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仙人ケ岳
山行日
    2014年11月28日   曇り一時晴れ   単独  

コース 概略図はこちら
    叶花不動尊→白葉バス停→白葉峠→高萩山→小友沢ノ頭→鷹ノ巣沢→荒倉山→仙人ケ岳→熊ノ分岐→知の岳
    →宗の岳→維の岳→猪子岳→猪子峠→深高山→石尊山→叶花不動尊

                                        本山行の紅葉編はこちらです。

 上越の山でも歩こうかと準備していたら、昨日になり曇天の予報、駄目か仕方ない、急遽、今春大きな山火事のあった仙人ケ岳を一回り歩くことにした、7:10不動尊前出発、7:21白葉バス停、7:42白葉峠。
  
  叶花不動尊、前に数台の駐車スペースあり         県道218を北方向に、白葉バス停で左折、峠へ向かう

  
  白葉峠へ向かう道                         道端の石仏、祠あり

  
   白葉峠、左手に祠                       右手の法面、トラロープを伝って尾根に取り付く

 標識、テープが存在するが、ブッシュの中を一直線に上がって行くようなもの、山頂直下の勾配はキツイ、おまけに山火事の跡とあって、木はよく見ないとつかまれない、8:03高萩山。
  
    西側(群馬県)は伐採され晴れていれば眺望が良い     尾根の所々に手製の道標あり

  
   山火事の跡も色濃く                        高萩山山頂

 下って県境尾根を進む、桧林をかすめ、桧と雑木の間をしばらく進む。この春の大きな山火事の跡に出る。尾根道は小さなアップダウンを繰り返すが、徐々に焼跡は色濃くなっていく、無残な光景に言葉なし、8:59一色展望台分岐、9:13鷹ノ巣沢、9:27荒倉山。
  
 高萩山山頂から湯殿山方向を望む                   県境に沿った尾根道

  
  桧林に入り                                 雑木林の間を進む

  
          P399を通り                            北東方向に進む

  
                     この春の山火事跡が生々しく

  
                     桧はちょっと焼かれた程度でも枯れていた

  
                             一色展望台分岐を過ぎると

  
                       右手下は大きく伐採中、どんな木を植えるのかな

  
                         この辺の稜線はほとんど消失

 荒倉山から北方向に細い尾根を辿る、ここもひどい、高温にさらされたのか、岩まで変色してガレている。こうなると、なかなか再生が難しいのではないだろうか、9:38前仙人ケ岳分岐。ここから東方向に向きが変わり、途中の岩場に良く写真を撮ったマンサクの木があったが、一帯は黒焦げて判別がつかない。小ピークを巻いたり越えたりして、仙人ケ岳着、9:55-10:06。
  
                              表土の流出が心配

  
     北方向に進み                           前仙人ケ岳分岐点

  
   連続する岩場を越えたり巻いたりして             仙人ケ岳山頂着

 山頂部一帯の紅葉は終わり冬枯れ、春の山火事で、山頂の標識は消失しなかったが、数mの処まで火の手が及んだ形跡があった、東南の谷側は黒焦げていた。この辺が予定コースの半分かな、まだ誰にも会ってない、ウイークデー、曇天、山火事の跡とあっては、歩く人もいないか。山頂を後に、北方向に進み、赤雪山へのルートを分ける、と一人、また一人・・・出会う。この先も山火事の跡で、まだ黒焦げの木々が林立している、一部朽ちて倒れた形跡があり、強風時は注意を要す。焼け跡の向こうに見える晩期の紅葉、これもまた、不思議な光景、赤松の幼木は順調に育っている、立ち枯れの木と入れ替わる日を期待しよう、10:30熊の分岐、10:43知の岳。
  
   北方向に進み赤雪山方面の分岐点                尾根筋は紅葉真っ盛り


    アブラツツジの紅葉

  
                                 黄、赤、ブチと色々


                 ここも山火事跡、赤松の幼木は順調に育っている、奥は紅葉

  
  一帯は強風の時は通行注意                        熊の分岐、尾根伝いに進む

  
   知の岳付近から松田湖                       進む猪子岳方向

 ここまで来ると、山火事の跡は目立たなくなる、登り返して知の岳を振り返ると、東側に大きく露出した岩が見える。こうなってしまうと、再生は難しいだろう、10:55宗の岳。ここからしばらく、尾根筋のアブラツツジが美しい、色とりどり、薄日の洩れる天気に回復しつつあった。11:12犬帰り巻道分岐、鎖場を降りて、11:20巻道に合流、11:23維の岳、11:40猪子岳。

 宗の岳付近から知の岳東斜面、一帯は山火事跡、岩が露出した場所は草木生えず

  
    登り返して                             宗の岳

  
                この辺からアブラツツジの真っ赤な紅葉が岩場を飾る

  
   犬帰りの巻道分岐                        奥が向かう深高山、石尊山の尾根

  
                                鎖場の前後

  
   上がって維の岳                        維の岳付近から猪子岳方向を望む

  
   猪子岳                              猪子岳の眼下に松田湖

 高度も下がり、ちょっと奥にミズナラの紅葉が目に入る、猪子峠に曲がる角で小休止、11:55-12:07。枝間から眺める次のピーク深高山、山頂部は紅葉が終わり櫛のようだが、下の方はきれいだ。下って、12:23猪子峠、少々登り返して、12:35粟谷町からのコースと合流、緩やかに桧林を進む。急な義木の階段を上がり、露岩の点々尾根を進み、トラロープの張られた急斜面を直登する、間もなく深高山到着、12:56。薄日のもれるゆったりした尾根、小さいアップダウンが4,5つ連続する、13:15湯殿山分岐点、13:21石尊山。
  
  小さなアップダウンをして東の角                枝間に深高山

  
   南方向に下って、猪子峠                   いよいよ深高山に向かう


   鉄塔付近で青空が・・・


   深高山も下の方はまだまだ紅葉が・・・


    アブラツツジも残ってました

  
   急な階段を上がり                         露岩の尾根へ

  
   露岩の尾根の紅葉は終盤                    トラロープを伝って

  
    深高山山頂着                          山頂から石尊山方向

  
                紅葉のほとんど終わったゆったりした尾根道


   陽だまりに残るアブラツツジ


   鮮やかな赤色

  
  湯殿山への分岐点を過ぎれば、                 石尊山山頂

 すっかり葉の落ちた雑木林、チラリと西の往路に歩いた山並み、本山行もいよいよ終盤に入る、緩やかに進んで、13:26奥の院の上、ベンチのあるお休み所だ。ここから西方向に岩尾根を下る。岩盤の上で歩いた山並みを見渡す、ぐるっとなかなか長いコースだった、標高差約1300m、黒焦げの道はいただけないが・・・。13:40桧の林に入り、13:54叶花不動尊着、山行は終わった。
  
   ちょっと進むと                         ベンチのあるお休み所、ここから西方向に岩尾根を下る


 辿って来た白葉峠から仙人ケ岳の尾根筋を眺め、  画像クリック拡大

  
                                  露岩の道を下れば

  
   ここにもベンチを備えたお休み所、            尾根を離れて桧の林へ

  
    急坂を下れば                         出発点の叶花不動尊へ戻る

 総所要時間は、6時間44分、晩期の紅葉はきれいだったが、その前に立ち枯れの木、、何とも不釣り合いだった。

   本山行の紅葉編はこちらです。



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