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黒檜山
山行日
    2015年2月19日   晴れ   単独  

コース
    おのこ駐車場→駒ケ岳・黒檜山登山口→駒ケ岳→黒檜山→猫岩→黒檜山登山口→おのこ駐車場

 今日は24節季の雨水、日増しに暖かさを感じる季節なんですね。昨日通過した湾岸低気圧は、平野部に雨を、山間部に雪を降らせた。風の予報が気になるが、赤城山に向かって走らせる、前橋に入る手前で工事用の信号停止、車窓から新雪に被われた赤城山を眺める。黒檜山にはちょっと雲が残っているが間もなくとれよう。テカテカ、ツルツルの県道4号線を走ると、新坂平の温度表示が−6℃、おのこ駐車場を吹き抜ける風は雪を舞い上げ、頬を刺した。

 輝く赤城山、左から鍋割山、荒山、地蔵岳、長七郎山、駒ヶ岳、少し雲の被った黒檜山   画像クリック拡大

  
   県道4号線、標高1200m付近                   −6℃、新坂平付近

 10本アイゼンとピッケル、キャップをかぶり左回りで黒檜山を一周の予定である、8:10おのこ駐車場出発。先客は黒檜山登山口から入られたようだ、8:12路肩の雪を乗り越えて雪道に入る。前日までのトレースは一部残っているだけだった、構造物や紐等目印がありルートには問題なし、適当にショートカットしながら、新雪20-40cmを踏みしめ上って行く。時々、吹き上げる雪に顔をそらし、でも気温は上がっているのだろうか、汗を拭きながら稜線を目指す、8:36下の階段、9:11上の階段、9:19ベンチのある(雪の下)尾根に出た。ここからは樹林を避けて、東側の雪面を緩やかに進む、振り返りながら見渡す展望は素晴らしい、9:35関東ふれあいの道石柱がある小ピーク。
  
   駐車場から黒媚山を見上げる、おお、雪景色を期待できるな

  
  駒ヶ岳・黒檜山登山口                      一部前日までのトレースが残っていた


   コースから地蔵岳、浅香嶺の右に富士山が、


  ズームアップで富士山

  
                        何となく、積雪の道を辿りながら

  
   吹き上げる雪、光線が当たってきれいですよ          富士山が、また枝間に

  
                       上の階段、脇を上がった方がラクでしょう

  
   周辺の斜面は霧氷                         雪面を直登して尾根に出る


   尾根出合いから地蔵岳&荒山


  同、東方向に、先日歩いた筑波山

  
  雪面を進み、“関東ふれあいの道”石柱のある小ピークへ     足跡を振り返る


   雪庇から小地蔵岳、長七郎山、富士山遠望


    富士山、手前左は雲取山、右は飛龍山


   同、荒山&地蔵岳、右に浅間山遠望


  浅間山をズームアップ


 長七郎山〜地蔵岳  画像クリック拡大

 小ピークから北側に進むと駒ヶ岳、黒檜山が視界に入る。今の季節、ここから駒ヶ岳山頂まで、東側が急激に落ちる複雑な尾根に沿って、張り出す雪庇の造形美が美しい。足元を突っついて、恐る恐る一歩出て、また一歩、落ちたら這い上がれない崖っぷちである。いつの間にか後方から男性が接近、追い抜いて行った、9:56駒ヶ岳着。

