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白砂山・八間山
山行日
    2014年10月30日   晴れ   2名  

コース 概略図はこちら
    白砂山登山口P→地蔵峠→堂岩山→八間山分岐→白砂山→八間山分岐→八間山→池の峠駐車場→白砂山登山口P

先日24日、大源太山を一緒に歩いた府中の友と、白砂山を目指した。登山口まで渋川から80km強ある。高速まで入れて、出発するまでに約3時間かかりそうだ。夜明けの道は、皆一生懸命走る、長野原からR405に入ると、前後に車がなくなって、意外に早く到着、冬並みに着込んで出発する、6:22。4、5cmに成長した霜柱、ガサッ、ガサッ、といいリズムをとってくれる。6:34ハンノキ沢を渡るといよいよ上りにかかる、ジグザグに蛇行し一汗かくと、秋山郷への分岐点、地蔵峠に出る、7:00-7:06。氷点下の着こなしで望んだが、背中がビッショリ。地蔵尊に一礼、辿ったことない秋山郷へ、いつかこの足で踏み跡を残したい。
  
  白砂山登山口道路沿いの駐車スペース               三壁山の朝焼け

  
  ちょっと進むと後方左下にP&WCが見える           ザクザク霜柱を踏みながら進む

  
 下って、ハンノキ沢を渡ると                     徐々に勾配を増す

  
  先日の雪の残り                         一汗かいて地蔵峠着

  
  左へ入ると秋山郷へ通じる(未踏です)             峠の右上にひっそりと地蔵尊?

 地蔵峠から徐々に勾配を増していく、先日の雪も高度とともに増える傾向、7:33シラビソの尾根を通過、振り返る西の山並に、目を奪われる、一見やさしそうな山容、近頃、地底のマグマが機嫌悪そうだ。怒るなよ自然、万物よ、大地の恵みに感謝しよう、8:14水場。南側の樹間から覗き見すれば、枯れ野と化した草津志賀の山々、もうすぐ白いマントを纏うだろう、冬来たり、足元まで。
  
 峠から40,50m上がると尾根筋に出る、野反湖&浅間山展望    シラビソ&雑木の路、展望なし

  
  しばらく緩やかに                          シラビソ尾根、登山口2.3km、堂岩山2.0km

  
                           勾配を増す、日陰に雪が薄っすら


   振り向けば横手山方面の山並


   左が本白根山と白根山、右が横手山


   白根山

  
  シラビソの森を上がり、緩やかになると                水場の道標


  南側の展望あり、野反湖と浅間山〜白根山


   山は冬枯れ、本白根山、白根山、手前エビ山

 ここから堂岩山まで標高差で200mほど、苔むした樹床にゴゼンタチバナ、イワウチワ、ミツバオウレンが冬の眠りに入ろうとしている。小動物は、今頃はどうしているだろう、テン(?)かな、糞がアチラコチラに、クロサンショウウオの棲みかどこかな。友の足は微笑みながら土を巻き上げる、地表が踊る、勾配が緩やかになると間もなく堂岩山山頂到着、8:44。
  
                           再びシラビソの森、日陰には雪が・・・・

  
                          U字の道をちょっぴり急登


    緩やかになれば堂岩山山頂間近、振り向けば樹間に岩菅山


   枝間から横手山、笠ケ岳が目立つ

  
   堂岩山山頂                               左奥に真っ白な山並、何処かな?

 後方には、岩菅山、左には真っ白い山並を目にする、北アルプスだろう、どこかな? 前方には目指す白砂山、どでかく鎮座する、めぐるパノラマは好天の恵み、おお、バンザイ、ハイマツよ、冬枯れのチシマザクラよ、葉を反り返したシャクナゲよ、半分雪に埋もれたコケモモよ、この雄大な景色を楽しもう、8:58八間山分岐点、9:21猟師の頭、折角上った小ピーク、もったいないけど下って、9:37金沢レリーフ。

