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谷川岳
山行日
    2015年6月7日   晴れ   2名  

コース 概略図はこちら
    慰霊碑駐車場→西黒尾根登山口→谷川岳(トマノ耳→)谷川岳(オキノ耳→)→一ノ倉岳→茂倉岳→土樽駅

                                続編はこちら    花編はこちら

 相互リンクしている奥利根山歩きのtomoさんから谷川岳の誘い、天気は良さそうだし、花もいっぱい咲いているだろう。みなかみ町湯檜曽の奥、谷川岳遭難慰霊碑の脇にあるtomoさん常用の駐車スペースへ、5:29出発、R291を進み、5:54西黒尾根登山口へ、ここで一枚脱いで山間に入る。
  
  土合橋を過ぎて右手に遭難者慰霊碑、その脇にP     R291を一ノ倉沢方面へ

  
  谷川岳登山指導センター前に清水越往還の歴史が・・・    清水峠までに出合う沢までの距離

  
  その先に、ゲートあり、一般車は入れません        2つ3つ曲がると、西黒尾根登山口

 歩きやすい道ではないが、最近の谷川岳では、残雪期の尾根歩き以外、この尾根が多い。日本三大急登と聞くが、隣の白毛門の方が急じゃないのかなあ、と言ったら笑われた。甲斐駒の黒戸尾根も大したことない、あと一つ、燕岳じゃない、早月尾根でもない、北アルプス烏帽子岳のブナ立尾根が出てこなかった。日本人は、『三大・・・・』という言葉に弱いから、引っかかるんですよ。基準がヘンテコリンなんですから、比較しても仕方ないじゃないですか、6:11鉄塔に出て一息。
  
  ジグザグに急斜面をを上がると               15分ほどで鉄塔、ここで一息

 泥濘んだ灌木の間を抜けると、美しいブナ林に入る、緑がキレイだ。足元は岩石をまき散らしたような道、おまけに根っこが邪魔をする。6:44山頂まで3時間の道標を過ぎ、多少緩やかになるが、また、岩を跨ぎ、根っこを越えて、7:35樹林帯から抜け見通しの良い尾根に出る。ちょっと進むとクサリ場が待ち受ける、1本上がる毎に展望がガラッと変わる、これが楽しい。それ、プラス高山植物である、イワゼキショウ、ユキワリソウ、ウラジロヨウラク、ベニサラサドウダン、ミツバツチグリ、ナエバキスミレ・・・と、8:13ラクダの背で小休止。
  
                    ブナ林の中を汗をかきながら

  
    次々に追い越して行く若いハイカー               山頂まで3時間の道標

  
   ちょっとだけ、緩やかに、南に天神平、      枝間からトマノ耳をチラッと

  
       尾根伝いに残雪期の道が・・・、夏道は多少勾配をおさえて・・・

  
  尾根に出ると東方向に、燧ケ岳、至仏山、笠ケ岳       武尊山

  
    皇海山&袈裟丸山                         赤城山

  
  その隣に天神平                  クサリで一段上がると白毛門、笠ケ岳、烏帽子岳(1934)


 クサリ場から  画像クリック拡大    武能岳〜鋸山


 同  画像クリック拡大   谷川岳〜白毛門


   同、ベニサラサドウダンと谷川岳山頂部

  
                          クサリ場が続く

     
     途中で写真を撮っていたら、           待っていたんですね、ゴメンナサイ


 クサリ場を抜けて  画像クリック拡大   赤城山〜阿能川岳

  
  緩やかに上ってラクダの背、背景は谷川岳          続々やってくるハイカー


 ラクダの背からの眺望  画像クリック拡大  七ツ小屋山〜皇海山


 同、谷川岳の山頂部


  同、七ツ小屋山


  同、割引岳、巻機山


  同、 白毛門、笠ケ岳、烏帽子岳

 今日は梅雨入り前の貴重な晴天、日曜日と重なってスゴイ登山者の数、「赤城山と平標山も混んでいるでしょう」、とは同行者の声、8:23厳剛新道を合せる。ここまではウオーミングアップ、ここからが、低木もなくなって岩場の連続する道だ。ゆっくり、花でも楽しみながら、リラックスさせて進みましょう。イワカガミ、ハクサンイチゲ、そしてクモイイカリソウが現れた。この花は薄い黄色で葉が全縁、谷川岳や至仏山の蛇紋岩地に自生する珍しい植物だと、tomoさんは付け加える。あっ、あった、思わず声をあげてしまった、これも蛇紋岩地に自生するホソバヒナウスユキソウ、綿毛に包まれたような花が特徴だ。タテヤマリンドウ、ミヤマキンバイ、ヨツバシオガマ、ショウジョウバカマ、そして「あったよ」とtomoさん、マルバヘビノボラズ、これも蛇紋岩地に自生する稀少種だそうです、9:53ザンゲ岩、10:09天神尾根と合流する。

  
  ちょっと下って、厳剛新道を合わせる        直ぐ先の岩にワイヤー、地面に鋼材、旧ルートの残がいか?