  小ピーク北側に黒檜山&駒ヶ岳、張り出した雪庇、樹林に沿ってトレースが


 黒檜山&駒ヶ岳、右奥に袈裟丸連峰  画像クリック拡大

 【雪庇を眺めながら駒ヶ岳へ】

   駒ヶ岳、奥に袈裟丸山


    袈裟丸山と左奥に男体山


   吹き抜ける強風に舞い上がる雪


   吹き抜ける強風に舞い上がる雪


   吹き抜ける強風に舞い上がる雪


   吹き抜ける強風に吹き出す雪


  美しい雪庇の風紋、奥に袈裟丸山


  正面が駒ヶ岳山頂


   山頂手前に張り出した雪庇 


   山頂南側の雪庇




  吹き抜ける風と雪、描かれた風紋が美しい

  
                               駒ヶ岳山頂


   山頂南に張り出した雪庇、長七郎山&地蔵岳、富士山遠望


   山頂南に張り出した雪庇、長七郎山&地蔵岳、富士山遠望、舞い上がる雪


   浅間山、鈴ケ岳&大沼、山頂から西側の眺望


      浅間山をズームアップ


   草津方面の山並、山頂から西側の眺望

 山頂の眺望もほどほどに、北側へ下る。夏道の木段は雪の下、雪は締まって歩き易い、新雪の大タルミ、次の小ピークを越え、黒檜山への登り返しにかかるまで、大きな吹き溜まりが出来、往生する場所だ。下層の雪も締まり、今の時間なら、どこを歩いても悩むことはない、10:11大タルミ。大タルミで下山者1名、登り返して、10:18小ピーク通過、下山者2名、+点々と。舞い散る霧氷の残骸、首に、耳の中まで入りこむ。ツツジの低木帯を抜け、10:54花見ケ原コースと合流、10:56黒檜大神、10:59猫岩方面からの道を合わせ、黒檜山山頂着、11:03-11:33。
  
                          大タルミへの下り

  
  大タルミ、左が黒檜山、右が小ピーク                大タルミの道標

  
   下り一番の方                            小ピークから黒檜山

  
                   トレースもバッチリついている黒檜山斜面
      

   小ピークの鞍部、ここから最後の上り


   駒ヶ岳を振り返る


   霧氷の樹林


   強い風で舞い散る雪


    山頂へ着くまでもつかな


   霧氷と地蔵岳


    霧氷と長七郎山


     富士山遠望


 長七郎山&地蔵岳  画像クリック拡大


  長七郎山&地蔵岳  画像クリック拡大

  
  花見ケ原コースと合流                       ちょっと進めば

  
                                黒檜大神


  突風が襲う、巻き上がる雪、飛び散る霧氷

  
  猫岩方面からの道を合わせ                    緩やかな道を進めば

  
        黒檜山山頂着

 上空は意外に雲が多く、景色はクッキリとはいかない、強風に壊された雪の造形美、北側のビューポイントまで進み、良さそうな被写体をカメラに。風は止む気配はないが、寒さは感じない。上越の方から流れてくる真っ黒い雲が、山並みの山頂部にたなびき、日差しを遮る。ポツポツやってくるハイカーは、雪景色を堪能しているようだった、そろそろ山頂を後にする。

 【武尊山〜袈裟丸山を背景に、黒檜山の雪景色】





















   画像クリック拡大


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 【浅間山を背景に黒檜山の雪景色】





 分岐点に戻って、猫岩への尾根を下る。石だらけ、岩だらけの夏道と違い、雪道は歩きやすい。これから向かう登山者も点々と、すっかり叩かれてしまった雪景色、背景に地蔵岳、大沼、赤城神社、合うものがない、12:05猫岩、12:12登山口、アイゼンを外し、シャーペット状になった道路を歩き、12:28おのこ駐車場へ。振り向けば、真っ白だった朝見た黒檜山は何処へ。
  
   急坂を下る                       ものたりないなあ、地蔵岳を背景に冬枯れの樹林

  
                      山頂へ向かう登山者が点々と


       着雪も叩かれて、


   残る雪塊、美とは遠く


   雪庇越しに地蔵岳&大沼


    雪庇越しに地蔵岳&大沼

  
    次々に、・・・                             V字の道も歩きやすいですよ

  
     尾根道を下って                          猫岩へ

  
                         斜面を辿って、黒檜山登山口へ

 総所要時間は、4時間18分、風を恨んでも仕方ない、逆回りだったらと反省しても仕方ない、駒ヶ岳までは楽しめたから良しとしよう。

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