  東方向に目指す白砂山


 堂岩山山頂付近から東〜南方向の展望  画像クリック拡大    白砂山〜榛名山


  同、日光白根山、皇海山方面、袈裟丸連峰


  同、赤城山、子持山、小野子山


 同、榛名山


  同、富士山遠望


  同、富士山遠望

  
 一段下って、八間山分岐点、帰路予定               白砂山を右に左に、の尾根歩き、360度の展望


 尾根からの眺望  画像クリック拡大   八十三山〜白砂山〜日光白根山

  
                             足元はちょっぴり雪の道


   浅間山、八ヶ岳が堂岩山左に現れる、手前が八間山


 振り向けば堂岩山、八十三山、佐武流山  画像クリック拡大

【尾根筋の展望】

  堂岩山&八間山、八ヶ岳、浅間山遠望


 八ヶ岳、浅間山遠望


   北アルプスがちょこっと顔を出す


   鑓ケ岳


   鹿島槍ヶ岳と剱岳


    佐武流山(左)、真ん中に苗場山

  
   中間のピーク、猟師の頭                     「折角上がったのに・・・」


  佐武流山の左に遠く水平線、その左に鳥甲山


     佐武流山と右に苗場山

  
                         尾根の北側、若干下を巻く

  
     雪道を進んで                         展望の良い岩場に金沢レリーフ

 尾根筋の展望を楽しみながら、雪を踏み、汗ばんだ頬に風を感じ、2000mの高度感にひたる。「素晴しい!」を連発する友、こんな澄み切った空には滅多に会えない、ホントにラッキーなことだ、これだけ道々を楽しみながら歩いていて、後から接近する様子はない、見通してもそよ風に揺らぐ小枝ちゃんぐらい、山頂手前で、岩に寄りかかりキュウケイ15分、フル4WDというところかな、一気に白砂山山頂を踏む、10:25-10:56。

【尾根筋の展望】

  岩場の展望 画像クリック拡大 赤城山〜八十三山


  奥から八ヶ岳、浅間山、八間山付近


    北アルプス遠望、が岩菅山右


   寺子屋峰の左に鹿島槍ヶ岳と剱岳


   画像クリック拡大     小野子山〜八十三山

  
                               白砂山直下の登り

 絶景に吸い込まれ、ザックを背負ったまま、北方向にブッシュを漕ぐ。北東方向になるかな、越後三山の左奥に真っ白い山並が微かに見える。「はて、どこかな? 飯豊連峰じゃないか、・・・・・」、会津ではないだろう。ほぼ納得できて、戻って木片に腰を降ろし休憩、「お疲れ様でした」、ちょっとお疲れ様は早いかな、予定の半分歩いてないのだ。奥秩父の山並から顔を出す富士山、浅間山周辺の山、草津・志賀、佐武流山・苗場山、飯豊連峰を遠望、越後三山、谷川連峰、燧ケ岳&至仏山、武尊山、日光連山、袈裟丸連峰、赤城山、榛名山、と360度の展望、2名様貸切の山頂、2,3時間居たいところだが、そう長くはいられない、八間山への道を見通し、去りがたき山頂を後にする。
  
