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谷川岳
山行日
    2015年3月6日   ほぼ晴れ   単独 

コース 概略図はこちら
    天神平(ロープウェイ駅)→熊穴沢ノ頭避難小屋→トマノ耳→オキノ耳→奥の院→オキノ耳→
    トマノ耳→熊穴沢ノ頭避難小屋→天神平(ロープウェイ駅)

 今時の谷川岳、魅力たっぷりなのだが、お天気と睨めっこしないと、簡単には出かけられない。予報では、午後3時までは、ほぼ晴れ、次はいつチャンスがくるか読めない。9時始発のロープウェイで天神平へ、10本歯のアイゼンをつけて、9:21出発する。“柵の外を歩け”の立札、昨日降ったのかな、20cmほど新雪あり。眺めていると、スキーヤーが2名、ハイカーが3名入って行った。スキーヤーは急斜面になった所で、夏道に近いコースをとった。ハイカーは柵に沿って直登、トレースを利用させてもらって、峠付近に出た。ここから見通したところではずっとトレースが続いていた。谷川岳、朝日岳を眺めながら、小ピークを越え、熊穴沢ノ頭避難小屋へ、10:36。

  天神平ロープウェイ駅から白毛門、笠ケ岳、朝日岳


  同、谷川岳

  
  写真を撮りながらスキーヤーの後についた         直ぐに、ハイカーが抜いていった

  
  スキーヤーは天神峠の北を巻くようだ、       ハオカーは四つん這いで直登する、新雪は20cmほど

  
   ゲレンデを振り返ると、 高倉山左奥に武尊山           右奥に赤城山


  トレースを利用させてもらって、天神峠付近に出ると、


   谷川岳&西黒尾根が輝いていた


  少し下って、左手に俎(マナイタ)ー、オジカ沢ノ頭


   その左に阿能川岳と小出俣山

  
  天神山から来られたのかな、合流して5,6人の先行者   トレースは山頂へ向かって続いているようだ

  
   天神山を振り返る                         次のピークは小さいけれど急だなあ

  
    右を巻いている、                        しばらく緩やかな雪道を進む
    


   ピークが2つ、その先に天狗の留り場(岩場)が見えた


  急峻な俎ー、主稜線のオジカ沢ノ頭


   西黒尾根と朝日岳方面


   熊穴沢ノ頭避難小屋、穴があけられていて、出入り可能?

 避難小屋周辺の雪は例年と同じようで、標柱が1mほど出ている。利用したような形跡があるが、小用? 山頂方向を見上げると、急斜面にトレースがバッチリ、東斜面には大きなクラックが見える、もう時間の問題だろう。ここから新雪は少なくなり、表面は凍っていて、アイゼンが良く効き、歩きやすい、斜面はきついが。11:11天狗ノ留り場(標高≒1650m)、ゆっくり楽しみながら歩いているので、次々と追い抜かれてしまった。下山者にも会った、早朝上がったのかな? 徐々に勾配がきつくなる、気温も上がってきたのかなあ、11:35天神ザンゲ岩(標高≒1820m)へ。
  
                    小ピークを越える度に眺望が開ける


    至仏山&笠ケ岳


    武尊山

  
 雪質はしまっていて、表面は凍り、アイゼンがバッチリ       天狗の留り場

  
                  時々雲が悪さする、オジカ沢ノ頭、俎ー

  
                        急斜面が続き、天神ザンゲ岩

  
    岩の周りはエビの尻尾                       見える先行者5人


   天神ザンゲ岩付近から主稜線とオジカ沢ノ頭


  同、人を寄せ付けない俎ー、スゴイの一言 


    同、小出俣山と三尾根岳

  
                             天神ザンゲ岩

 俎ーの写真を撮っていると「シャッターを・・・」、と声をかけてきた女性がいた、また一人越された。ザンゲ岩から西黒尾根との合流点までが、このコースの一番キツイところ、でも谷川岳の主稜線が見え、道標が視界に入ると、山頂へと足が逸る、11:52大きな道標、合流点通過、11:59トマノ耳着。
  
                 ザンゲ岩から急斜面を真っ直ぐ上るとダルマと化した大きな道標

  
    肩ノ小屋                                道標


    道標から西方向、オジカ沢ノ頭、万太郎山、仙ノ倉山、苗場山

  
                               緩やかに谷川岳トマノ耳へ

 周辺の山並みには若干の雲はあるが、まあまあの展望である。自分で歩いて、眺める景色は格別だ。温かいコーヒーでもあったら、申し分ないが、今日は冷たいジュースのみ。一望した後、12:23オキノ耳着。

