者は9名、このあとのことは知る由もないが、状況から多分いないでしょう。

  花編はこちら

 記) 水&食糧等
    @水:500cc×4・・・1800消費
    A紙パックジュース:200cc×2・・・消費
    Bミニトマト:1パック(15ケ)・・・消費
    Cミカン3ケ・・・持帰り
    Dキュウリ:2本・・・1本消費
    Eパン:3食分・・・2ケ持帰り
    Fビスケット:15枚・・・全持帰り
    Gミツ豆の缶詰:1ケ・・・持帰り


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