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平標山
山行日
    2015年3月27日   晴れ   2名  

コース  概略図はこちら
    元橋駐車場(R17火打峠付近)→(岩魚沢林道)→シャダンキ→(ヤカイ沢の右手の尾根)→平標山
    →松手山→元橋駐車場

                                 【後編】はこちら

 「気圧配置は絶好、明日は良い天気になるぞ」、と茶を飲んでいたら、tomoさんからのTEL、「小出俣山、守門岳、平標山、谷川岳」への誘い、「23,24の新雪、天神平で85cmとか・・・」、「平標山に・・・」、で決まり。ワカンジキ&アイゼンを持って、出発する、6:11。トイレの横から抜けようとしたら高い雪、国道から回り込んで岩魚沢林道に入る。路肩の新雪が30-50cmと、ちょっと多い。6:28除雪終点からアイゼンにしようか、ワカンにしようか、様子を見ながら歩くと、沢沿いに歩き林道に上がっていた。ワカンをつけて、6:48橋を渡り、6:52シャダンキ付近から、ヤカイ沢の南尾根を歩き平標山山頂に向かう。
  
  元橋駐車場、除雪してあるが、トイレ脇は踏み跡なく、   道路を回り込んで、岩魚沢林道に入る

  
 別荘最奥まで除雪されている、様子を見ながら踏み跡を辿り沢沿いを歩き、ワカンをつけて林道へ

  
  橋を渡り、遮断機手前から                   まず、鉄塔目指し山間へ

 新雪に被われた林内、先を行くtomoさんは危なげな場所は注意してくれる、はまりそうな流れもあった。7:09、鉄塔まで行くと払われた雑木の間から松手山付近の尾根が朝日を浴びて輝いていた。張り出した雪庇は、今にでも落ちそうな感じ、各所に見える雪面の亀裂、春の訪れでしょう。急登が続き、7:38、見通しの良い尾根筋に出る。
  
                  深い新雪に流れを気にしつつ、急斜面を

  
           凍った下層に要注意、ブッシュをかき分け、1150m付近で鉄塔に出る


  鉄塔下から松手山付近の尾根


   雪庇が大分張り出し、雪面の亀裂も・・・


   苗場山も青空の下でご機嫌です

  
  鉄塔からも急登が続くが                ヤカイ沢左岸の見通しの良い尾根に出た

 ここからスイスイと雪庇の上を歩けると思った、がしかし、今日の尾根は甘くはなかった。表面の新雪は深い場所で70-80ありそうで、30cmは沈む。その下の層は凍っているようで硬い、1mは超えるだろう。日中は気温が上昇し、帰りの道を想像してしまう、8:25、標高点1432m着。

  ここから、雪庇歩きを楽しみながら山頂直下の登山道との合流点を目指す

  
     輝く雪庇を撮ってたら                   撮られてたんだ、マイッタネ

  
  新雪が30-60cm、下層は凍って硬い           踏み跡を振り返る、30cmほど沈んでいる




  振り返って遠望  画像クリック拡大    キワノ平ノ頭〜苗場山


 振り返って遠望  画像クリック拡大  三国山〜赤倉山


  苗場山


   左からキワノ平ノ頭、稲包山、西稲包山が鉄塔と重なっている


   三国山


   下層は新雪で被われ、あまり谷側は歩けない


   風紋

  
                      ワカンは沈むが、快適に雪庇を進む


   時々振り返っては遠望する、キワノ平ノ頭、稲包山方面


   苗場山

  
  「あの先が、標高点1432かな?」、「違うね、左へカーブして、・・・」、とGPSを見ながらtomoさんのANS


  小さい崩落が起きている

  
                            標高点1432到着です

 ブナの尾根越しに見える山頂は、まだまだ遠い。ここから雪庇上の雪は深く、様相を探りながらの雪庇歩き。浅そうな場所を選びながら、樹林帯に入ったり出たり、展望のきく場所は思いっきりスピードを落とし、雪庇歩きの醍醐味は味わいながら、上に、上に、進めました。

 標高点1432から登山道の合流点付近と目指す山頂  画像クリック拡大


   正面が平標山山頂付近かな?