  岩場の花々を撮りながら・・・、ハクサンイチゲと巻機山

  
                   ユキワリソウとホソバヒナウスユキソウを追っかけてます


    ホソバヒナウスユキソウと笠ケ岳、白毛門を背景


  ホソバヒナウスユキソウとユキワリソウ


 ホソバヒナウスユキソウ

  
   いっぱい来るなあ、「お先に・・・」                  マチガ沢を見下ろす

  
   見上げれば、何人張りっついているかなあ        「足元に花が咲いているのに・・・」、とつぶやいてます


 谷川岳〜巻機山  画像クリック拡大

  
  続々・・・                                通り過ぎて行く


  タテヤマリンドウ


 七ツ小屋山〜天神山  画像クリック拡大


      今度は山並を狙ってます、いい景色だ


  七ツ小屋山、巻機山、朝日岳方面


  氷河の跡、ザンゲ岩を見上げる

  
   モタモタしていたら、                      tomoさんは大分前の方に

    
    前にも                             、その先にも、いるなあ

  
   ザンゲ岩の上から天神平                    同、西黒尾根を見下ろす

  
   俎ーが視界に                           近づいた谷川岳山頂部


  天神尾根の合流点が雪渓の右上に

  
                渋滞をさけて待機してます、空気がおいしいですよ

    
   雪渓をステップに沿って斜めに渡ります           前がいなくなりました、そろそろ・・・

  
  雪渓を渡る風、味わいませんか、最高な気分です         「これこれ、あそこの人・・・・・」、と言われそう

 まだ、まだ、ミヤマキンポウゲ、キンポウゲ(8184?)、コシジオウレン、 花が途切れて山頂直下、初めて気づいた昭和10年建の円形地図、コース、標記とも谷川岳の歴史を物語っているようだ。シラネアオイに逢って、やっと谷川岳トマノ耳山頂を踏む、10:27-10:51。山頂の山名板の前は入れ替わり立ち代り賑やかだ、最近はストックの先にカメラヲつけて自分撮りをするんだ、知らなかったなあ。

  谷川岳の両耳


   越後駒ヶ岳&中ノ岳

  
   左下に肩ノ小屋                昭和10年建の円形地図、現在は半球形が設置されている


  直下からトマノ耳


  直下の展望 画像クリック拡大   トマノ耳〜日光白根山

  
                        谷川岳山頂、トマノ耳

  
     あっちも、こっちも、今日の山頂は格別だ、誰かさんなら、「飛びまーす」、ってところかな


 トマノ耳からの眺望  画像クリック拡大  谷川連峰主脈方向を眺める


  トマノ耳からの眺望  画像クリック拡大  茂倉岳〜武尊山

  
   肩ノ小屋                              まずは場所を確保して・・・


   トマノ耳からの眺望  画像クリック拡大  大峰山〜巻機山


  同、オキノ耳、一ノ倉岳、茂倉岳


  同、オキノ耳


  同、巻機山、越後駒ヶ岳&中ノ岳、朝日岳方面



    同、平ケ岳、会津駒ヶ岳、景鶴山方面


  同、燧ケ岳、至仏山方面


   同、日光白根y間、武尊山

 花見は続く、アズマシャクナゲは終わってしまったが、鞍部に下ると良い色のシラネアオイの大株が、しかし、機材の性能を考えるまでもなく、コンデジでフルオートだ。それでも、良い写真を撮ろうとすると危険を伴う、ほどほどのところでやめておこう。ヒメイワカガミ、オチョコのような、下を向いて咲く白い花、ギザギザのついた赤い葉、岩場にあって映える色合い、バックからの撮影で我慢するか。おっ、チングルマだ、先日の風でやられたようだが、次が咲いて岩の台座で輝いている。一面に咲くミヤマキンバイに迎えられて、11:32オキノ耳を踏む。

  下って鞍部のお花畑、シラネアオイとオキノ耳


    ヒメイワカガミ

  
                         鞍部からトマノ耳、オキノ耳


  同、阿能川岳〜一ノ倉岳 画像クリック拡大

  
   あそこから狙おうか                        こんな格好で失礼します


   ハクサンイチゲとトマノ耳


   ハクサンイチゲとトマノ耳

  
   あっちでも、 撮ってるね                         これかな?、チングルマ

  
    オキノ耳到着                             トマノ耳を振り返る


 オキノ耳からの眺望  画像クリック拡大  茂倉岳〜小至仏山

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