 トマノ耳からオキノ耳、一ノ倉岳、茂倉岳  画像クリック拡大


 トマノ耳からオキノ耳、一ノ倉岳、茂倉岳


  トマノ耳からオキノ耳、一ノ倉岳、茂倉岳


 トマノ耳からの展望  画像クリック拡大   小出俣山〜白毛門


  トマノ耳からの展望  画像クリック拡大  小出俣山〜巻機山


  トマノ耳からの展望  画像クリック拡大小出俣山〜オキノ耳


   トマノ耳からの展望  画像クリック拡大 茂倉岳〜天神山


  トマノ耳からの展望、西黒尾根  画像クリック拡大


 トマノ耳からの展望、西黒尾根


 トマノ耳からの展望、西黒尾根


  トマノ耳からの展望 画像クリック拡大 吾妻耶山〜苗場山


 ちょっと北側へ下って、トマノ耳  画像クリック拡大


  同、トマノ耳


  同、トマノ耳


  同、トマノ耳


  同、オキノ耳

  
                                谷川岳オキノ耳


  オキノ耳からトマノ耳


    オキノ耳からトマノ耳


    オキノ耳からトマノ耳


   オキノ耳から越後駒ヶ岳&中ノ岳遠望


      オキノ耳から巻機山付近

 トレースに沿って、12:31奥の院へ。12:47オキノ耳に戻ると、「オキノ耳は、どこ?」、と聞かれた。標柱がほとんど雪から出てないし、途中に岩場もあって、見当つけにくいのだろう。

  オキノ耳から北方向へ少し進んで、オキノ耳とトマノ耳

  
   北方向に奥の院まで向かう                怪獣モドキが奥の院の鳥居です


   反対側から見るとおわかりでしょう


   奥の院から、コブ、オキノ耳、トマノ耳(右)です


   奥の院、エビの尻尾


   落ちないように足場を固めて、一ノ倉岳、茂倉岳


   エビの尻尾の間からトマノ耳


 戻って、トマノ耳からオキノ耳、一ノ倉岳、茂倉岳  画像クリック拡大

  
   トマノ耳からオキノ耳、一ノ倉岳、茂倉岳           雪が払われて山名が出てました

 13:02トマノ耳に戻る、誰もいないのにはビックリ、偶然かな。山頂で1時間ほど過ごし、眺望もゆっくり眺めた。雲が増えてきたことだし、そろそろ、山頂を後にしよう。

   万太郎山も霞んできたなあ

 下りは早い、スピードに乗って、時々立ち止って眺めても、13:08西黒尾根分岐点、13:15天神ザンゲ岩、13:27天狗の留り場。ここに居合わせた人が、「あっ、ねずみだ」、まさかと思ったがシャッターを切ったら写っていた。出来は良くないが、確かにねずみだ、オコジョではない。良く、ここの環境下で生きていけるものよ。人も真似事が出来たら、エネルギー問題、環境問題、深刻にならずに・・・・・。左にカーブして、13:48熊穴沢ノ頭避難小屋着。
  
 下りはラクチン、あっという間に西黒尾根分岐点        山頂を振り返れば、2名の人影

  
                    天神ザンゲ岩が見る見る大きくなっていく


  ザンゲ岩から俎ー、左奥に小出俣山


   同、オジカ沢の頭、奥に苗場山

  
 もう、天狗の留り岩はすぐ下に、前方に天神山&高倉山     天狗の留り岩手前に下山者一人


  ちょっと右寄りに歩いて、霧氷、俎ー&オジカ沢の頭


   霧氷もしっかりと、気温が低いのかな?


   振り返れば、下山者一人、静けさの雪原に

  
  天狗の留り場に近づいた                        居合わせた人が、「あっ、ねずみだ」


 ○印内拡大、かわいいねずみ、岩場を越え、雪庇の向こうへ消えた、こんな環境下で良く生きているものですね


 岩場付近から俎ー&オジカ沢の頭  画像クリック拡大


 下って鞍部から俎ー&オジカ沢の頭  画像クリック拡大


  同、俎ー&幕岩


 また、下って西黒尾根  画像クリック拡大

 時間の問題で、曇るかな、と思ったら、ザンゲ岩付近から青空が多くなって、写真には好都合。雪景色は陰影がきめて、多分写りが良いのでは。ここからは、天神峠の北側巻くルートを歩く。アップダウンは多少あるが、天神平まで、緩い下りだ。若干陽が傾いて、西黒尾根の雪面が輝いている。朝と比べて、クラックが進んだのか、ラクダの背あたりで目立つ。遠望はあまり良くなってないが、クッキリしてきた。天神平のちょっと北上のビューポイントから谷川岳を眺め、旅の終わりとする、14:39天神平着。
  
   熊穴沢ノ頭避難小屋                        谷川岳を振り返る


  少し登り返して俎ー〜谷川岳を振り返る   画像クリック拡大


  同、谷川岳


  同、西黒尾根ラクダノ背付近、朝日岳方面

  
                              小さいアップダウン


   西黒尾根ラクダノ背付近のクラック


   西黒尾根ラクダノ背付近のクラック

  
                    ブナ林を出たり入ったり、天神平が近づいた


  天神平のちょっと北上から谷川岳、朝日岳〜武尊山     画像クリック拡大


  同所から谷川岳


  同所から谷川岳


  同所から朝日岳方面

  
                           小さく上って下って天神平到着

 総所要時間は、5時間18分、まあまあ天気に恵まれたと思う。お陰様で、いい景色を見て、いい汗をかいた。西黒尾根の南斜面のクラックを見て、BCのいないのがわかった、雪崩を誘発しそうです。往路、避難小屋までは新雪が20cmほどあったが、その上は、表層が凍って硬く(クラスト)アイゼンのききは良く、急斜面でも歩きやすかった。帰路は、気温も差ほど上がらず、アイゼンがダンゴになることなく、下山できた。

   参考:同じようなコースで、この時期の山行 2014/3/4  2013/3/4 です。


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