   白砂山山頂                             何やら沢山メモってました

【白砂山山頂の眺望】

   画像クリック拡大 白山〜景鶴山


   画像クリック拡大   平ケ岳〜至仏山


   画像クリック拡大   小野子山〜岩菅山


   画像クリック拡大   赤牛岳〜岩菅山


  以下13枚、画像は左回り、岩菅山、裏岩菅山


  岩菅山、寺小屋峰、北アルプス遠望


    奥から四阿山&根子岳、本白根山&白根山&横手山、手前が堂岩山


   奥から八ヶ岳、浅間山〜湯ノ丸山、手前が八間山


   富士山遠望


  榛名山


    赤城山、子持山、小野子山


   武尊山、日光白根山、男体山、皇海山、袈裟丸連峰、赤城山


   谷川岳、燧ケ岳、至仏山、武尊山、日光白根山


   平ケ岳、景鶴山、燧ケ岳、至仏山、手前に谷川連峰


   苗場山、右奥に越後三山


   鳥甲山、佐武流山、苗場山


      鳥甲山、佐武流山、


 八間山への道  画像クリック拡大 奥は浅間山付近、その手前に本白根山〜岩菅山


 同、 八間山への道

 堂岩分岐点まで、往路と同じようなCT、雪解け、霜解けを心配したが、大きくぬかることはなかった。時々白砂山を振り返りながら、11:29金沢レリーフ、11:47猟師の頭、12:08八間山分岐点着。まだ今日は誰にも会ってない、二人だけの白砂山、時間的には、日没前下山を考えると、まだ若干あるが、季節がら、もう誰も来ないだろう、もったいない白砂山だ。
  
                              下って上って、帰り道

  
                              白砂山を振り返る

  
                              登り返して、猟師の頭

  
                         八間山への分岐点が見えた


 白砂山を振り返る  画像クリック拡大


 分岐点から白砂山を振り返る

 分岐点から南下、ゆったりした尾根伝いに進む。歩き易いとみていたこの道、刈り込んだばかりの笹がイタズラする、滑る、凹部に溜まり足首にくる、気をつけなくっちゃ、12:30-12:46中尾根の頭、昼食。この先で、150mほど下って、100mほど登り返す、体力的に疲れを感じる道だ、であるが、振り返り見る、くっきりした白砂山の風景がこんな時には有効だ、気分の安定剤となろう、13:28黒渋の頭。
  
                          八間山を目指して南下


 白砂山を振り返る、中尾根の頭付近  画像クリック拡大

  
        中尾根の頭                        アップダウンを繰り返し、左奥が八間山


 まだまだ続く八間山への道  画像クリック拡大


  大分遠のいた白砂山 画像クリック拡大


  黒渋の頭付近から白砂山 画像クリック拡大

  
    黒渋の頭                         左下の谷、白砂川上流はカラマツの紅葉が見頃

 ここで、あと一息と思うのは早すぎる、まだ小さいピークが3つ、4つあるからだ。標高差は小さいが、まだか、まだか、で疲れた体の足を引っ張る。今の季節、紅葉は終わり、ただ八間山の山頂が目標になってしまう。花の季節なら、一帯には、シラネアオイ、ミヤマカタバミ、サラサドウダンなど入り乱れて咲く尾根である、やっと八間山に着いた、13:59−14:14。
  
                       黒渋の頭から3つ、4つ小ピークを越える


 ぐるっと歩いて来たんだ、白砂山〜八間山  画像クリック拡大


   八間山山頂直下


   岩菅山を笹越しに、


    鳥甲山を遠望すれば、

  
                                 八間山山頂着


  八間山山頂 画像クリック拡大 白砂山〜浅間山

 富士山、長時間姿を見せていたが、今の時間になると、雲がかかってしまった、光線の具合も影響しているだろう。岩菅山、鳥甲山を眺めながら、最後の休憩。とうとう、この山行で他の人と会うことはなかった。山頂を後に、出発地点への下り、14:47野反湖見晴、15:03茅の尾根、緩やかに高度を下げていくこのルート、初心者には良いだろう。湖面を見ながら、国道に出る、15:09。路上をテクテク、15:21出発点の駐車場に戻る。
  
   八間山の山頂を後に                       ちょっとぬかるんだ道を下る


   眼下に野反湖を見て、緩やかな道を下る

  
         道路へあと1km                         傾いた日差しが湖面に反射して眩しい

  
                          樺の白さが美しい緩やかな道

  
                            ほどなく登山口に出て、

  
        道路を下って                       終着、ポツンと待つ車

 総所要時間は、8時間59分、紅葉は終わってしまったが、一日中好天に恵まれた、サイコーの山歩きだった。私も白砂山は10回ほどになるかな、でもこれほど良く晴れ渡り、遠望できたのは初めてだった。1000m以下の紅葉が沿道で見頃、車窓から眺め、山の不足分を補おう。



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