  
                          辿ってきた雪庇を振り返る


   雪庇を振り返る、デッカイ足跡

  
                 ブナの樹林帯にそって緩やかに進む

  
  ところが、深くて思うように・・・                 笹の出ている所を・・・

  
   笹上を小木を漕ぎながらしばらく進むが・・・          ブナ林に入ったり、出たり

  
                   tomoさんの力強い足取りに後ろから・・・


   ブナ林に巨大生物の足跡を残す


  振り返えると、高度も上がって、八ヶ岳、浅間山を遠望する


    八ヶ岳


    富士山も見えた


  でも、まだまだ続く深い雪


    イヤー、見事な風紋


 キワノ平ノ頭〜苗場山  画像クリック拡大


    浅間山

9:28広々した雪庇の小ピークに出る。そこにやってきたのは、黒ラブを連れて谷側から上がってきたボーダー、跳ねまわる姿は素晴らしい、2歳というから馬力ののった齢だろう。力をかしてくれ、と言いたいところだが、一歩一歩汗して、雪見ハイクの楽しみが倍増するものだ。

  樹林帯を抜けて広々した空間に出た、雪庇の小ピーク


   「tomoさん、ワンコがいるよ」

  
       黒いワンコが雪庇の上を跳ね躍る         沢筋から上がってきたボーダーとバッタリ


 キワノ平ノ頭〜苗場山  画像クリック拡大


 山頂付近を見る  画像クリック拡大


   苗場山


   佐武流山


   白砂山


   浅間山

  
                          雪庇を一段ずつ上って行く


 さて、見上げるも山頂はまだ遠い、高木はなくなり、灌木がしばらく続き、低木帯(高山帯)へと入るようだ。先行者は、安全をみてか、樹林帯を抜けているようだ。我隊は、それではつまらない、来た甲斐がない、慎重に足元を確認しつつ、時々雪庇に踏み出す、いい景色を眺め、大満足する。10:42延々と続いた雪庇から抜け、平標山の家から山頂へ通じる登山道に出た、標高は1850m付近だろう。

   まだまだ続く雪庇を一望、この先は灌木に沿って、低木に沿って・・・

  
  怪しげな雪庇を避け灌木帯の中を進む          振り向けば先ほどの雪庇は下方に

  
                   でも、足場を確かめながら雪庇を眺め・・・

  
    大きな空洞が狙っている                  足元に要注意

       
       でも、前に出て・・・、いい光景だ


   ワンコと会った雪庇は下の下、遠くに浅間山


   雪庇を眺め、楽しみ・・・、


  雪庇、登山道に接近しました


   雪庇、右は大源太山

  
                           灌木を漕ぎ、低木帯に

  
          低木の間を、イチイ、シャクナゲ、ミネザクラ、ヨウラクなどなど


   こんな所も乗り越えて


   こんな所も踏み込んで


 立ち止っては遠望する  画像クリック拡大   大源太山〜苗場山


   八ヶ岳


   浅間山


   白砂山


   佐武流山


   キレイ、ダケカンバの雪上根(影)としておきましょうか

  
                        もう、そろそろかな?

  
                        まだ、あるんだよ、平坦になるまで・・・・


  大源太山〜苗場山 画像クリック拡大


   奥に赤城山、子持山、小野子山、榛名山、手前に大源太山

  
                          合流点まであと一息

  
                         勾配も、気持ち、緩くなって

  
 1850m付近の登山道との合流点に出ました、右奥に山頂も見えてます   標高差で150mほどです

        使用した画像の中で、私の写っているものは、tomoさんのご提供です。

   【後編】はこちら



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