【後編】        前編へ

 休憩して、もう一度山頂へ、と言っても30mほどの距離、青空が広がって一段と素晴らしい眺望だ。しかし、遠望する山並みは、姿を見せてくれない。多分、二人のために、武尊山周辺だけ雲を吹き飛ばしてくれたのだろう、ありがたや、ありがたや。

 一旦、山頂から少し引き返しながら・・・   画像クリック拡大  青空に映える峰々


 同、中央が獅子ケ鼻山山頂   画像クリック拡大   青空に映える峰々

  
 吹き溜まりの窪地で休憩、赤城山を遠望              同、辿ってきた尾根筋と玉原湖

  
                               再び山頂へ


 獅子ケ鼻山山頂からの眺望   画像クリック拡大


  獅子ケ鼻山山頂からの眺望を目に焼き付け帰路につく   画像クリック拡大

 あとに続く人影は雪庇上には見えない、心残りはあるが腰を上げる。絶景を振り返りながら、霧氷を観賞しながら、止まり、止まり、下山する。12:28岩場の巻道に入る。tomoさんは、ピンクのテープを、あと来る方が迷わないようにと、木々にしばりつける。
  
  北斜面の霧氷を観賞しながら下る、上越の山の雲は動きそうもない

 【霧氷観賞】







    尾根の先端左に玉原湖


   気温が上がっていると思うが、斜面の霧氷は頑張っている

  
                         これぞ楽しい、雪庇歩き






   山頂部を振り返る

  
                霧氷はきれいだし、青空のもと、ラクチン、ラクチン


   山頂部を振り返る


    山頂部を振り返る   画像クリック拡大  青空にくっきりと

  
                       あっという間、巻いた岩場に接近しました





  
  大きなダケカンバの手前から樹林帯に入ります        往路引っ張り上げてもらった穴

  
  tomoさんは、あとの方が安全に通過出来るように、ピンクのテープを付けました

  
   上りの方の入口の目印です                    岩場の直前で左に入ります

 山頂部を振り返りながら、往路と同じような写真を狙う、青空の分だけ良いのが撮れるかな、自己満足なのだが。足に疲労がたまったのだろうか、P(1710)山頂付近で、左大腿がつってしまった。我慢の数分、カメラを向けて時間稼ぎ、回復を待つ。早めの処置が幸いしたのか、その後は何とか耐えた、13:31P(1710)、雪面は多少緩んだが、アイゼンもダンゴにならず、14:23鹿俣山、tomoさんより駐車場までのルートを聞いて、14:32リフト最上段着。。

   雪庇を乗り越えながらP(1710)に向かう 


  振り向けば険しい山頂部、振り返りながら下る

  
              もう、ルートは安心               上越の雲、駄目か?


 獅子ケ鼻山を振り返る   画像クリック拡大


  獅子ケ鼻山を振り返る   画像クリック拡大


  獅子ケ鼻山を振り返る   画像クリック拡大


 おお、絶景、P(1710)が見えた


  獅子ケ鼻山を振り返る  画像クリック拡大


 上越の山にかかった雲は動かない、山座同定不   画像クリック拡大


  獅子ケ鼻山を振り返る


   獅子ケ鼻山を振り返る   画像クリック拡大

  
  「もう少し、前に出られる?」、「大丈夫、大丈夫・・・」       ここで止めておきました


     P(1710)に近づいてきました、


 一帯の霧氷は消えてしまいました


  武尊山、獅子ケ鼻山、剣ケ峰山がそろって見えます


  また下って、鞍部付近です、


     様相がガラッと変わりました 


 獅子ケ鼻山を振り返りながらP(1710)へ   画像クリック拡大


  P(1710)付近で大腿がつっちゃって、写真を撮って回復を待ちました


 P(1710)から剣ケ峰山


 P(1710)から獅子ケ鼻山


 P(1710)から武尊山


 P(1710)から下って振り向く、 P(1710)も白いなあ

  
  霧氷のカケラ                             次は鹿俣山へ


   雪庇を上ってます


    先ほど通過したP(1710)を振り返ります

  
                    小さなアップダウンが連続します

       
                             青空をバックに大きな亀裂

  
                        鹿俣山へ続くトレース、新しい跡も増えたよう


   雪庇の崩落


    形成→崩落→降雪→崩落を繰り返し春を迎えるのでしょう


   大分、下ってきました、獅子ケ鼻山を振り返る


  獅子ケ鼻山を振り返る


 獅子ケ鼻山を振り返る   画像クリック拡大


  絵になってますねぇ、背中が笑ってますよ

  
    鹿俣山まで戻りました                     ここまで下ると、玉原湖が近いです

  
 先方に見える小ピークまで行き、ブナ平経由で下るそうです   今朝、ここから山中に入りました

 ここから、真っ直ぐ緩やかに上り返して、14:41小ピークへ。ここからゲレンデに沿って下り、緩やかになった場所で、ワカンに履き替え、15:05ダブルストックでブナの森に入る。ブナの森は、面積の大小、地形の相違、多々歩いているが、ここは起伏が小さい、今の時期、単調と言えば単調、案内者がいるか、GPSでも持たないと、出られなくなってしまうのでは。スノーシュー等のトレースも沢山あるが、肝心の行き先が書いてない。我隊の隊長は、歩きなれた森かも知れないが、GPSで案内してくれた。16:02道路へ、ショートカットして16:18ゲレンデへ、もう1回ショートカットして、16:23路上へ、そこは駐車点と目と鼻の先、16:29出発点に無事戻る。
  
                       緩やかに下って、少々上ります


   小ピークから振り返ると、獅子ケ鼻山と剣ケ峰山が光ってました

  
                「ここをゲレンデに沿って下り、・・・」、tomoさんの丁寧な説明

  
        大きな階段状の斜面を数か所、           ゲレンデすれすれに下って

  
                   緩やかになった所で、ワカンに履き替えました

  
  ワカン&ダブルストックでブナの森を下ります、単調なようですが、私には新鮮味がありました


  大きなブナを見上げらり

      
       太さのそろった高木の林立、いいですね


 森を見渡したり   画像クリック拡大

  
  樹林越しに山を眺めたり、森の中は起伏があり、路上歩きと比べたら別な楽しみが・・・・・

  
   奥に尼ケ禿山、だそうです                   常緑樹、落葉樹の混生林を抜けて

  
  道路にでました、ここは広場があってバス停があるとか     道路を歩かず、ショートカットして

  
   ゲレンデに、さらに小さいショートカットして          道路へ、ここでワカンを外し

  
   舗装道路を少々歩くと                       愛車が待ってました

 総所要時間は、8時間53分、たっぷり良く遊んだ山歩きでした。群馬・新潟県境は雲に覆われ、山並みを見るのはイマイチだったが、ゆっくり歩いたので、武尊山周辺は青空が広がり、倍楽しめた感じだ。今の季節の、前回の武尊山、今回の獅子ケ鼻山の雪山ハイクは、“素晴らしい”の一語に尽きる。天候を読み、コースが読めれば、「こんな素晴らしい山、群馬にあったっけ」となる。2012/4/9にほぼ同コースを単独で歩いているが、雪の量、雪庇の壊れ方等は全く異なったと思う、それだけ難易度は高いのかも。あれから3年、今回は厳冬期、歩き慣れたtomoさんの案内、これが一番の安心材料、いつまでも歩き続けたいものよ。

 付記:私の写っている写真22枚とコース概略図はtomoさん提供です

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